第25話 下弦の月
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「健。改めて言おう。私はお前を、我がもとに迎え入れたい」
ブラックインパルスは、座り込んだ息子の瞳を見下ろして、そう言った。はるか昔の、若い頃の自分に瓜二つの顔がそこにあった。
「たしかに三次元侵攻という我々の計画は停滞気味だ。だが我が帝国の国力はこの程度ではない。この世界は所詮、スパイダルの統治下に置かれる。そうなったとき、お前達、OZの関係者がどうなるか考えてみるがいい」

黒羽はまじまじとブラックインパルスを見上げた。そして無言で首を振った。
「‥‥健‥‥。お前の気持ちはわかる。その性格では仲間を裏切るのは辛かろう‥‥‥。だが私は、お前をむざむざと死なせたくはない」
「‥‥‥お前さん、本当にモノがわかってねえな‥‥‥‥」
黒羽が低い声で呟いた。
「あんた、今回の侵攻の責任者だって言ったな‥‥。‥‥一年半前、あのロボット野郎に命じてOZの研究所を爆撃させたのも、今までさんざっぱらわけのわからん怪物を送り込んできたのも、全部、お前さんの指示なんだろう?」

黒羽の瞳にはすでに揺らぎがない。射るような光を帯びてかつて父親であった存在を見据えている。
「オレは‥‥。自分の欲望のために、他人の自由を奪い、踏みにじるような輩が一番嫌いでね。そいつがたまたま血縁かどうかなんぞ、知ったこっちゃねえ!」
黒羽は肩に置かれた手をざっと払うと立ち上がった。
「甘く見るなよ。世の中な、親子だって言やぁなんでも通ると思ったら大間違いだ!」

言い終わらぬうちに黒羽は手を伸した。ブラックインパルスが持っているリーブレスをなんとしても取り戻さねばならなかった。だが、異界の男の動きは速かった。空いている右手で黒羽の左手首を掴むと外側に捻る。手首を砕かれそうなその握力に、黒羽の顔が歪んだ。
「不幸にも私の力までは受け継がなかったようだな」
ブラックインパルスがリーブレスを持ったままの左手で、相手の右前腕をごく軽く打った。あの時の手応えと地球人の快復力からして、傷は完治していないと読んでいた。黒羽が呻き声をあげ、右手を庇うように前に屈み込む。黒い鎧は掴んでいた手をぐんと突き放した。

「あ‥‥あんたの力なんざ‥‥いらねえ。ゴメン被る! オレは、この世界の人間だ!」
後によろめいた黒羽が踏みとどまって顔をあげ、ぎっと相手を睨み付けた。その右手にはいつの間にか剣が握られている。柄を両手でぐっと握りしめると剣先を落として脇に構えた。それはブラックインパルスの脇差しだった。

「見事だ、健。嬉しいぞ」
ブラックインパルスの声には素直な賞賛があった。どこまでが計算でどこまでが反射的行動なのかはわからない。だが苦しげに俯きながら、とっさに右手で小刀の柄を掴んだ。ソニックブームが他人には抜けないことを覚えていて、賭けたのだろう。
「その能力、本気で惜しい。それを偉大なる皇帝陛下のために役立てるつもりはないか?」
「くどいっ!」

その叫びは、己の未練を断ち切るかのように、激しかった。


===***===

花見で大賑わいだったその公園が悲鳴に満ちた。花びらがまるで雪のように、逃げる人々の背中に吹き寄せる。人群れの最後尾から、迷惑にも逆走してきた赤いジャンパーの男が飛び出してきた。並木道の突端の階段を登る直前でその身体が金色に包まれ、赤い姿に転ずると、ほとんど一飛びにその段差を飛び越えた。

「これ以上、好き勝手にゃさせねえぜ!」
「ありゃありゃ、一人かよー!? あの死に損ないの黒いのはどーしたー?」
広場の真ん中に仁王立ちになったアトリスは、今朝の負傷など無かったかのようだ。赤星は内心舌打ちする。葉隠や田島には黒羽に連絡を取り続けてくれと頼んであるが、最悪、黒羽が間に合わなかったら‥‥。そのうえ、あのもう一体が出てきたら‥‥。

「ねえ、レッドリーブス?」
赤星の思考を少女の声が妨害した。
「なっ なんだ、いきなりっ!」
その状況にそぐわない悠長な感じに赤星が思わずわめき返す。アトリス後方の桜の大木の下にいた少女は、右手の人差し指で真上を指し示して言った。
「これは、なんというもの?」

赤星は一瞬、毒気を抜かれてアラクネーを見つめた。まるで、これ、なに? と聞いてくる子供のように無邪気な感じだ。なんなんだ、いったい? 今度は桜使って、なんかやろうってのか!?
「桜だ! 植物! 木! 花! それが、なんだってんだよ!?」
赤星の乱暴な答えにアラクネーは満足そうに頷いた。
「ありがとう。ここのところ、聞ける人が近くにいなかったから。‥‥きれいね‥‥」

アラクネーは老木に片手をついた。唖然とする赤星の前でぐるりと一周、幹の周囲を回った黒衣の少女は、正面に戻ると、その太い幹に寄りかかって言った。
「アトリス。一人のうちに、殺してしまったら?」

敵幹部の訳の分らないマイペースさに、なんだってんだよ!? と、再度呟く。嬉しそうに突っ込んでくるアトリスをやり過ごして、その背後に回った瞬間、既に再生しているアトリスの尾の先端が、トカゲのそれのようにいきなり千切れた。
「うわっ!」
アトリスが尻尾を振り回すたびに、例の"速乾性ボンド"が飛び散る。慌ててそれをかわして距離をとった。空気を切る音に、まずい!と思ったが遅かった。
「ぐ‥‥っ」
アラクネーの糸が赤星の頸部を捕え、締め付けつつあった。
「その首、ねじ切ってあげる」

「ブレードモードっ」
聞き慣れたよく通る声とともに、新型のブレードが強靱な糸を断ち切った。
「だいじょぶ、リーダーっ!?」
「サ‥‥、サンキュ!」
息をつく赤星を庇い気味に、アラクネーを見据えるのはグリーンのスーツ。
「ほい、お待たせ!」
イエローの長身が、アトリスと赤星の間に入ってくる。
「レッド、これ!」
華奢なピンクの手が、製作の間に合った5つめの新型ブラスターを差し出す。既にフレームモードのアタッチメントが装着されていた。


心強いと思う。本当にそう思う。

物理的に"戦闘"する世界とは縁の無かった三人をひょんなことから巻き込んだ。ひたすらに無事であって欲しいと、それだけ思っていた。それは今も変わらない。変わらないが、何かが少し違う。

それは‥‥なんだろう。

ま、いっか!!

「グリーン、アラクネーをヤツに近づけるな」
「うん! 逃げないように、だねっ!」
「ピンク、俺とイエローがフレーム浴びせたら、すぐ入れ」
「うん!」
「ムリすんなよ。ムリして倒れても仕事したことになんねえからな?」
「うん、わかってる!」
「イエロー、ピンクの後に俺が入る。離脱したら、シェルモード、ぶちかましてやれ」
「おっけー!」
「よーし!」

いつもの快活な雄叫びと共に、レッドスーツがざっと一歩前に出た。
「へ〜! 一匹足りねーじゃねーかぁ? だいじょぶなのかーよ!」
「心配すんな! 楽しませてやるぜ! 地球の平和は俺たちが護る!」

「龍球戦隊! オズリーブス!!」


===***===

鋭い切っ先が舞い上がるようにスパイダルの参謀を襲う。ブラックインパルスはそれを左の腕甲で流そうとした。だが、刃(やいば)が逃げる。黒羽は身体の前面を撫でるように刀身をぐんと回すと、左斜め上から露出している相手の首筋めがけて切り込んだ。

きんっという金属音が響いた。振り下ろした剣がぎらつく大刀の峰で受け止められていた。黒羽の方は満身の力で刃を押し込もうとする。一方のブラックインパルスはリラックスした姿勢のまま、逆手で抜いたソニックブームをただ無造作に持っているだけだ。

と、異界の男の目が大きく見開かれ、その両腕に強い力が込められる。ブラックインパルスが自ら鍛え上げたソニックブームは、主の意のままに激しい衝撃波を放った。

「うあ‥‥っ」
黒羽の持った小刀の刀身がいきなり砕け散る。同時に彼の身体は数メートルも吹き飛ばされ、草地の輪郭を作っている岩にしたたかに叩き付けられた。歯を食いしばって身を起し、首の赤いスカーフを取ると数歩前にいざり出る。見つけた剣の先端を拾い上げ、幅広の端にスカーフを巻き付けた。そして岩を背に立ち上がると、がしゃりと音を立てて近寄ってくる男に、その切っ先を向けた。

黒い鎧は少し距離を置いて立ち止まった。最悪、息子が自ら命を断つ可能性もある。この頑固な青年がそれぐらいの覚悟を持っていることは、この前のやりとりでわかっていた。黒羽が驚いたことに、ブラックインパルスはゆっくりとソニックブームを鞘に納めた。そして静かな声で語り始めた。

「健。全体の幸せを考えた時、少しの犠牲には目をつぶらねばならない時もある。皆が少しずつ自由を諦めねばならないことも‥‥。私は多くの世界を見てきた。どんな世界も、小さな国は少しの人間が富と権力を一手にし、末端は搾取されるだけだ。統治者が裁く者となった国は決して自浄作用は働かない。かといって、集団による意思決定では、互いが互いの足を引っ張り合う非効率な論議に、なんの効果もない妥協案が出るだけの衆愚になる」

「だから征服して、統治してやるって言うのか? 侵略を正当化するなんざヘドが出るぜ。どこいっても人間が同じってなら、てめえらだって同じだろう。所詮自分たちの欲のために‥‥」
「皇帝陛下は違う。あのお方は人間ではない」
ブラックインパルスがぴしりと息子の言葉を遮った。
「皇帝陛下は‥‥はるか高次元の存在だ。ある意味、望めばなんでもお出来になるのだ。そんなお方が物質的な欲など持たれるはずがない」

少し荘厳な響きを帯びたブラックインパルスの声に黒羽が呟いた。
「‥‥神‥‥か‥‥?」
「神‥‥。この次元にも、確か、そんな概念があったな」
ブラックインパルスが何かを思い出すように眉根を寄せ、まるで大学教授のような表情で続けた。
「だが、それは、たしか‥‥。信仰している者にしか見えない‥‥あえて言うならば、信者の想念が作り出す抽象的な妄想のようなものではなかったか? だが、我が皇帝陛下は実際に存在される。陛下は我々軍部やスパイダル首脳陣とはあえて距離をとっておられるが、民の前にはよくお姿をお見せになる。その秘蹟に救われた者もいれば、よこしまな行動のために雷に打たれた者もいる。スパイダルの領土は皇帝陛下の理想郷であって、その一端となることはそこに住まう者たちのためでもあるのだ」
ブラックインパルスが岩に寄りかかった男をじっと見つめた。
「お前も大局に立って考えるがいい。最終的にはお前達も、皇帝陛下に感謝することになる」

黒羽はしばし黙って聞いていた。

高潔な専制政治と腐敗した民主主義のどちらがいいかというのは究極の選択だ。実際に民主主義の世界でも、たとえば経営などで強いリーダーシップが要求されるのは、ある意味、専制政治の強みを示している。だが、もし、聡明にして高潔な支配者があり得たとしても、人に寿命がある限り、それはその代で終わる。衆愚に冒されない民主主義など有り得ないと同時に、理想的な支配者が代々続くことも有り得ない。

その理想的な支配者が永遠の命を持っていたとして、それが不変のまま統治を続けたとしたら‥‥。理屈で言えば、まさに、理想、なのかもしれない。だが‥‥‥‥

「あんた‥‥今まで、その皇帝とやらのために、いろんな国を征服してきたのか‥‥?」
「そうだ」
「なぜ、そいつを信じた。そいつが本当にそうだって、なんでわかった?」
「皇帝陛下は‥‥私が物心ついた時から私を見ておられた。はるか昔の話だ。陛下は国の理想をいつも語っておられた。だから私はそのために働こうと決心して、今までやってきたのだ。私が初陣を飾った戦で属国となった国も、その次の国も、結局多くの民は幸せになっている。私も多忙になってからは、あちこち巡察することもかなわなくなっているが‥‥」

ブラックインパルスはどこか弾んだ声で語る。楽しい思い出だったからかもしれないし、息子がこちらの言葉に耳を傾け、色々と問うてきたのが嬉しかったのかもしれなかった。
「健‥‥。私のもとへ来るがいい。お前が望むならレッドリーブスと一緒でもかまわん。あれもなかなかの男だったな。たった二人で、あの基地をすっかりダメにしてくれた」

黒羽は赤星が「ブラックインパルスはお前を気に入っている」と言った時のことを思い出した。あの時は頭ごなしに否定したが、まさかこんなオチになるとはな‥‥。
しかし、と黒羽は思った。アイツがこんな立場に置かれたら、さぞかし慌てふためくだろう‥‥。赤星が時たま見せる戸惑った子供のような顔つきが突然脳裏に浮かび、黒羽の口元が思わずくすりと緩んだ。

「どうした、健? あの男と一緒なら、来る気になったか?」
ブラックインパルスが少し不思議そうに聞いた。黒羽はにやりと笑って応えた。
「‥‥アイツは、俺以上にムリだろうなぁ。今、あんたが言ったような小難しい理屈は、とんと苦手なヤツでね。自分が感じたことしか理解できん単純なアタマの持ち主だからな」

そう言った黒羽は、少し姿勢を正し、真っ直ぐにブラックインパルスの顔を見た。
「‥‥なあ。スパイダルの参謀閣下。オレの親父殿がよく言ってたんだが、聞いてくれるか?」
ことさらに"親父"という言葉を強調してみせる。

「オレの親父は金儲けのヘタな貧乏学者でな。とにかく現場主義で、オレと兄弟は親父にくっついて、山だの渓谷だのよく行ったよ。親父は口癖のように言っていた。理屈だけじゃだめだ。できるだけナマの姿を見て、その時自分が何を感じて、何を考えたかを大事にしろ。他人様の意見も大事だが鵜呑みにはするな。最後は自分がどう考えるかだってな」

黒い眼差しがブラックインパルスの顔から少しそれ、その背景の山の木々を見やる。
「親父は落盤事故の調査に行ってな、調べてた場所がまた崩れた時、逃げ遅れた人を助けて、死んじまった。あんたの言う"大局"ってヤツで言やあな、その人見殺しにしても親父が逃げた方が、次の対策も早く取れたかもしれねえ。でもオレは、その時、目の前の人を助けたいと思って、そう動けた親父を尊敬してる‥‥」

黒羽の視線が、再びスパイダルの参謀に戻った。ひどく静かな表情だった。
「あんたがいなくなったあとの14年間だ。オレはあの親父と暮らせてよかったと思ってる」

ブラックインパルスが息を吸い込む。だが、何も言わなかった。黒羽は言葉を続けた。
「オレも相棒には大局を考えろってよく言ったもんさ。だが、肌感覚で実感できねえレベルの話に、振り回されろとは言ってねえ。目の前で誰か苦しんでるってのに、"仕方のない犠牲"なんて、すかした態度で見てられるか。所詮、人は神サマにゃなれねえ。ってことは、神サマの視点でもの見ちゃいけねえんじゃねえのかい? だいたい、今のあんたらのやり方、そっちの連中が全員大賛成とは言わさんぜ。反抗勢力のひとつやふたつ、あるんだろう?」


さっきまでの動揺も激情もすっかり影を潜めていた。剣先を持った手からも力が抜けている。だが、一種不思議な威圧感が地球人の身体から湧きだしてくるようだった。少し気圧されるような感覚が己の中に湧いてきたことに気付かぬふりをしながら、ブラックインパルスは答えた。
「それはある。全てが完璧というわけにはいかん。我が身のことしか考えない、理想を理解できない人間はどこにでもいるのだ」
「そうだな‥‥。そしてあんたの目の前にもな‥‥」
「お前は結論を急ぎすぎている。皇帝陛下のことを、まだ何も知らないではないか」

「いや、もう十分だ。オレはあんたの匂いが気に入らないのさ。あんたはあんたの神サマばっかり見過ぎて、大事なもの、忘れちまってる‥‥」
地球人が少し目を細める。そのまますっと重心を沈めて構えた。
「月並みな答えで悪いな、参謀閣下。だが、オレの親父は、大門親父だけだ。‥‥‥今、そう決めたよ‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥それが、お前の、答えなのか?」
「ああ」
穏やかに落ち着いた声ゆえに、逆に揺らぎのない感じがした。
「では‥‥黒羽健‥‥。お前とは、敵同士だな‥‥」
「今までも、ずっとそうだったようにな」

ブラックインパルスが何かを投げた。受け止めると沈黙したままのリーブレスだった。黒羽が驚いて目を見開く。
「‥‥あんた‥‥」
「その姿では勝負にならん。今度会った時は手加減はせんぞ。5人とも腕を磨いておくことだ」

黒い鎧がくるりと背中を向けると、さっきまで黒羽が横たわっていた場所まで歩む。地面に敷かれていたマントと兜を取り上げて、片手で黒布をばさりと払った。だが、ふと、その動きがとまった。背中のまま、静かな声で言った。
「ひとつだけ、教えてくれんか。冴は、どうしている?」
「亡くなったよ‥‥。‥‥もう、あんたの知ってる、あの人はいない」
「‥‥そうか。ならば、これを置いていっても、もう叱られんな‥‥」
その言葉に、え?と黒羽が目を見開いた時、鎧の背中はゆらりと消えた。ただの一度も、地球人の方を振り返ることはなかった。


黒羽は慌てて、ブラックインパルスの消えた場所に駆け寄った。そこに置かれていた金属を拾い上げる。それを見つめる黒羽の手から、スカーフと剣先がするりと落ちて地面に突き立った。

肥後守定駒。

"健"と名前の彫ってあるその柄は、確かにあの時に無くした‥‥いや‥‥父親の手首につきたてたあの肥後守だった。わななく手でそっと刃を開く。ぐにゃりと歪んだ感触があったはずなのに、その刃はきれいに打ち直されていて、スムースに開閉できるようになっていた。

奇しくも父親と同じように、黒ずくめのその姿がすとんとへたり込んだ。黒羽は小さなナイフを両手で強く握り締めると、胸に押しつけるようにして俯く。鍛え抜かれた広い肩が、心なしか震えているようだった。

だがそのうちに男は身を起す。その背がすっと伸びて、リーブレスをはめた左腕を口元に運んだ。目を閉じて一度だけ大きな深呼吸をする。ぱちりと電源を入れたとたん、緊迫感に満ちた田島の声が飛び出してきた!

「黒羽ちゃんか!? みんな苦戦してるぞ!」
「すみません。すぐ、オズブルーンを‥‥」
「発進準備は出来てる! 急いでくれ!」
「了解!」


2002/10/30

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background by La Boheme