:
管理人きまぐれ日記 2003年7月〜8月    (戻る) (Oz's Leaves TOP)
(全インデックス) (前の日記)
(Jul.01:自分―この不明瞭な存在) (Jul.03:昼間の長さ) (Jul.05:ADSLその後) (Jul.08:宅配ポスト) (Jul.10:気づく力) (Jul.12:女二人、語り合う) (Jul.13:サーバーの引越) (Jul.15:引越状況とモニターの電源) (Jul.17:金融機関巡り) (Jul.19:予定外の新パソ) (Jul.21:遊びましたー!) (Jul.23:555の超全集) (Jul.25:チーズ屋にて) (Jul.28:こんな夫婦になりたい) (Jul.30:百貨店オズ) (Aug.1:新住所伝達中) (Aug.2:切り落とし) (Aug.5:満2周年) (Aug.6:輝初期設定にびっくり) (Aug.7:カラスとおじさんの戦い) (Aug.8:夏休みの自由研究) (Aug.14:掲示板のウイルス) (Aug.16:明日はコミケ) (Aug.18:微妙に初コミケ) (Aug.21:反論もルールの中で) (Aug.23:うちがファンサイトじゃない理由) (Aug.27:実写版セーラームーン情報) (Aug.31:兵器になったライダー) (次の日記)
:
 2003 Jul.01:自分―この不明瞭な存在 
日曜日に最近あまり見ていなかった「特命リサーチ」を見た。冷却シートのダイエット話はともかく(あれって肩こりって弊害が起こるんじゃ‥‥と思うのは私だけ?)、「代理によるミュンヒハウゼン症候群」の話はとにかく興味深かった。
ミュンヒハウゼンはビュルガー著「ほらふき男爵の冒険」の男爵の名前。「ミュンヒハウゼン症候群」とは、周囲の同情や愛情を集める目的で自傷行為に近い形で病気や怪我を繰り返す患者のことだそうだ。仕事や学校を休む目的で使われる仮病とは違い、同情を買うことが目的だからちゃんと出席はする。そして病院を変えながら年に何十回も通院する。

番組で取り上げられたのはその発展形態で「代理によるミュンヒハウゼン症候群(MSBP)」というもの。母親による子供の虐待という形で現れることが多い。母親は病気や怪我をした自分の子供を懸命に看病することで周囲から着目され快感を得る。その快感を得続けるために子供を虐待しては、入院、看病を繰り返す。
ぱっと聞けばとんでもない話でも、逆に言えば患者達はそこまでしなければ自分の価値観が見いだせないほど、周囲から「認められていない」ことになる。夫が妻の大変さを理解してあげていれば、こんなことは起こりにくい気がする。

番組のケースはそれがもっとも悲劇的に現れた例だった。イギリスのある病院の小児科病棟で、沢山の幼児や子供が、症状がいきなり激変して死亡あるいは後遺症が残るような傷害を受ける。最初のうちは心臓麻痺などと思われていたのだが、実は原因は薬物の投与によるものだったのだ。犯人は、働き者で患者の評判も良い一人の看護婦。彼女はMSBPで、患者に薬品を投与しては、危篤だと騒ぎ立て、必死で看病するという自作自演をしていたのである。

私はこの症候群のことを今回初めて知ったので、特に本などは読んでいない。だがこの手の強迫神経症的な行動で一番問題なのは、患者自身が「自分のやっていることの意味があまりよくわかっていない」ことにあると思う。
たぶん彼らは自分が病気の時にしろ子供を看病している時にしろ、その時その時は必死なのだと思う。だから「貴方はこういうことのためにわざと自分を(子供を)病気にしているんだろう」と指摘されても決してわからない。自分がこんなに必死なのになぜ分かってもらえないのかと落ち込んだり、怒ったりするのが関の山で、根本的な問題は解決できない。

私は10年近く前に精神分析関係の本を参考に抑圧や逃避といったことから自己分析を重ねた時期がある。我流はいけないのかもしれないが、結果的には悪くなかった。むしろどんな人でもそういう自己追求の手法を知っておくべきだと思ったくらいだ。
たとえば誰かが悪さをしてそれにカッと来た時、被害者に深く感情移入するが故の怒りのこともあれば(過去自分が似たような目に遭った)、自分がその悪さをやりたいのに我慢している場合もある。妙に似たようなことを繰り返している時とか、いったい何が原因かと、疑い深く考えていくわけだ。
やりすぎると表と裏のどっちが本当かわからなくなったりもするが、逆にそこまで悩めば、総体としての物事の理解とか、相反するものによる補完といった概念を実感しやすくなるかもしれない。

「自分には4つの自分がある。自分が知っていて他人も知っている自分、自分が知っていて他人が知らない自分、自分が知らなくて他人が知っている自分、自分も他人も知らない自分」
どの本か忘れたが精神分析系の本で読んだ言葉だ。非常に印象に残っている。

恐ろしいことに自分の知らない自分はいる。生まれつきおおらかでそういうことを気にしないタイプの人はそのままでもいいのだと思う。おおらかな人はおかしな抑圧なんて作らないのだから。でも、私のように不安定なものを内包している人間は、自分の知らない自分の割合をできるだけ少なくしていくことを考えるべきだろう。でないと人生はけっこう怖い。
:2003/7/1  先頭へ
 2003 Jul.03:昼間の長さ
6月30日でYahooを解約し、2日に工事が終わって今日から接続環境がASAHI+アッカに切り替わった。単体の接続は即OKだったがルーターを接続する段で苦労してしまった‥‥。あーあ、情けない(苦笑) とはいえ、まだ二重ルータのままなのに、4M近いスピードで接続しているので、満足満足。

さて、最近、夫が1時間ほど早く出勤する日が時々ある。6:00ぐらいに家を出て駅まで車で送っていくんだけど、この季節はその時間でも十分明るくて早く起きた気があまりしない。冬だったら当然暗いだろうから、なんかあとでよけいに眠くなりそうだ(笑)

昔、日本橋から京都まで東海道を歩いた時(もちろん一気にじゃなくて休みの日に少しずつだが)、しみじみ思ったのが夏場と冬場の歩ける距離の違いだった。町と町をつなぐ道って自動車前提だから暗くなって歩くのは意外に怖いんだよね。
一度、夏場にこれだけ歩けたんだから冬なら楽勝だ!(暑くないから体力的にラクだと思った)と、夏と同じペースで計画を立てたことがある。それで日が落ちても宿のある町に着けなくて、道は街灯は少なくて歩道が無い道でけっこう怖い思いをした(きっとドライバーのほうも怖かっただろう)。以降反省して、冬は5:00までには宿に到着できるように計画を立てるようにした。
暦も7月であとは日が短くなっていく一方だが、やっぱり明るい時間が長いのはなんとなく嬉しいなぁと思う今日この頃。

ところで、春分や秋分の日は昼と夜が同じというが本当か? 

これ、実は昼間の方が長い。
たとえば今年の明石での春分の日。日の出は06:04、日の入りは18:12だから、昼間は12時間じゃない。これは日の出と日の入りの定義による。太陽がちょっとでも地平線上に出れば日の出だし、太陽が地平線に全部入らないと日の入りにならない。一方春分や秋分は、地球の公転軌道面に対して地軸が垂直になる日で、"太陽の中心"が地平線を出てから"太陽の中心"が地平線に沈むまでは確かに12時間になる。だが昼間の定義はそれよりちょっとだけ長くなっているわけだ。

NHKの天気予報でたまたま説明してて目からウロコだった。言われてみればなるほどだけど考えたことがなかった。百科事典引いたらちゃんと出てたけど(笑)
:2003/7/3  先頭へ
 2003 Jul.05:ADSLその後
ASAHI+アッカのADSL12Mのその後情報。
工事日の段階ではクロスのケーブルが手元に無かったためアッカのモデムと無線ルータを二重ルータの形で接続していたが、翌日クロスケーブルを買ってきてブリッジ接続にしてみたら、スピードが1Mbps近く早くなった。測定サイトで調べてみると、5Mbps以上のスピードが出てきた。以前のYahooBBの8Mbpsだと、大抵2〜3Mbpsぐらいだったので、体感でも相当速くなった感じがする。

パソコンが複数台繋がるとLANと呼ばれる1つのネットワークになる。自分のネットワークが外と繋がる時はつなぎ目の処にルーターという機械が必要になる。YahooBBのモデムにはルーターの機能がないから複数台接続のためにはルーターが必要だ。外からの信号はYahooモデムで変換されてルータに入り、そこから家庭内の複数のマシンに分配されることになる。今まで我が家はYahooBBモデムに、無線LANのルータ(メルコのAirStation)をくっつけて使っていた。

ところがアッカのモデムには既にルーター機能が入っているので、家庭内にルーターが二つできてしまい色々ムダが出てしまう。だからAirStationのルーター機能を切り、単なる無線信号のコントローラーになってもらえばムダが無くなるわけだ。このあたりの設定方法はメルコのぺージに細かく載っている。
以前、AirStationが壊れて修理に出している間、しかたなく一番安い有線のルーターを購入して使ったことがある。今ならアッカモデムにルーター機能があるから普通のハブでも複数台接続が出来るのは有り難い(無線は諦めるとして)。

設定が終わってから、階下の義父のノートPCと無線のテストをしてみた。AirStationの方は何度か再起動していたので前の設定と変わっていたから。で、暗号の設定をしようとしたら無線設定のユーティリティが入ってない‥‥(汗) ので慌てて有線で繋ぎ直してインストールし無線環境の設定をやりなおした。無線で使うのが前提でもやっぱり有線の環境はあった方がいい。有線で繋いで成功するのを確認しておかないと、無線でトラブった時に何が原因か特定するのが難しいからだ。

ところで最近のモバイルノートってUSBのフロッピードライブしか無いよね。使ったことが無いので解らないけど、フロッピーから起動する時どうするんだろう。ネットでMS-DOSの起動"CD-R"を作っておくという情報を見つけてなるほどと思ったり。まあ、どっちにしてもWindowsXPのプレインストールマシンはNTFSだからDOSで上げても読めないし。もうCD-ROMから起動することを前提にする時代なんだろうなぁ。
こんな話を書いたのもLet's Noteに凄く魅力を感じているせいです(笑) 1Kg未満のノートパソコン。これならほんとに持ち歩ける。いいなぁ!
:2003/7/5  先頭へ
 2003 Jul.08:宅配ポスト
我が家は共働きだから日中人がいない。で、宅配便の受け取りのために玄関前に小型の物入れロッカーを置いてある。よくホームセンターとかに置いてある物置の小さいやつだ。ロッカーの中には開いた南京錠と印鑑がおいてあり、宅急便屋さんは荷物をロッカーの中に入れ、印鑑を押して南京錠をかける。南京錠のカギは室内にあって、帰宅してから南京錠を空けて取り出す。クール便の類はダメ。そういったことも含めて玄関に張り紙がしてある。

で、先日、物置が壊れたので宅配ポストをお休み(笑)した‥‥ら、夜、荷物を届けに来た宅急便屋さんから「どうしたんでしょう?」と心配そうに聞かれてしまった。事情を説明して、できるだけ早くなんとかしますからと言ったら、嬉しそうに「よろしくお願いします!」と言われて、なんだか笑ってしまった。
どうもこのロッカーは、配達の方にも微妙なる「幸せ」を醸し出しているらしい。頻繁に来る配達の方など、不在票に「いつもすいません、助かります」みたいにメモしてあるし。

宅配便は手渡しが基本なので、宅配便の会社はこういったロッカーの設置をおおっぴらには頼めないのだろう。昔はマンションなどでガスメーターの中に入れていく‥‥なんてあったけど、置き引きによるトラブルが多くて「とにかく手渡し」になった。最近のマンションによくある、専用の宅配ボックスなら安全でいいのだろうけどね。

戸建て用の宅配ポストとしては十数万円するものすごいものがあるようだ。なんか設置の工事もばかにならないようで、これじゃいくらなんでも高すぎる。うちのは簡単な樹脂ロッカーだからやろうと思えばすぐ壊せそうだけど、今のところ置き引きに遭ったことはない。中身の不明な荷物をわざわざ苦労して盗むほど、泥棒もヒマじゃないのだろう。まあ我が家がちょっと奥まった処にあって、よその人が入ってこないセイもある。

届けに来たけど留守で何度も訪問するのって仕事とはいえ大変だ。人件費計算したらコスト割れになる可能性もありそう。だいたい持ち帰りになるとこっちだって面倒だ。郵便局の局留めみたいに宅配便もコンビニ預かりみたいなのがあるといいかもしれないけど、コンビニ側の管理がおっつかないだろう。
ということで我が家と配達員の方々の幸せのため、新しい物置が届くまでの間、応急処置をして宅配ポストを復活させた我が家であった。
:2003/7/8  先頭へ
 2003 Jul.10:気づく力
今、友人からメールをもらったら「ある年齢になった時、急に物事が明確に見えるようになった気がした」という話があって、途中まで書いていた今日のこれと重なったので驚いた。ちなみに彼女とは昨日までまったく違う内容のメールをやりとりしていた。Coincidence(偶然の一致)とかSynchronicity(同時性)というのは確かにある。
で、私がそういう「見えるようになる」時期を迎えたのは20代ラストの頃だ。まさに色々なモノが急に明確に見え始めてくる気がした。霧が晴れるという言葉は的確じゃない。その前は霧があることすら気づいてなかった。

所属する組織の位置づけや、自分がどう動くべきで、何を求められているのかといったことにいきなり目が向いた。そういった状況の中で、自分は何をやりたいのかという明確な「思い」が沸いてきたというのもある。一度そうなると、人の言葉も理解が深まる分輝きが増すし、自分がこうしようと思うことも、信念とともに効果的に語れた。
そういった「気づく力」は色々な意味で私を伸ばしたと思う。実際に外部の評価もそうだった。勉強をしたとか資格を取ったとかそういうことじゃない。周囲のことをちゃんと認識して、ちゃんと考える。それだけだ。
正直言って半分はショックだった。自分の中に飛び込んできたことは、今までそこらに転がっていて、ただ私が見落としていたことのように思えたからだ。本当になんで気づかなかったのかと思った。私は元々理詰めだし、ものを考えるのも好きだったのに‥‥。

だが、見えないことは考えられない。そして人は驚くほど「見えないまま」でいられる。実は気づいているのに「見ないようにしている」ことも多い。特に自分のことについては難しい。私の場合も自分の分析や気づきはもう少し遅く、31,2歳の頃にずれ込んでいる気がする。
この「気づく力」を学生時代に持っていたら、それこそ学生生活の有意義さは当人比3倍にはなったんじゃないか(苦笑)などと、思ったりもしたが、それでも、あの時気づいて良かった。「気づく力」や「考える力」は、他にいくらでも応用が効く。できなくても求められていることに気づいているのといないのでは全く違う。自分の言動の意味を問い直す方法さえ知っていれば、よりよい状態に変わっていける。

そんな目で周りの人を見ると色んな人がいた。ずっと歳をとっても何も気づいてなさそうな人もいれば、学生時代から色々見えていたんだろうな、という人もいた(そういう人はたいてい凄い)。でもまあ普通は20代後半〜30代前半で色々気づいてくるようだ。学生時代の友人と話すと面白いのはそういう部分かもしれない。畑の違う仕事をしてたり母親になったりしながら、同じような「気づく力」に目覚めてくる。

ところで今の上司とはここ3年ほどのつきあいだが、彼はたぶん相当小さい時から「気づく力」を持っていた人だと思う。だから彼とやっていくのは大変である(笑) 漠然と動いているとすぐさまつっこまれる。忙しい時などは疲れることもあるが、大抵の場合「ああ、自分はなぜそれに気づかなかったんだろう」と反省しつつ、新たな視点を少しずつ学んでいける。いい方法に気づかなかったとかじゃなくて「今そこにあるその要素にと気づけ」ということ。そういう要素もあるんだと目から鱗のこともある。幸いにその上司は優しい性格なので助かってる。これで厳しい人だったら、私は務まらないだろう(苦笑)

彼の小学校の先生の話を聞いてなるほどと思ったことがある。たとえば%の単元で、計算問題をやるより先に「なぜこれが必要なのかグループごとに討議して発表するように」といった授業をやったらしい。そのパターンでちゃんと理解できたなら、%の計算以上に素敵なことが学べる。もちろん彼は数学ができる人だから、みんな落ちこぼれたりはしなかったんだろう。世の中すごい先生というのはいるんだ‥‥。

この事象にどんな意味があるのか、その人の言った意味は本当にそういうことなのか、自分がなぜそうしたのか、したいのか‥‥。少々遠回りでうざったいことの繰り返しで、小さな、だが大事なことに気づく訓練ができる。そして三十歳の声を聞くようになったら本腰を入れて、見ること、気づくこと、考えることに一生懸命になったらいい。どっかでぽかりとモノが見えたら、それは多種多様に変形する実に便利なアイテムとなって、一生役に立つだろう。
:2003/7/10  先頭へ
 2003 Jul.12:女二人、語り合う
金曜日の夜は、会社の同僚と二人で食事をしていた。彼女は6年程前に他の職場に移ったため、そう頻繁には会わない。だがその前は本当によく話をした人だ。私より7つ年下なのだが、彼女のものの見方や感じ方には、なるほど!と思うことが多かった。彼女のほうも私の言うことを実に的確に理解してくれていたと思う。

何より良かったのは彼女は感情を排して、事象を客観的に見ることができたことだ。自分に纏わることさえ多方面の視点から分析しようとしていた。ただ当時の彼女は少々頑固で、自分はこうだと分かっても出来ないものは出来ないというスタンスだった。それでも、自分の弱点を認めることができたから、彼女は新天地で、それまでの轍を踏むことなく活躍できているのだと思う。

そして昨日の彼女は「気づきの年齢」を過ぎてまたひと味もふた味も変わっていた。人の言動から分析した自分論を展開しては、どう思うかと聞いてくる。何か非常に素直に自分自身を受け入れようとしている。仕事に対しても圧倒的に前向きで、話を聞いているだけでこっちまで触発される感じで、嬉しくなった。

たとえばちょっとイヤな先輩がいる‥‥という話でも、周囲の人達のその人に対する言動を並べ「類推すると、たぶん彼女は昔はこういういい人だったんだけど、この点が裏目に出始めて、こう変わったんだと思う」という分析を切り出す。すると私が「職場の風土から考えて、周囲の人達の特性も一般と少し変わっているかもしれない」という分析を持ち出す。ただの悪口やグチでは、何も先に進まないのだが、こうして考えていくとずいぶんと面白く、また前向きな対処方法が出てくる。

イヤでたまらない人もサンプルとして分析しておくとマジで役に立つ。私にも「鬼門」なタイプがあって、学生時代にバイト先で初めて会った時はわからなかった。最初の職場で二人めに会った時、かなり大変な思いをして克服し、今の職場で出会った時は、最初の一瞬で見抜いて完璧に対処できた。何よりサンプルと考えると、憎悪や恨みといった、負の感情を持たなくて済む。これがいい。

ひっきりなしに喋りつづけて5時間。はっと気づいたら深夜12:00を回っていて、二人で苦笑してしまった。とにかく有意義で楽しかった。
:2003/7/12  先頭へ
 2003 Jul.13:レンタルサーバーの引越
とうとう思い切ってレンタルサーバーを引っ越すことにした。今使っているASJは企業向けの一部上場会社だから、サービスはとても良いけど高い。最も安いエコノミーを使っているが30,000円/年でウェブ容量は20Mだ。現在当サイトは全部ひっくるめて34MはあるのでASAHIネットも使って構築されている。リンクもやっかいになっているし、だいたい「sazanpeach.com」はホントは私だけのドメインじゃなく、アニメコミックの編集で有名(かな?)な「サザンピーチハウス」のために取ったドメインなんだってば(苦笑) でもASJで上のコースにすると月4500円(!)になってしまうので、諦めて会社を変更することにした。

新しい会社は@YMC。毎コミのメルマガで紹介されてたことがある。契約前に二度ほど質問のメールをしたが、レスも的確なので使うことにした。月1980円のビギナープランは、容量100MBでメルアド20個。
流石に他社からの移行に関してもぬかりなく、開設したエリアはまずはサブドメインでアクセスできるようにしてくれている。だからまずはそちらに構築して、全部OKになったら、ネームサーバーを書き換える‥‥という手順になるようだ。

以前にもちょっと書いたが、URLを書くとそのホームページにアクセスできるのはなぜかというと、全世界のあちこちに「ネームサーバー」という住所録管理サーバーがあるからだ。そいつは「sazanpeach.comはどこ?」と聞かれると「アメリカのASJが管理しているこのコンピュータだよー」と教えてくれる。自分が知らないと近所のネームサーバーに質問して答えてくれる。

ここで私がsazanpeach.comを引っ越すとどうなるか。今度の会社は山口県でマシンを管理しているので、sazanpeach.comの場所は山口県になる。住所変更届けは手近なネームサーバーに提出すると、そいつがネームサーバー連絡網を使って全世界に流してくれるわけだ。で、この連絡が行き渡るのに3日〜1週間ぐらいかかると言われている。
その間は「sazanpeach.comはアメリカにいる!」と思っているネームサーバーと「sazanpeach.comは山口県だ!」と思ってるネームサーバーが世界に混在することになる。だからある人が、うちのサイトに来ようとした時、質問するネームサーバーによって、アメリカに行ったり山口県に行ったりしてしまうわけだ。

私的にはできるだけ早く一元化したいので、トップ関係だけを旧サーバーに置き、早いところ中身を新サーバーに移動するつもりなのだが、それがちょっとややこしい。さっきも言ったように、今うちのサイトはASJとASAHIネットそしてASJのCGI専用サーバーの3つにまたがって構築されている。できるだけ集約はしてるつもりだが、それでも絶対アドレス使ったリンクがけっこう多いのである‥‥(涙) 愛用しているフリーソフトDevasの力を借り、手順をきちんと考えてうまくやらないとね。

ということで、少々龍球に煮詰まった頭に夏休みを与えつつ(苦笑)、サーバーの引っ越しをさせていただきます。うちのドメインでメルアドを取っている方にはご迷惑をおかけしますが、よろしくご協力の程を‥‥。満二周年になる8/5には、無事新サーバーで稼働できているようにしたいです。
しかし先程Excelでマクロ動かしてファイル名の全リストを取り、不要なファイルを整理したけど、既に1700ものファイルがあるのね‥‥(死) 
:2003/7/13  先頭へ
 2003 Jul.15:引越状況とモニターの電源
リンクのつけ直しが終了し、同盟以外の全てのコンテンツを新サーバーに移転した。トップと龍球のトップは、現サーバーから自動的にジャンプするようにしている。
リンクを絶対アドレスから相対アドレスにつけ直す作業は、複数ファイルの一括検索置換ソフトDevasがなかったら絶対できなかったと思う‥‥。1700ものファイルをあっという間に検索して、処理してくれるんだよね。本気で感謝。おかげでASAHIネットのエリアは全て削除できた。

CGIもカウンタとランダム一言、龍球用語辞典は無事に引っ越し終了。あとは同盟関係だ。そして本日アドミラルより解約関係の書面が届いたので返送した。しかしアドミラルのサポートは本当に親切だった。解約する人間にもきちんと対応してくれたのはとても好印象だったな。
@YMCのサーバーを少し使ってみた感想は、POP before FTPがちょっとかったるいかな? FTPをする度にメールの受信をしないといけないのが‥‥。FTPのソフトでそこまで対応してくれると嬉しいけど、POP before FTPってそんなに無いような気もするし。でもCGIを好きな処に置けるのはやっぱり便利。転送のスピードとかも早いし嬉しい。

ところでこの前の週末、義妹の家にパソコンの設定をしにいって思わぬ落とし穴にはまった。かなり前に古いデスクトップとモニターをあげていて、先日新しい本体を送った(我が家のお古だが)。そのセッティングに行ったんだけど‥‥なんと、モニターの電源が‥‥(苦笑)

最初に彼女の家にあげたセットって、モニターの電源を本体の背面から取る構造になっていたんだよね。でも新しい本体には電源の出力なんて無い。モニターの電源をコンセントから取るには電源ケーブルを買わなきゃならなかったというワケ。義妹の近所にはそれを扱っている店がなくて、完全なムダ足になってしまった。いや、ほんとーに考え落ちだった。

最近はCPUというとGHzクラスだけど、素人がちょっとインターネットやってみたいというぐらいなら、本当に古いマシンで十分だ。うちの実家で老母がインターネット見てるマシンなんて、最初のPentiumで133Hz。それでも通信環境さえADSLにすればちゃんと役に立ってる。
皆さんも本体をチェンジするときは、モニターの電源に気をつけましょう。コンセントから取るための電源ケーブルは、ちょっと大きな量販店のパソコン売り場なら500円ぐらいで売ってます(笑)
:2003/7/15  先頭へ
 2003 Jul.17:金融機関巡り
昨日は休みをとって義妹の家のパソコン設定に出かけた。電源ケーブルさえあれば(笑)こっちのものである。子供向けの昆虫図鑑に甥っ子達が夢中になっているのでよかったよかった。現在パート主婦な義妹も、「最近は仕事がしたいと思うとパソコン必須なんですよね」ということで勉強中なのだそうだ。

そんなこんなで普段使わない駅で乗り換えをしたおかげで、Becker'sで昼食にした。実は昔、ここのクロワッサン・サンドが大好きでやたら食べてた時期がある。でも引っ越し後は行動範囲に無くて、入ったのは久しぶりだった。改札の中にあるせいかばっちりお昼時だというのにえらく空いてた。でも千葉駅構内のこの手の店はお昼時はけっこう込んでいて、それも謎なんだけどね(笑)。ちょっと検索してみたらBecker'sって平成2年にJRに買収されてたらしい。知らなかった。でも美味しかったからいいや。

午後は久しぶりに「金融機関巡り」をした。共働きで困るのが銀行や役所とかの窓口に行く用事。たいてい幾つか溜まった頃に平日の休みでまとめて片づけることになる。それでも今はATMの時間も長いし、ネットもあるし、昔に比べれば段違いにいいんだけど。
ということで久しぶりに銀行の窓口とか行って、実はちょっと反省した(苦笑) 家を建てちゃってから、家計管理がかなりいい加減になってるので‥‥。財テクとまでは行かなくても本当に少し考えなきゃ。金融商品のポスターを見ただけで、いきなりそう思う自分にも呆れるが。

ある程度の経済力はちゃんと生きていくためにはどうしても必要だ。ある意味、今の人間にとっては、経済力こそ、肉食獣にとっての狩りをする力みたいなモンだから‥‥。金銭的に困窮したことから精神的にすさみ悪循環に陥った人、それが金の問題が解決したことがきっかけで立ち直れたケースも身近で見てる。若い人なら○歳でいくらの貯金なんてのもあながちバカにはできないデータなのかもしれない。私の年齢と状況だと幾らあれば老後が大丈夫か‥‥って話にいきなり飛んでしまうケド(苦笑)。

ところでドメインの移転手続きがけっこうやっかいだー。サーバーの移転はわかるけどレジストラの変更とか絡むと解ったような解らんような‥‥である。ということで完全に移転するのにもう少しかかりそう‥‥。なんか「詳細は解らないけど、よろしくお願いします」って感じが不動産登記の話とかに似てる‥‥。そんなことじゃいけないんだぞ(殴!)
:2003/7/17  先頭へ
 <2003 Jul.19:予定外の新パソ
会社でまたパソコンを移動した。原因は私がフロッピードライブの無いモデルであることに気づかずにノートパソを購入してしまったことだ‥‥。同じシリーズでちょっと前に買ったヤツには付属してたので、ついうっかり‥‥。仕方が無いので私が使っていたノートパソを回し、私は新しいヤツを使うことに‥‥。‥‥‥‥いや! けっしてワザとじゃないんだぁあ!

新しいノートパソはインターフェースが極端に少なくて驚いた。パラレルもシリアルもPS2も無い。これって古いプリンタは使えないぞ! 我が家は未だに5年以上も前に購入したレーザープリンタのほうが圧倒的に使用頻度が高いけど、その子なんかUSBの端子はない。ネットワークとモデムがオンボードだからPCカードのスロットが1つなのはいいとして、USBが2つしかないのも問題だ‥‥‥‥‥‥。いやとにかくよく見なかった私が悪い‥‥(大汗)

OSはWindowsXPである。私はXPの妙に浮ついたデスクトップが大キライなので、徹底的にクラシックなデザインにした。ぱっと見ればほとんどWindows2000だ。ざまあ見るんだ(そーゆー問題か?)。Celeron 2.2GHzでかなり快適なスピードだ。
ところで、Celeronの1GHz台前半のマシン+WindowsXPって異常に遅い気がするのだが気のせいだろうか? PentiumIVの1GHz台+WindowsXP または Celeronの1GHz台+Windows2000なら全くストレスが無いんだけど。友人にも似たような感想を持っている人がいるので、これからマシンを購入する方がいたらちょっとご注意‥‥って、もうどれも軒並み早いから心配ないか。

ところで今日、ちょっと面白い本を買った。「コマンドプロンプト/ネットワークコマンドを使いこなす本」 (DART出版) pingとかipconfigとか、家や知人宅でパソを設定する時もよく使うけど、この手のレファレンスが欲しかったんだ。書きクチもけっこうシュミに合うし、いい本めっけた。
9月〜11月にかけて土曜日に8回、コンピュータ関係の講習を受けられることにもなった。土曜日が丸々8日間も潰れるのはちょっと痛いが、きっと楽しいだろう。はっきり言ってここ2年、呆れるくらい勉強してなかったけど、少しやる気が戻ってきたかもしれない。ネットにはまるのもほどほどにして(笑)、また色々やってみないといけないね。

さて、サーバーの引越だが、現在のASJアドミラル社、そして@YMC社のご厚意により(いや、ほんとに!)、レジストラの変更とDNSの付け替えまで対応してもらえることになった。ほっとした。当初の予定よりちょっと遅く7月の末にDNSが着け替わることになりそう‥‥。8/5までには落ち着かない可能性もあるが確実な方がいいもんね。しかし解約する人間に対して、ここまでフォローしてくれるASJには本当に感謝。信じられないくらい素晴らしい担当者だ!!
:2003/7/19  先頭へ
 2003 Jul.21:遊びましたー!
昨日はあきさん、ラバさんをお誘いして、東京ステーションギャラリーで開催していたバリ島のイ・クトゥット・ブディアナ絵画展を見に行った。私は右脳が働いてない(え?)タイプなので、絵とか音楽とかとにかくうとい。うといんだけど、時々、ちょっと見たいかも、と思う絵にぶつかる。今回の絵画展は鬼瓦や仁王を思わせるような悪霊の絵に惹かれた。

様々な神話におけるモチーフの類似性というのは本当に面白いテーマだと思う。たとえばあちこちの神話に見られる大洪水のモチーフが、氷河期の氷が溶けることで引き起こされた洪水の記憶が根元にあるという解釈は納得できる。バリ島の画家が描いた森の中から出てくる悪霊が仁王に似ているのも、ずっと昔に森にいた恐ろしきもの(人を襲う恐竜とか)の記憶なのかもしれないと思ったからだ。

でもまあ、実際の作品の中には菩薩様や観音様を思わせるような神もたくさんあって、その意味ではちょっとがっかりした。考えてみればヒンズー神話がベースになっているということは、古代インド神話がベースになってるってことで。人間の根元的な記憶というより、宗教文化の伝来による共通化されたイメージだったわけだ。
とはいえ、絵そのものはとても面白かった。バリ島の神話にも興味が湧いてきたし。とにかく諸星大二郎が好きな方には、ぜひオススメしたい展覧会だった‥‥って、もう今日で終わってしまったんだけど‥‥。


そのあとは昼間からカラオケに行くわ(あきさんもラバさんも凄く歌がお上手でビックリしました!)、お台場のねこたま キャッツリビンに行くわ、最後は観覧車から夜景まで見るわ、遊びましたねー(笑)

キャッツリビンは、家の中の色んな部屋を模した空間に30匹ぐらいの猫がいて、自由に遊べるって場所。梁の高さに猫が歩ける通路が走っててこれぞ本当のキャッツ・ウォークだと笑ってしまった。
あとお客さんが割にみなさん猫の扱いがうまくてちょっと嬉しくなった。ムリヤリ抱きすくめるとかそういう人があまり居なくて‥‥。とはいえあの人数がおしよせたら猫もイヤ気がさしてもムリないですが(苦笑)。いや人の手の届かない上の方に逃げてる子もけっこういた(笑) この場所がペットショップで売ってるような猫だけじゃなくて、捨てられちゃった子猫とかも引き取ってくれてると嬉しいと思った。

観覧車は40分待ちだったが3人で喋っていたらあまり長く感じなかった。夫と一緒だったらきっと待ってなかっただろう。あきさんも仰っておられたが、相手が待つのキライとかわかっていると、乗ろう!ってなかなか言えない。自分自身もそこまでして乗らなくても‥‥とか思ってしまう部分がある。たぶん同年代の友達と来ても同じ‥‥だろうなぁ‥‥(苦笑) たまにはこういう組み合わせで遊びに来るのもマジでいいかも!とか、しみじみ思った1日でした。
:2003/7/21  先頭へ
 2003 Jul.23:555の超全集
先日「仮面ライダー555」の超全集の上巻を買ったら(ちなみに表紙はなかなか笑える)、プロデューサーの白倉氏がメインライター井上氏を賞賛してこう書かれていた。「辻褄よりキャラクターを優先して書ける勇気ある脚本家」‥‥一見かっこよく聞こえるが本当にそれでいいのか? もちろんキャラが自然に動き出してストーリーが変わっていくってのは確かにあるだろう。でもキャラの動きには動機とか辻褄が必要じゃないかい?

たとえば草加。あれだけ真理に固執してるんだとしたら、出会いのあのそっけなさは何よ。途中までは巧へのあてつけかと思った。21話では草加が琢磨からあっさりベルトを取り返したんで、何か裏取引があるのかと思ったらなんもない。そのうえ琢磨はぜんぜん責任追及されもしてない。
誰が誰の正体を知ってるのかが曖昧になってるのもちょっとなぁ。例えば巧は結花がオルフェノクだと知ってる。結花と勇治が一緒に住んでることを知ってるなら気をつけろとか言わなかったら変だろう(巧だけは微妙に知らないのか?)。巧達3人は海堂がファイズから戻ったシーンを見てるし、啓太郎なんて1度は海堂とベルト取り合ってる。なのに真理が海堂にまとわりつかれて色恋以外の危機感、感じないの?
確かに刹那刹那はそれぞれの各キャラがらしく動いてるのはわかる。でも全体的な印象は、キャラ優先というより「こんなシーンがあったらカッコイイ!」が優先されてる「シーン書きたい病」な感じ。登場人物は「作り手の」都合で物事を忘れたり覚えたりしてるみたいで、考えると結構不自然なんだ。

とはいえ、オルフェノクって存在は凄く面白いと思うし、勇治、結花、海堂の3人がどうなるかも気になる。海堂が真理に一目惚れする描写とかは確かに井上氏ならではだ。ということで百歩も五百歩も譲りつつ、あまり期待しないように注意しながら(笑)見続けてる。しかし先日ネットで「555は男女7人ライダー物語」と書かれている方がおられて、思わず拍手喝采しちゃったけど(苦笑)
過去の資料を見返したら、ラストの夢オチに呆れ怒ったシャンゼリオンも、説明責任を放棄したような龍騎も、555と同じ方のプロデュースだったのね‥‥。‥‥なるほど。

で、この前のファイズ。真理や草加の育ての父、超重要人物の立花がとうとう登場! な、なんと 中康治氏だった!! ああ、声聞いてるだけで、幸せ‥‥‥‥。ってそれはさておき、あらら、だんだん草加が重要人物になってきちゃった。龍騎もそうだったけど、主人公が主導権を取れずに語り部受け身的に流れてくってのも、なんだかなぁ。映画のように1回で完結する作品ならいいんだけどさ。
でもとにかく戦えと父親に言われる草加を見て、555は井上氏自身のお父様(初代仮面ライダーの脚本を書かれていた伊上勝氏)に対する挑戦なのかと深読みしたくなってきた。アギト(まだ見てないけど)もほぼ全話井上氏らしいし、今回も絶対にそうなりそう。というより今の流れじゃ他の人には絶対書けない。ジェットマンでもスタッフと折り合いが悪かったらしいが、今ひとつコラボレーションって言葉の感じられない人だ(苦笑)。まあクリエイターはある意味それでいいのかもしれないが。

ジェットマン‥‥。実は私は苦手でした。ファンの方ごめんなさい。当時大人気だった結城凱がダメだったんだよねー。ますますごめんなさい(苦笑) 当時私は29歳。戦隊を語り合う友達も27〜35歳とちょっと高年齢層で仕事してる人が多かったし。何より全員パートナーがいたから余計そんな傾向になったんだろう。 「男のかっこ良さって、そうじゃないでしょ」って揃ってそんなこと言っていた。でも今の年齢で見返すと「ああ、若い頃ってこういう時期もあるよね」と新人を見守ってる気分になったりもする(苦笑)

とはいえ井上氏自身の父親への挑戦‥‥と考えると、それはそれで見る気になる。こう考える自分も妙な歪み方してるか。でもまあ、育った環境から逃れるのは難しいからね(苦笑)。
:2003/7/23  先頭へ
 2003 Jul.25:チーズ屋にて
ラバさん日記をオープンした! サーバーの容量が多いからCGIも存分に設置できるのが嬉しい♪ これから楽しみです。
昨日は本屋の平積みで面白い本を見つけた。「会社のオキテ」という本。メルマガが発端になって読者50万人の声がベースになってるらしい。これはマジお勧め。私の年齢じゃ買うまではないけど、心底そうそう!と思えることやら、なかなか出来ないけど気持ちだけはそう思ってるんだよー(こら!)ってことが満載。

来年就職とか就職して2年未満の人とかぜひ読んでほしい。最初の2、3年で学ぶこと、「新人」と称されているうちだからこそ経験できることって本当に多い。その時間を有意義にするために役立つと思う。
ちなみにこの本の出版社。SEってロゴを見たとたんにびっくりした。翔泳社ってコンピュータやシステム関係で、なかなか質の高い(値段も高い!)本を出してる会社なの。こんな本も出すんだ。

さて本題。日曜日にあきさん、ラバさんとお台場に行った時、チーズ専門店があって思わず飛び込んでしまった。ワインが好きだから当然のようにチーズも好きなんである。嗜好というのは本当に不思議。昔はチーズとか香草系とかそう好きじゃなかったのに、ワインを飲むようになって凄く変わった。
私的にはウォッシュタイプのチーズが好きだ。ブルーならスティルトンのようなこってりしたタイプ。白カビ系と硬質チーズは熟成の進んだものが好き。最近よく見かけるオレンジ色のミモレットの18ヶ月のは常に冷蔵庫に入ってる。ちょっと苦手なのはシェーブル。若めのをおやつで食べるならいいなぁと思うけど。

チーズも美味しいものに出会うのが難しい食品だと思う。熟成によってどんどん変わっていくから。普通にお店で売っているものは基本的には若すぎなことが多い(賞味期限内だと大抵若かったり)。ポピュラーになってきたカマンベールやブリーも、これは食べ頃だー!ってのにはなかなか会えないし。
チーズって美味しい!と分かったきっかけは、やはりフランス料理のデザートのチーズ。何種類もの中から選ぶ時間がまた楽しいし。ぱっと見た目死にかけてる(笑)くたぁっとしたのにチャレンジしたら凄く美味しかった!ということもよくある。ちゃんとしたお店だと熟成も上手なんだろうなぁ。ほんとに素敵なのだー。

ただ、チーズって高いのが玉にキズ。お台場のそのお店はけっこう安かったので、つい買いだめをしてしまったのでした‥‥。
ところで今日のタイトル。これでモンティパイソンのかの有名なスケッチを思い浮かべて下さる方は果たしておられるのでしょうか‥‥。「チーズ屋にて」は幸運なことに日本語吹き替えでも見てて、ジョン・クリーズ&マイケル・ペリンの声でも、納谷五郎&青野武の声でも浮かぶのよ。我が家では「ああっっ! 猫が食べました!」って用語になってます。
:2003/7/25  先頭へ
 2003 Jul.28:こんな夫婦になりたい
龍球27話の続きを書こうとしているんだけど頭がほんとに白い。締め切りが近づいているのに真っ白な原稿用紙を前に何も浮かばないマンガ家さんのようだ(苦笑) サーバーの移動手続きもあとは待ちの状態になっているので少しは書きたいんだけど。
DB小説を書いていた時は長編の途中でよく別の話を書いた。「翠」も「昇化」も「いまだからわかること」も皆逃避の結果である。だけど今はそれも浮かばない‥‥のは困ったもんだ(大汗) キー回って書けないクセに他のことを考える心の余裕も消えるという、ほんとやっかいなシロモノですな。

さて、先日スーパーを出ようとした時、入り口で70歳近い感じの老夫婦とすれ違った。そこでふっと聞こえてきたご婦人の言葉に、私は思わず振り向いた。
「よしひろさん、メロン食べる?」
二人は入り口傍のフルーツコーナーの前で立ち止まってる。奥様がご主人を○○さんと名前で呼んだのは確かで、凄く新鮮な感じがした。

子供や孫が出来ると、夫婦もお互いに「お父さん、お母さん」とか、「おじいちゃん、おばあちゃん」とか呼び合うようになる。若い頃の様に呼び合うのが理想‥‥ってドラマではそういうシーンはあっても、実際にそれを聞くことって結構少ない。だからなんだか感動してしまった。
我が家は子供がいないから「お父さん、お母さん」とは呼ばない。名前とか「あなた、君」という代名詞を使う。でも猫の子分がいるので「親分、姉御」とも呼び合う‥‥ことも多い(おい!) 定着しないように気をつけよう(それ以前の問題だろう) とにかくずっと年取ってもこんな風で在りたいなぁと思うご夫婦だった。

素敵な夫婦っていうと、数年前、こーれはかっこいいっって老夫婦にお会いしたことがある。実はそれもチーズ売り場にて(笑)。物色している我々の脇に、その老夫婦はやってきた。お二人とも80歳近い感じだった。
ご夫婦でチーズを選んでおられるんだが、奥様が「食べ頃ね」と選んだのがエポワス。相当クセのあるウォッシュだ。あとロックフォール。若いブリーなんか見向きもしないし‥‥。うわーと思ってついちらちらと観察してしまった。ご主人はフワリとアスコットタイなんかしておられて、色々なことが全部絵になってた。
そのチーズ売り場は今はもう無いんだけど、そのご夫婦のことは強烈に記憶に残った。私達も結婚して16年半、まあまあいい関係ではあるけど、これを続けていって、名前で呼び合って、チーズとワインを楽しむお爺さんとお婆さんになりたい(笑)

相手の些細なサインに注意すること。自分自身を第三者と相手の視点できちんと分析すること。ネガティブな感情を露わにしないキャパシティを持つこと。感じたこと考えたことを相手に理解させる説得力を持つこと。相手の言葉を理解する納得力(仲間内の造語です)を持つこと‥‥。

私的「パートナーと良い関係を築くメソッド」はこんな感じかな。まあカップルの数だけメソッドがあるとは思いますが(笑) でもお互いこれができると確実な信頼が生まれるのは事実。パートナーの間柄って、愛だけじゃなく信頼もとっても大切。これは絶対にそうだから。
:2003/7/28  先頭へ
 2003 Jul.30:百貨店オズ
昨日理絵さんからイラストとDBマンションの続きが沢山届きました! DBマンションは合計26枚! 処理とレイアウトにちょっと工夫が必要なのであまり早くはできませんが、なんとか毎日少しずつアップしていきたいです。左の絵はお手紙にさらっと描いてあったもの。二人があまりに可愛かったのでここにこっそりアップです♪

このサイトももうすぐ満2歳になります。発足のきっかけはDB文庫が閉鎖されるという話が持ち上がったからでした。他の方の作品も読みたかったし、自分が始めた連載も終わらせたかった。過去ログだけは復活させる‥‥とういお話でしたが、過去ログの状態だとやはり読みにくい‥‥。それでご自分ではサイトをお持ちでなかったひゆーさんにお声をかけてみました。あの時ひゆーさんがYesと仰らなかったら・・・このサイトはなかったかもしれません。
デザインはともかく(汗)、ブラウザで見ることのできるモノ(笑)を作るのは当時の私にとっては容易でした。でもそこに並べる作品を作り上げるのがどれだけ大変かは想像がつきました。だから作家さんは複数の方がいいなぁと思っていたのです。「興味はあるけどHP作るのはちょっと・・」とか思っておられる作家さんをお誘いできればお互いの幸せ(笑)に繋がるはずだ・・・と。そんなこんなでラバさんやゆうさんにも加わって頂けることになったわけです。

当初から作家さんごとに分割はしない方針でした。実は私ブランドにむちゃくちゃ疎くて、1つのブランド店の中に服や靴やアクセサリーまで揃ってて、それが並んでるショッピングモールみたいなのって苦手なんですねー。ジャンルを無視して出版社ごとに分割された本屋(苦笑)と同じぐらい困る。靴は靴、服は服でどっかにまとまってて欲しい‥‥(苦笑)
ということでサイトも同じように考えました。まずはジャンルで分ける。素人のサイトだからお客さんにとっては「誰の」作品かというのは意味がない。むしろこのコーナーには「どんな」作品があるかを明確にした方がいいと思ってました。そしてデザインやリンクの仕方はできるだけ統一する。アクセスしやすいと同時に作るのがラクだからです。届いた作品はできるだけ早く対応することも方針の一つだったから、早く作れることは重要でした。

お店的に考えればウチはショッピングセンターじゃなくて、○○売り場って分かれてる昔の百貨店って感じでしょうか。こう考えてみるとDB文庫みたいな投稿サイトはフリーマーケット会場かな(笑) 私は誰でもどうぞというサイトにはしたくなかったので、スゴイと思った方だけをお誘いしました(大殴!) 優秀な科学者をさらってくるショッカーのようだ。やっぱり目的は世界征服だったか‥‥(爆笑)

とはいえ我田引水な言い方ですが、完全にバラバラで動いてきたより効果はあったんじゃないかと思ってます。時々誰かが疲れていても(今は私です。ごめんなさい(大汗))、他の誰かが何かアップしていければ、「このサイトって何かしらあるよなぁ」と思っていただける。そうしてリピーターが増えれば、このサイトにある作品は人の目に触れるチャンスが多くなる‥‥

満2年を目前にして当時のマーケティング戦略(へ?)など書いて見ました。単なる作品が進まない言い訳の様にも聞こえますが、一応考えていたんですってば‥‥。
:2003/7/30  先頭へ
 2003 Aug.01:新住所伝達中
昨日の昼頃。会社からsazanpeach.comにpingを打ったらIPが変わってた。早速メールの設定を直して新しいメールサーバーの動きも確認できた。でも自宅に戻ったらまだ旧サーバーに接続してる(苦笑)。夜中にサイトは新サーバーだがメールは旧サーバーという状態になった。そして今朝、自宅から、両方とも新サーバーに繋がった。「だんだんにDNSが付け替えられている」ってこーゆーことかぁ!!と、なんか感動してしまった。

さてここ3日ちょっと果てていた。実は父親が仕事で使っていたマシンがぶっとんだ。電源を切るときに大量のエラーウィンドウが出てきてラチがあかなくなり、ムリヤリ電源落としたら上がらなくなったそうだ。直前に大量に入れたデータがまだMOにバックアップしていない。
やってみるとセーフモードどころか、コマンドモードですら上がらない。メッセージはレジストリが壊れたというものだったから、ハードディスクを取り出して我が家の予備マシンにスレーブで繋いでみた。その段階で「チェックディスクができません」と言われた時はかなり青ざめた‥‥がなんとかデータは取り出せた。もうコピーしながらドキドキものだった。

とはいえうちの予備マシンもPCIバスがなんか怪しくて予備になってたものだ。Win2000で使ってたので、Win98にインストールし直したんだが、やっぱり怪しい。SCSIとNICと2枚刺して設定したらうまく行くのに、最初から1枚だとダメとか、あとから1枚外すとダメとか、そんなのありかい。
どうも怪しいので父親のマシンのハードディスクを換装してなんとかならないかと思ったが、こっちはこっちでIDEのインターフェース自体がヘンになってるらしい。ムリヤリインストールしたら途中でCD−ROMが読めなくなった・・・うーむ。

ということで夜な夜な2台のミニタワーのマシンを開けて、ディスクを繋ぎ変えたりなんなりしてたのでけっこうお疲れ気分。OSのインストールも3回ぐらいやるハメになったし。私は自作マニアでもないし、PC系のライターさんでもないんだから、頼むよ。最終的に自宅予備マシンに最小限の設定で仕事環境を構築したから今日の夜にでも持って行こう。とにかくしばらくの間は暫定稼働だ。修理出さなきゃなぁ・・・(溜息)

皆さん。本当にハードディスクのバックアップはこまめに取っておこうね。できれば毎回電源を落とす直前に。Windowsそのものにも四六時中セキュリティホールが見つかって、やたらめったらパッチ当てなきゃ行けない時代だけど、ハードそのものもなんかヤワになってる気がするんだよね・・・
:2003/8/1  先頭へ
 2003 Aug.02:切り落とし
今日は暑くて食欲無くて(ラバさん、大丈夫。関東人でも今日は暑かったです)、夕食どうしようかなぁと思いながらスーパーに行った。魚売り場で鰹のたたきが1パック198円とえらく安かったので思わず手が伸びた・・・ら、198円なのは私が手に取ったパックだけ。他のは398円。古いのか?とか日付を見たら同じで、そこで初めて気が付いた。持っているのは「切り落とし」のパックだったのである。

おおお。こーゆーのあるんかい。初めて見た。実は私は鰹のたたきは端っこが好きだったりするので、超ラッキーである。一挙に献立は鰹のたたきが中心になってしまった。家を出る時、夫にワインにするかも・・と言ったことなんぞすっかり忘れてました。

けっこう美味しかった。ご相伴にあずかった猫にも好評(笑)。特にぐりは焦げ目の香ばしさがスゴイ好きなので(ぐり一人でいる部屋に焼いた魚は並べられない)大喜びだった。切り落としってなんかいいよね。ローストビーフの切り落としも結構好きだ。昔ビクトリア・ステーションで切り落としがあって、けっこう美味しかった記憶がある。

さて、今朝夫は朝8:00から12:00まで、自治会主催のお祭りのやぐら立てにかり出された。割に楽しんでやってきたようだ。自治会は20班ぐらいに分かれてるんだけど、今年、我が班はウチが班長なので(次に回ってくるのは20年後だ!) 
子供がいないから親同士の付き合いといったことが無くて、日頃ご近所とも挨拶程度だったけど、今年は班長なので集金したり会合の結果をまとめて回したり色々新鮮。うちの近所はみんな古くからの住人だから、安心できる人ばかりで良かったなぁって改めて思った。
:2003/8/2  先頭へ
 2003 Aug.05:満2周年
今日で当サイトも満2周年を迎えました。お客様にもメンバーの方々にも本当に感謝してもしきれません。とにかくカウンター見るとびっくりです。本当にありがとうございます。

実は引っ越したお陰でやっと全てのコンテンツが1つの場所にまとまり、アクセスの状況を見ることができるようになりました。8月に入ってからのアクセスログを見ると、DB関係のアクセスを4とすると、龍球は1と見なしてよさそうです。まったくのオリジナルにこれはスゴイ‥‥と感動しています。

しかし最近管理人がひより気味でまったく申し訳ないことです。考えてみるとこの1年使って龍球の30、25,26話しか書いてない‥‥。情けない通り越してちょっと哀しくなってきましたが、これからもどう頑張っても2週間に1章‥‥のペースになってしまいそうです。ごめんなさい(大汗) 書き方そのものを変えないとダメなのかなぁ‥‥(涙)

とはいえこの歳になるとかなり気長にもなりまして(気長というより、あっという間に1年が経つ)、たぶんずーっとこんな調子でやっていくと思います。複数の作家さんが居て下さることのメリットがうまく生きるようにしていきたいですね。ということで、今後ともよろしくお願いいたします!
:2003/8/5  先頭へ
 2003 Aug.06:輝初期設定にびっくり(笑)
先週末、今までのお客様の紹介で新しいお客様からコンタクトが有り、昨日は2回目の訪問でした。とにかく最初の"つかみ"が何より大事なので、急いで「動くモノ」を作ってノートパソ持って行ってイメージをお見せするなどして‥‥。しかし‥‥炎天下にオールインワンのA4ノートは重すぎ。体力的に果てました。今年は6年ぶりぐらいに夏バテしてるんでマジでシンドイです。8月の16、17日は生まれて初めてコミケに行くつもりなんですが、大丈夫なのか?
8月に入ってホントに夏になりましたねぇ。季節って徐々に変わるようでいながら、実はいきなり変わるもんだと最近とみにそう思います。まあとにかく、この仕事、取れるといいんだけど(笑)

さて8/5付けのラバさん日記の輝設定読んでぶっ飛んでるところです。すごい。そんなキャラかもしれなかったのか‥‥輝!(爆笑) いやよかったよかった、明るい輝で(笑)
ちなみに赤星は最初から呆れるほど変わりません。ほとんどあのまんまです。しいて言えば当初はもうちょっと大人だったはずなんですが(ゴレンジャーのレッドを意識していたので)すぐガキっぽくなりましたね。あとは父親に対してもう少しフクザツなものを持ってるはずだったんですが、竜水が生まれたら一挙に消えました(おい!)

私自身が父親との間に葛藤抱えて育ってきて30代前半でやっと整理つけた人間なんで、もうイヤになっちゃったんでしょうね(苦笑) 若い頃はひねくれた行動が多かったですが、今考えると「得られない安心感」に対する"だだっ子"的行動だったなぁとよく思います。その時は仕方なかったとも思うんですが、今思うとそういった行動ってムダというか損というか‥‥できれば無い方がよかったなぁと思いますよ。若い方(15歳〜25歳ぐらい(笑))は、物事できるだけ素直に考えた方がいいですぞー(笑)

色々なものが払拭されてみると、5年ぐらい前から、自分は意外と単純な人間だったってことがわかってきて、やっと少し自分がスキになってきたので、今の赤星がいます(笑)
私の素地が素直で単純だったとしても、途中でひねくれたのは人間としての弱さだと思ってます。でもそれ、生まれつき走るのが遅いとか力が弱いとかと同じように、遺伝子で決まってくる問題だと思い至ったので(つまりひねくれる脳内電流が流れやすい)、気に病むのは止めました。

ということで、赤星はひたすらに単純で素直な方向に脳内電流が流れる遺伝子を持ってるヤツなんです。だからひねくれなかったんですねー(ホントか)
ラバさんにつられてつい赤星を語ってしまいました。いかん。日記は掲示板じゃないぞ(爆笑!)
:2003/8/6  先頭へ
 2003 Aug.07:カラスとおじさんの戦い
今日は休みをとって懸案事項になっていた病院に行った(苦笑)。去年ドックで子宮筋腫が見つかって、とにかくコンスタントに見て貰える医者を見つけなきゃと思ってたものだから。現在は少し貧血気味な程度だけど、状況が悪くなってから医者探しするのもイヤだし。
電話帳で見て初めて行ったお医者さんだったが、こちらの要望にマッチしててホッとした。筋腫自体はかなり大きいらしいけど、貧血がひどくなければ慌てる必要はないとのこと。まあ、今日の血液検査の結果がどう出るかがちょいと気にはなるが。

さて、我が家の東側には生産緑地(つまり畑ね)があって、おじさんが野菜を色々作ってる。しばらく前の休日、畑の周辺にカラスの大群が押し寄せていたことがあった。30匹程で少しコワイほど。ヒッチコックの「鳥」みたいだった。ちょっとやそっと手を叩いたり石を放り込んだぐらいじゃ逃げないんだよね。空砲でも無いとだめだこりゃと思った。畑はそうとう荒らされたんじゃなかろうか。

だが、おじさんは効果的な反撃に出た。ある日また畑を見た私はマジでぎょっとした。トマトの支柱の上に渡した竹竿に、カラスの死体がぶらさがってるーーーー! と思ったら、黒いビニールをカラスの死体みたいなカッコウにしたものだった。
しかし、これが効果てきめん! マジでカラスが来なくなったのである。見た目がちょっとコワイけどとにかく効くみたい。カラスってほんとに頭いいんだ‥‥。

カラスは人間社会に適応して他の鳥を駆逐してどんどん増えている。いつぞや見たテレビ映像で、餌を食べてるハトにそっと近寄って、それを突き殺して持って行っちゃったのはショックだったな。地元のミニコミ誌では、捨てられた子猫がカラスの餌食になったって話もあった(子猫を捨てたヤツこそ、カラスの餌食にしてやりたいが‥‥)
本当に「鳥」みたいになっても不思議じゃないかも。だからっていきなり退治もできないだろう。とはいえ人間の所有物になってない犬猫はやたらガス室送りになってるのにそれで済まされてるからな。カラスもそのうち駆逐され始める可能性はありそうだ‥‥。

うーん。‥‥食べる‥‥のが一番リーズナブルな解決法って気がするけど、どうだ?

:2003/8/7  先頭へ
 2003 Aug.08:夏休みの自由研究
今日は台風襲来の予定にもかかわらず、お客さん関係と飲み会だった。飲み過ぎた〜。酔っぱらうと電車すごい早いですよねー(おいおい(汗))。一駅乗り過ごしちゃった。でも天候が荒れる前に帰れてよかったです。二次会に行った皆さん、お気をつけて。
さて今朝のNHKニュースのコラムで、夏休み自由研究キット商品の紹介をしてた。要はダンボールのクラフトキット。切れ目通りに切り抜いて組み立てればいいって‥‥本当に"自由"工作になるのか?(笑)

社会人になってから"自由研究"やる時間欲しいよと思った人は私だけではないだろう。今の業務からは微妙にずれてるけど、でもいつか絶対役立つ!って研究ネタは一杯あるし。でもなかなかプライベートな時間を潰してまでやる根性がないんだよなぁ。それやってる人が「仕事ができる」人なんだけど(溜息)。でも同人活動やってる人とか、ある意味自由研究につながる部分はあるかも。

でもそんな有り難い自由研究でも、子供の頃は「さあ、何やろう」って悩むのが普通な気がする。子供の自由研究を本当に有意義にしようと思ったら先生とか親にかなりの体力がかかるだろう。興味をどう持って行くか。どう示唆を与えるか。調べる手段は教えても調べることそのものを手伝っちゃいけない訳だし。

小学校の4年の時、なぜか当時6年生だった先輩たち(課外クラブだったと思う)のグループと一緒に自由研究をやった。お題は道ばたの雑草の植生調査。学校の周りの色々な場所で、1mの巻き尺張って、その範囲に何という草が何本生えてて‥‥って調査をやるわけ。交通量の多い大きな道、人通りの少ない道、造成地や田んぼの中とか。十数カ所も調べたかなぁ。クラブの担当の先生が全部一緒に来てくれて、草の名前とか調べ方とか教えてくれる。今思うとなんて偉い先生だったんだろ。

一応、人通りが多い道なら帰化植物(外国からきたヤツね)が多いんじゃないかとか、仮説を立てては検証していくわけだ。1カ所についてB4の紙1枚にまとめて‥‥。どういう状況だったのか覚えてもないけど、あの時は大学まで発表しに行ったりもした(10年後に私はその大学に行った)。大学の先生たちも微笑ましく聞いてくれたんだろう。こっちはもう固まりきってたけど(笑)。翌年、その顧問の先生は転勤になり先輩たちは卒業しちゃったけど、私はあと2年間、その雑草調査を一人でやったんだよね。

同じ地点の3年間の推移が取れたデータもあった訳だから、うまくやればかなり面白いモノがまとまったハズなんだが、出来はイマイチだったかな。てなこと自由研究で私の新たな1ページが開眼して‥‥ってコトにはならなかったんだが(汗)、とにかく楽しかったなぁという記憶は残ってる。あの時どうして欲しくて買ってもらった全国農村教育協会の「日本原色雑草図鑑」(30年前で6,000円もした!)は、結婚しても未だに持ってたりします(笑)。まあ開くことは殆ど無いけど。
:2003/8/8  先頭へ
 2003 Aug.14:掲示板のウイルス
昨日、OTDのBBSがサーバー移行するという連絡が来た。ネームサーバーが切り替わるまで数日不安定になるだろう。うちの引越の時のように旧サーバーに転送設定してくれればいいんだが、これだけ沢山の人が使っているものだから、そこまでやってくれるかどうか判らない。なのでその間、仮のBBSを用意しようと思い、「せっかく掲示板」で一つ借りようとしたら‥‥。

驚いたことにサンプルを選んでいたらサンプルCでウイルスが見つかった。OPERAとIEの両方でアクセスしたみたがやはり同じだ。既に連絡が行っているとも思ったが、一応SEKKAKU-NETにその旨をメールを送った。今朝メールチェックしたら、メール送信4時間後、夜中の1:00のタイムスタンプで、担当者から丁寧なお礼のメールが届いていた。また「せっかく掲示板」のトップページを見たところ、昨夜のうちにその点についての調査報告がアップされていた。担当者の方、お疲れ様でした。

原因は悪意のある人がウィルスに感染したhtmlをアイコンURLとして投稿していたもの。そのhtmlはグラフィックとして認識されるからブラウザで実行されて感染することはないが、そのウイルス付きファイルが、その掲示板を見たPCのキャッシュの中に取り込まれることは確かである。

「せっかく掲示板」でもすぐにシステム対応してガードするらしいが、アイコンURLを自由に書き込めたりimgタグが使える掲示板は要注意だ。私もOTD掲示板の設定を見直して、Aタグとimgタグを制限した。「OTD」は「マイページ」→「掲示板メニュー」→「環境設定」でタグの禁止設定ができる。「せっかく掲示板」では「メンテナンスルーム」→「掲示板基本機能の設定」に「タグの制御」という項目があるのでそこを全部禁止にしておけばOKだ。
あと「せっかく掲示板」では好きなアイコンが自由に投稿できるデザインがある。こいつをガードするには「メンテナンスルーム」→「アドバンストモード」→「FORM編集」で
<input size=40 name=iconurl>を丸ごとコメントアウトしてしまうのがラクだと思う。つまり
<!--<input size=40 name=iconurl>-->とするわけだ(その前に「アイコンURL」といった言葉がある場合は一応それもコメントアウトしておこう)。あ、お約束ですが、個人の責任でやって下さいね(苦笑)。よく判らなかったら、アイコンは使えるけどアイコンURLの投稿はできないデザインに変えてしまおう。

しかし‥‥。匿名掲示板に愉快犯的な悪質で無責任なカキコするやつとか、こーゆー便乗イタズラするヤツって本当にイヤだなぁ。自分では大したことじゃないって思ってるのかと思うと余計に醜悪。そりゃ、とんでもないウイルス作ってばらまくヤツが一番悪いんだろうけどさ。
もはやインターネットを見るのにウイルスソフトは必須なのか‥‥。あとはブラウザの設定をぎりぎり落として一切のスクリプトを動かなくするか‥‥。でもこれやると不便なんだよなぁ‥‥。みなさんもとにかく気をつけて下さい!
:2003/8/14  先頭へ
 2003 Aug.16:明日はコミケ
明日はコミケに行きます。ほとんど生まれて初めてです アニメコミックの編集をしておられる桃原郷氏のお手伝いだったりしますが(ちなみに桃さん♪ アニメコミック100冊突破おめでとうございます!)。実は今日もあきさんやラバさんと行くはずだったのですが、今週、えらく体調が悪いので大事をとって自宅で大人しくしています(涙) でも千葉は昨日も今日もものすごーい雨なんです。Yahooの天気を見ると港区のあたりは今日は曇りってなってますけど、ほんとですか?

さて、上で「ほとんど」と書いたのには理由があります。厳密に言うと私は1981年に川崎市民プラザでやったコミケに行ったことがあるのです。あれが第何回だったのかわかりません。ネットで調べると第9回か第10回だったみたいですね。

当時の私は高校の漫研で1年先輩にいらした長谷川裕一氏(代表作「マップス」等)を中心に8mmアニメを作ってたんです。あの時のコミケには自主制作8mmの上映会も併設されてて、そこに参加しました。で、夫の冨澤統の方は上述の桃原郷氏や南田操氏と自主アニメを作っていて、やっぱりそれを持って来てまして、そこで我々は出会ったというわけです(笑)
南田氏の「超銀河的美少女幽霊」(富士見ファンタジア文庫)のあとがきにある「自主アニメの声優同士カップル」とは我が家のことです(爆笑) ちなみに「超銀河的美少女幽霊」のイラストが長谷川裕一氏なのもそこでの出会いがきっかけだったり。

でも私自身はまったく絵は描けず、アニメを作っていた時も、トレス、色塗り、撮影、音響、声はやっても、中割り1枚描いたことはありません。川崎市民プラザでも同人誌売り場は通過しただけで‥‥(おい!)。その初めてのコミケ以降、同人誌の世界に触れる機会は無かったんですね。
そこから22年経って、まさかこんなことになるとは思いもよりませんでした。明日は、ゆうさんともお会いできるので、楽しみに行って参ります。
:2003/8/16  先頭へ
 2003 Aug.18:微妙に初コミケ
行ってきましたよコミックマーケット。楽しかったんですが、楽しさが普通の方とぜんぜん違うっていうか‥‥。ちょっとフクザツな気分でした(笑)
お手伝いが楽しかったんですよ!。座るヒマ無しでやり甲斐ありました。計算、間違えてないといいけど。それだけ心配(大汗)。お客様の中には本当に嬉しそうに買って下さる方がいらして、そういう時は見てるだけでこっちも幸せでした。どんな世界でも「お客様」は変わらないものだって気がします。喜んで貰えたら嬉しくてそれがやり甲斐。今の自分の仕事も、お客様の紹介で新しい方に繋がることが多いんですが嬉しいんですよね、それ。モノを買うちょっとした一瞬でも、気持ちよく買って貰えたらいいなと思うのです。また売り子さん、やりたいです。

ただ‥‥ですね。私はこの年齢まで同人誌には縁の無い生活をしてきたせいか、こんなサイトは持ってるのに全然ピンと来てないんです。なので行きたいサークルさんがあるわけじゃないし(市販されてる漫画だって昨今ほとんど読んでないんだから)、たぶん一般参加の方よりすごーくラクに会場に入った‥‥んでしょうけど、さあ、どうしよう‥‥って(爆笑)。いちいち目を丸くしてる私に色々教えてくれて、桃さん、ありがとう(苦笑) 結局南桃堂のスペースにほとんど居て、あと緑河さんのスペースにしか行ってません。

前の会社の女性の先輩で、就職してからもずーっとバンドを続けてらした方がいたんです。パートナーの方も別のバンドの方で、結婚式の二次会で合同コンサートやったんですね! 私は音楽にも疎いんですが凄く感動しました。音楽が良かった云々はわからないけど、先輩達がずーっとこれをやってきた事に対して感動したんです。で、コミケに対しても似た感覚なんです。はっきり言ってあの中に自分が読みたいと思うものがある可能性は少ない。だけど、今日のこの日のために忙しい中で作品を作って来られる方達の頑張りに感動しますね。

そして。あきさんとご一緒に活動されている緑河さん、そして、ゆうさんとみづさんにお会いしました! それぞれに「素敵なパートナーと巡り会えて本当に良かったですね♪」って思える方々でした。
あきさんと緑河さんはコンスタントにずっと活動を続けてこられて、その意味でも私自身がお手本にしたい方々なんです。緑河さんはご自身のオリジナルサークルに加えて、あきさんとのサークルも手がけておられる驚異的な方‥‥。今回、緑河さんの作品をGETして来たんですが、その厚さたるや‥‥凄すぎる。
そしてとうとう黒羽と赤星の邂逅は実りました。ゆうさん、想像以上にカッコ良くて、想像以上に可愛かったよvv やっぱ黒羽だ‥‥(爆笑) ゆうさんとみづさんは魔法をかけて小さくして箱庭に入れてずーっと観察していたいぐらい微笑ましい&面白い方々でした(笑)。ラバさん、そういう魔法、ぜひ研究しましょう!(爆笑)

ところで、昨夜帰宅して入浴後、体脂肪率が16%まで落ちてました。流石、コミケ‥‥。でも今日〜水曜まではぜーったい!休めないので、仕事行きました。1日ふわふわしてました。ごめんなさい。
:2003/8/18  先頭へ
 2003 Aug.21:反論もルールの中で
月曜日に夫が言った。
「そういえば昨日のアバレンジャー、いい話だったなぁ」
「え!? もう見ちゃったの?」(私はコミケに行ってたから見られなかったのだ)
「おお! 荒川さんってほんといいよな。555はラストでとうとうお互いの正体わかって、がーんってしてた。ちゃんと金曜日までに見とけよ」

げげげ‥‥。
ということで今日、まずはアバレンジャーの方を見た。

国語や数学はダメだけど走るのは得意という少年が、次の運動会で一等を取りたくて一生懸命に走る練習をしてる。だが彼の小学校では、順位をつけるのは差別だという父兄からの要請で、今年から運動会では順位をつけないことになってしまったのだ。じゃあ走ることしか得意じゃない子はどうなるんだとふてくされた少年は、思わず怪人に「運動会なんかなくなっちゃえ」という願をかけようとする。止めようとするアバレッドとそそのかそうとするアバレキラー。
アバレキラーの「我慢なんかするな。力が全てだ」という誘惑に少年は一瞬負け、アバレンはピンチになり小学校も破壊されそうになるのだが、なんとかクリア。戦いが終わったあと凌駕は少年の手を引っ張って小学校に向かう。
「納得できないことがあったら、ちゃんとルールの中でぶつかってみるんだ」
そして二人は校長先生に頼み込むのである。負けた子はいたわればいい。なんとか順位のつく運動会にして欲しいと。

大人のキメたルールは、子供にはただ押しつけられただけの不愉快なことも多いだろう。だけどそれに対してただ「ムカツク」と暴力的な手に出たり、あからさまに無視してかかる中学生や高校生が随分と増えた気がする。昔が今に比べて良かったかというとそうとも言えない。きちんと話し合って納得していたわけじゃなく、唯々諾々と従う子が多かっただけかもしれない。
それでも生徒達の平均的行動は悪くなってきていて、その対策で細かいルールが増加したり、逆に子供に伝えてしかるべき規律や競争が「自主性」という言葉の中でうやむやにされたり‥‥。何か悪循環に陥っている部分もあるのだろう。

まさに今日、凌駕の言ったこの一言こそが真っ当な解決作だ。まずは話し合ってみれば、ルールを作った人間を動かすことができるかもしれないし、逆に生徒の方がルールにも一理あったことに気づくかもしれない。そして、こんなことは大人になってからもやたらある。

実際に荒川氏の回りであったコトなのかな。さりげなく軽いストーリー運びなのにどんと存在感のある回だった。荒川氏ってほんとーにえらいなぁ! どうしてこんな話が思いつけるんだろう。色々な脚本家の方がおられるけど、私的ヒーロー脚本家のナンバーワンはやっぱりこの人だvv
:2003/8/21  先頭へ
 2003 Aug.23:うちがファンサイトじゃない理由
昨日友人達と集まっていて、ドラゴンボールの完全版を私が買ってないと言ったら「ウソでしょ?」と驚かれてしまった。うーん、確かにこういうサイトやっててこの年齢の経済力が有れば、買っても当たり前なんだろうなぁ‥‥(苦笑)。でも私は「それならLet'sNoteの方が欲しいぞ」とか思ってしまうヤツなので、たぶん買わないだろうな‥‥というか、そもそも「欲しい」って気持ちにならないんだ。
そう考えてみるとなんかフクザツ。いったい私にとってDBってなんなんだ。

2年前にDB読み返した時、悟飯が可愛くて可愛くて、思わずネットで検索したら色んなファンフィクが引っかかってきて「ほー! 世の中はこーゆーものがあるわけ!」と感動して、それで自分でも書いてみたのが今に繋がっている。
だからと言って当時、いきなりドラゴンボール関係の商品を買い集めたか‥‥というと全くそういうことは無い。「あったらいいけど、タダで場所取らなければ‥‥」程度の「引き」しか無いのである。私自身にコレクターの血が皆無なのと、「絵」に対して拘りが無い(「鳥山先生の絵が凄く好きだー!!」というノリにならない)せいもあるだろう。しかしドラゴンボール小説サイトでトンデモナイ発言だな(大汗)

たぶん私は、悟飯や悟空やピッコロという「キャラ」が好きなのであって、「ドラゴンボール」はその好きなキャラの「記録」に過ぎないのだろう。

たとえばここに織田信長が好きな人が居たとする。彼は信長の出てくる歴史小説や史実を色々読むだろう。でも彼の好きなのはあくまで「彼自身の頭の中に出来上がっている信長」だ。もちろん○○氏の書いた「△△△」という作品の信長はいい!・・・ってことはあるかもしれないけど、じゃあ彼が「△△△」や○○氏のファンなのか‥‥と言ったらちょっと違う。そうこうしているうちに彼は、自分の信長を表現するための「歴史小説」を書き始めるかもしれない。

ドラゴンボールの場合は「原作」は「史実」であり、原作者はキャラ達の行動を実際に見た「記録者」だ。アニメは「歴史小説」にあたり、著作権問題は無視すればあまたちらばるファンフィクションも全て「歴史小説」や「空想歴史小説」だ。原作者を記録者とするのは随分ムチャな話だが、キャラが実在する仮定で考えたら「記録者」兼「相談者」(キャラが困った時に相談できる人)なんて役割が近いのでは‥‥と思う。

私にとっては、自分の頭の中にいるキャラたちはできるだけ実体(史実)に合ってることが好ましい。だから原作を読んでは色々考える。新たな史実が見つかったのならその記録は欲しいと思うけど、完全版は要約だからなぁ‥‥。
「バガボンド」ファンや「バガボンド」の武蔵ファンというのと、ただの「宮本武蔵ファン」と、かなりイメージ違うよね。サイトを立ち上げる時、漠然と「DBファンサイト」にはきっとならない‥‥と思ってたんだけど、こーゆー理由だったか。なるほど(苦笑)
:2003/8/23  先頭へ
 2003 Aug.27:実写版セーラームーン情報
とうとうセーラームーンが実写になる。http://hicbc.com/tv/sailormoon/main.htmが紹介ページだ。
トップページでいきなり「これCGやフィギュアじゃないよね。ホントの人間よね」ってまじまじと見てしまった。特にヴィーナス。頭小さくて完璧(笑) キャラ設定とか読んだけど、随分アニメに忠実で、映画(これ、出来良かったんだ)のキャラ設定も意識されていて「掴みはOK!」みたいな感じだ。

ドラゴンボールは原作に忠実なアニメで、原画もかなり漫画から取ってるし、時々オリジナル穴埋めシーンがあったにしろ、ストーリーも原作通りだ。週刊連載だし、原作がある程度進んでからアニメ化したからということもあるが、何より鳥山先生の偉大さは他の人じゃ埋められないって理由が大きいと思う。あ、ちなみに前回の日記で鳥山氏は記録者なんて書いたけど、私がDBワールドを作りあげた鳥山氏は凄い!と思っているのは確かなので、誤解されませんように。

一方セーラームーンは月刊誌連載で開始とほぼ同時にアニメ化されたので、原作というよりは原案って印象が強い。セーラームーン・ワールドを各メディアで同時売り出しをして、片翼が漫画、もう片翼がアニメだったって感じ。DBはアニメにならなくてもヒットしてただろう(そうしたら鳥山氏はもう少し早く打ち切っていたかもしれないが)。でもセーラームーンはあの売り出し方があってこそあれだけヒットしたと思う。それでも武内直子氏は版権持っている立派な原作者なわけで、私的に彼女は驚異的な強運の持ち主なんじゃないかと思ってる。

「運も実力のうち」というような可愛いもんじゃなくて、圧倒的な運の良さってあるんだよね。時たま会社組織の中でも「あれ、こんな人が?」と思うような人が高い地位にいて、実はその人が「運のいい人だった」ってオチはなにげにあるようだ。運のいい人が携わったプロジェクトは基本的にうまくいくわけだから、ひいては会社の運もよくなるという‥‥。たぶん前世で、とんでもなく良い人だったに違いないって思える。そういう人ってけっこう無邪気だったりするしね。

今度は「実写で世界征服」なんて武内氏のコメントを読んで、マジでいくかもと思ってしまうのもこのせいだ。映画やオリジナルビデオとかで「戦うヒロイン達」ってそれなりに出てきているし。初の「少女戦隊もの」を受け入れる土壌はあるわけだから。

ただ一つの希望は、セーラームーンは男性視聴者に媚びすぎないものであってほしい。オリジナルビデオ作品とかの戦う少女ものって男性おたく「だけ」を意識してる気がするが、セーラームーンのアニメや漫画はあくまで少女が対象の作品だったのだから。
今までの実写ヒーローって「視聴者は基本的には男の子(とお母さん)」ってパターンが圧倒的に多いからなぁ。心配だ。可愛いアイドル+露出度の高いコスチュームってだけで作り手が考え違いしそうでコワイ。だから女性原作者として、武内氏にはそういうあたりにガンガンチェック入れて欲しい。
そしてセーラームーンの強さは母性だってあたりも取り違えないで欲しい。うさぎの強さは欲望じゃない。他を慈しもうとする母性なんだよ。
:2003/8/27  先頭へ
 2003 Aug.31:兵器になったライダー
昨日はラバさんと555とアバレン映画版を見て来ました。ラバさんお付き合い下さって感謝です。そしてあきさん、残念でしたが、どうかお体お大切に‥‥。
おお!と思ったのが555の途中で帰る子供の多いこと! しかし私も、視界の片隅でちょっぴり眠そうなラバさんを捉えつつ(笑)、帰ろうかしら?と思っていたのは事実なんで(爆笑)。555の感想を簡単に言うと「シーン書きたい病の嵐」で「ムダに豪華」(ラバさんのこの一言最高です(笑))

世の中がオルフェノクの世界になってて、彼らは今の人間と同じで平和に暮らしてる。恋人同士も親子も楽しそうに暮らしてる。映画ではオルフェノクは怪物じゃなくて「進化系」なんですよ。で、対する人間の解放軍側は美しくないヤツが多かったり‥‥。
うーん、話をどうしたかったのかよくわかりません。管理社会近未来SFや「鳥人体系」みたいな風刺ドラマにしたかったのか、マイノリティ問題取り上げたかったのか。巧の成長を描きたかったのなら、変化の過程書かなきゃ意味無いわけで記憶喪失を入れる必然ないし‥‥。

目的が「相手を倒す」じゃなくて「共存」になる。これは良かった。だけどそこへの道筋はまったく示されない。「こうしたらいいかも」って暗示すら無い。だからラストの巧の決意も、どう動こうと思ってるわけ?って、どこか不安になる。子供は退屈し大人の鑑賞に耐える訳でもない。お金はかかってそうだけど、内容的には素人の「ファンフィク」と同レベルだなぁと思いました。

しかし戦闘員と化したライダー軍団見て「ライダーは既にただの兵器なんだ」と実感した映画でした。そーゆー意味ではガンダムっぽいのかとも思うんですが(量産タイプのジムを連想してました)、先日ガンダムファンの方に「それでもガンダムはどのガンダムでも、常に主人公が搭乗するし、何より悪さはしないんです」と言われて、なるほど、と思いました。
殺人犯や利己的な理由のみでライダーになる人が現れてライダー同士で戦うことになった龍騎。そしてただの兵器になってしまった555。仮面ライダーも変わったものです。

ただ、役者さん達はほんと頑張ってました。特に真理役の芳賀嬢は良かった。台詞が一言一言、聞き応えがありました。海堂役の唐橋氏の嘆きのシーンには呑まれましたね。舞台の方ってああいうキレ方が本当にスゴイと思います。そして一番感動したのは、映画のパンフレットにあった草加雅人役の村上幸平氏のコメントだったりします。
「友達からは、あの(草加)役美味しいねって言われるんですが、僕としてはライダーじゃなかったら凄く美味しい役だと思うんです。こんなヒーローがいて良いのか、と。ワルっていうんじゃなくて、嫌な奴ですからね。だから雅人を誰か救ってくれよ、と。(中略)TVシリーズでは(巧の存在によって)雅人は救われるんだって思ってます」
ああ、普通の感覚だなぁ。こっちが救われた気分になれました。

アバレンは楽しかったです。誠直也氏が出演されてること知らなくて、買わなくていいかと思ってたパンフ、そのために買いました。素敵でした〜!! 最初のお話を読む声だけで、おおお、とかのたうってしまいました。ちょっとアスカが可哀想でしたが(←エコヒイキ)(笑)
でも楽しいという意味では、今日のTVのアバレンが楽しかったです。ゴージャスじゃないですが、最高に楽しめました(タイムのホナミちゃんも出てきたし)。あの難しいボディチェンジをこなされた凌駕と幸人役のお二人、本当にお疲れ様でした。素晴らしい演技だったと感動ですよー!
:2003/8/31  先頭へ
 
(次の日記) (戻る) (Oz's Leaves TOP)