―小市民サイヤ・改題― 孫家の人々

 今日、孫家の長男が生まれた。
 仲間たちが祝いに駆けつけ、孫家は賑やかであった。

ラディッツ「ほー、この子がお前の息子か。そっくりじゃないか」
悟空「へへ〜、やっぱそうかな〜」
ラディッツ「しかし参ったな、オレもおじさんか。はっはっは」
バーダック「何言ってんだ、オレなんかじいさんだぜ。勘弁してくれよ」
二人の顔は緩みっぱなしである。
ターレス「おいカカロット、祝いに来てやったぞ」
チチ「あ、ターレスさだべ」
ラディッツ「あっ、チチさんは休んでて下さいよ。おうターレス、こっち座れよ」
バーダック「そうそう、あんたはゆっくり休まねえとな」
チチ「悪いだな、お養父」
バーダック「なーに気にすんなよ。ははは、孫もいいが娘ってのもイイもんだな。ねえ牛魔王さん」
牛魔王「んだんだ。バーダックもまだ遅くねえべ、娘作ったらどんだ?」
悟空の母「あらいやだ、牛魔王さんたら!」
ラディッツ「カカロット、名前は決まったのか?」
悟空「あっ、そういやまだだなあ。チチ、どうすっか?」
チチ「そうだな〜…」
ターレス「まだ決まってねえなら、オレに付けさせろ」
悟空「なんて名前だ?」
ターレス「そうだな、ゆくゆくはオレの仲間にしたいから…『キャベツー』ってのはどうだ?」
バーダック「おいおい、薬じゃねえんだぜ。やっぱりここは根菜類だろ」
ラディッツ「そうだな、オレがカブでカカロットがニンジンだから…」
バーダック「………………『ダイコーン』だ!!」
ラディッツ「おお、さすが親父!」
ターレス「バダさん、そりゃちょっとひどいですよ」
バーダック「そうか?じゃ……『サクラジマダイコーン』てのはどうだ?」
ラディッツ「いや、それより『ネリマダイコーン』の方が語呂はいい!」
ターレス「『キャベツー』だって言ってんだろ!」
バーダック「待て待て、いっそ『ネギボーズ』なんてのは…」
ラディッツ「『タケノッコーン』も捨てがたいぞ!」
バーダック「『マメマメマーメ』って手もあるな」
ラディッツ「いや、やはり根菜類を……」



 その後、息子の名前は『悟飯』に決まった。
 サイヤ名は『ミヤシゲオオナガダイコーン』だそうである。


                       (完)


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