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●Oz's Leaves あとがき集●

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■60 / 1階層)  邂逅
□投稿者/ 管理人 -(2005/06/02(Thu) 20:13:41)
    この4月にある大学に行ったらそれはそれは桜がきれいだったんですね。公園じゃないので道の脇で酔っ払ってる人がいないのも嬉しいし。芝生ではサークルや研究室のグループが宴会をやってたりしましたが、それもまたいいかなという感じなのは、若さ故なんだろうか(笑)。

    この大学、構内にバス路線が走ってる。バスの窓から桜を見ると高さのせいか余計きれいなんですよ。枝がたわみそうなぐらい満開の桜を見ているうちに、その桜を描写する言葉がぱらぱらと頭に浮かんできました。それを頭の中でひねり回していたら、なんとなく赤星と黒羽の出会いの物語が書きたくなりました。

    今はもう公開終了になっていますが、3年ほど前、ゆうさんが大学時代の赤星と黒羽のイラストを描いて下さいました。それまで私は2人の出会いのことなど考えてなかったので、「なついてくる赤星にちょっと迷惑そうな黒羽」というイラストのシチュエーションに、「これはー!」と思ってしまった訳です。それで思わずイラストに添えたSSが、一応赤星、黒羽の出会いのオフィシャル設定(笑)ということになり、24話でも使ってます。

    そのSSを発展させたのがこの「邂逅」です。とはいえ、シチュエーションだけのドリームをちゃんとお話にするのは、やっぱり難しいですね。どんな事件ならいいのかしらとか思っちゃって苦労しました。いや、大学時代もスパイダルがいてくれればラクだったんですが(笑)

    黒羽本人の自覚は「仕方ないから一緒にいるんだぞ」なんですが、意識していないところで赤星に惹かれていく‥‥そんな感じで書いてみました。実際にこんな事件になったらマスコミとか大変なんでしょうが、遊びの話なんで追求しないでください(汗)
    黒羽の回復が早いのはもちろんお父さんがあの人だからです(笑) でも布団丸めて抱きついて寝ている赤星は私も見てみたいです。絶対可愛いだろうと思う。書いていて楽しかったのは(日記にも書きましたが)、1話でじゃれあってる赤星と有望。私も夫と同じ大学で、空き時間に図書館で待ち合わせたり、お昼一緒に食べたりしてたんで、懐かしかったです(笑)

    ってことで、このお話の元になったイラストSSを再掲させて頂きます。自分では割に気に入った文章だったので。
    ==============================================================
    「よ! 黒羽! どこ行くんだ?」
    「別に。どこにも行かんよ」
    「じゃ、一緒に帰るか」
    「なんでオレがお前さんと帰らなきゃいけないんだ? 逆方向でしょうが!」
    「‥‥なんかあるんだろ? 俺も一緒に行くぜ!」

    この妙に明るくてうっとうしい男とは、この4月、西都大学の入学式の日に知り合った。いや、うっかり知り合ってしまった‥‥という方が正しい。

    入学する直前に関わり合いになったチンピラどもが、大学まで乗り込んで来た時はちょっと驚いたものだった。オツムの悪い奴らと思っていたがここまでとは‥‥。で、桜吹雪の中でそいつらをぶちのめしてる時、怯えたり眉をひそめながら遠巻きにしてる連中の中で、唯一にやにやと一部始終を見ていたのがコイツだった。

    一人がたまたまこの男の方に逃げた時、コイツは目にもとまらぬ速さで一撃を喰らわした。自分よりひとまわりでかいその男をひょいと肩に抱え上げると、オレが片づけた男達の側にどさりと置く。そしてなんの屈託もなくオレに手を差し出すと「工学部に入ったばっかの赤星竜太だ」と笑った。で、それ以来、コイツはオレに何かとつきまとって来る。

    「だから、なんでもないって、言ってるじゃねえか!」
    「ウソだ。絶対、何かに足つっこんでる。俺も手ぇ貸すぜ!」
    「ダンナの手なんか借りたくねえって! やなこってす!」
    「やーっぱ面白えこと隠してんな? やだってゆっても着いてくもんねー!」

    いつも死ぬほど鈍感なくせに、どうしてこーゆーことには鋭いんだ、このダンナはっ! ああ、オレ一人なら、ちょいとダマされたフリして内情調べて、それから片づけられるものを‥‥この単細胞連れてった日にゃ、いきなり正面勝負になった上に‥‥‥。

    ‥‥まてよ‥‥。その手があるか‥‥。ま、二人の方が確実は確実だし、コイツならちょっとやそっとじゃ‥‥‥。

    「よし‥‥それじゃあ、赤星‥‥」
    もといっ 進んで連れて行くと思われちゃ、絶対いかん! 言い直そう!
    「迷惑だって言っても、来る気か?」
    「え”! め、迷惑かける気はねーけど‥‥。でもお前、いっつもなんかヤバそうなことやってるからさぁ‥‥‥‥」
    「ヤバそうって‥‥お前さんにとっちゃ、面白いことなんだろーが?」
    「はは‥‥それも、あっけど‥‥」
    「じゃあ、今度だけだ。今度だけ特別に連れて行くんだからな。あと、絶対オレの言う通りにしてもらう」
    「ああ、そうするそうする! 約束するぜ! で、相手はどんなヤツ?」

    こんな脳天気でわけわからんウソつき、見たことがない‥‥。コイツが日本で二番目に強いなんて‥‥世の中、どこか間違ってるぜ。‥‥ったく‥‥。
    (初出:2002/3/3)
    ==============================================================
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