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●Oz's Leaves あとがき集●

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■55 / inTopicNo.1)  龍球 第22話/第23話/第24話
□投稿者/ 管理人 -(2004/03/05(Fri) 23:27:26)
    「第22話 ヒーローショー話」

    こいつは、今の所書いたオハナシの中で一番楽しく書けた作品です。きっかけは、第7話で黄龍の変装シーンを読んだひゆーさんが仰ったんですよ。「よかった、着ぐるみじゃなくて」 それで思いつきました。ヒーローショーで着ぐるみ着る黄龍兄ちゃんのオハナシ(爆笑)
    これ書いたの2年前の3月なんですが、その年の正月に私の実家で家族が集まった時、弟が小さな息子を連れて後楽園の「ガオレンジャー・ショー」を見に行った話をしてくれたんですよ。ナイスタイミング!ってことで参考にさせて貰いました。「ガオジラフ」とかまんまで覚えてるって話もその甥の話です。

    どのシーンもどのシーンも書いていてひたすら楽しかったですね。遊園地出すならやっぱ赤星とお化け屋敷は必要かとか、となれば赤星の天敵の理絵さんには一肌脱いでもらおうとか、わけわからんオマケもついてます。黒羽が赤星をお化け屋敷に放り込む時に使う「行ってこい、強い子よい子元気な子」ってのは、青池保子氏の何かの短編にあったんです。

    戦隊のスーツアクターさんって男性がヒロイン役をやっておられることが多いでしょう。今アクション監督で有名な竹田氏なんて女性以上に女性らしかったですよね。逆に本当に女性が入っている時はしなとか作らないですよ。女形の原理と同じなわけですが。ってことで輝がピンクのスーツ着せられて、色々苦労させられるのはそういった感じです。

    怪人パペッティアも結構気に入ってます。操り人形とか腹話術の人形をパペットって言いますが、パペッティアは人形遣いです。昔のスペオペを好きな方ならラリィ・ニーヴンの未来史シリーズで出てくる、手の長い異星人の方を思い出されるかも。

    茜さんのお転婆ぶりも書いてて楽しかったです。ハリケンのおぼろさんってけっこう強烈なキャラでしたよね。私が監督でもスカウトしたくなったかも(笑)
    Cパートの後半の監督の「子供にはヒーローが必要なんだよ。ヒーローの生き様を心に刻んで、忘れなければ、きっとまっすぐ歩いていける」とか、ラストで5人が語る、ヒーローの心を忘れなければ‥‥って話はあれは私のホンネですね。日常生活の中でも、ヒーローの心は忘れちゃいかんと思ってるんです。いざって時逃げないとか、人に迷惑かけないとか、困ってる人は助けるとか、ほんとにそういうシンプルなことで。


    しかし、これ書いた時はハリケンの初めの頃で、まだゴウライジャーも出てなかったんだよなぁ。今や既にアバレンジャーも終わってデカレンジャーになってるって言うのに‥‥(大汗)

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■56 / inTopicNo.2)  「第23話 夢話」
□投稿者/ 管理人 -(2004/03/06(Sat) 22:35:55)
    すぐお分かりと思いますが、忍風戦隊ハリケンジャーの第11話のパクリですね。可愛がっていた犬が死んでしまった少女が、その犬が生きている夢の中に閉じこめられてしまうお話だったんですが、見た時思わず泣いていました。

    私は日記で猫の「ぐり」と「こるく」の話を時々書きます。じつは「ぐり」には一緒に拾った「ぴの」という兄ちゃん猫が居ました。ぐりとこるくが2歳半ぐらいになった1997年の冬に、捨てられていたこるくを拾ったんです。それから1ヶ月ほど経った頃です。ぴのは、ある夜家を出たきり、戻ってきませんでした。永久に。

    朝帰りは無かったわけではありません。でも翌日も帰ってこなかった時に青ざめた私たちは近所にポスターを張り、獣医さんに連絡し、保護センターに届け出をしました。数週間経ってから、立て続けに2本「その猫が車で引かれているのを見ました」と電話をして下さった方がありました。もう遺体がどうなったのかは時間が経っていてわかりません。その後1年、それでも保護センターに通い続けましたが、それきりだった。子供のいない私にとって、これ以上に哀しいことはたぶんそうは無いと思います。

    それは普段のぴのの縄張りじゃなかった。うちの近所は道が狭いから車もゆっくりしか走らない。でもぴのは何かのはずみで普通の道まで行ってしまって、そこで事故に遭ったのでしょう。
    生後一ヶ月半のこるくには色々手がかかった。そしてぴのが家を出た直前の3日間、丁度夫が出張で手が回らなかったのも確か。小さい子猫だったこるくがじゃれついてくるのに辛抱強く遊んでやっていたぴの。でも妙に感情豊かな子だったから色々思うところがあったのかもしれない。
    後悔することばかりでした。病気で看病して無くなったらまだ諦めもつくかと思うのですが‥‥。ぴのが居なくなった直後、40度の熱を出したのに家に居たくなくて出勤し続けたのも記憶に新しいです。家にいると、そのあたりを歩くぴのの姿が見えてしまうからです。


    そんなこんなでハリケンジャーの11話はまさに人ごとではありませんでした。だからそれで書いてみようとしたのがこの龍球23話です。

    あの頃ひゆーさんがだんだんお忙しくなってきて龍球が書けないというお話があって、瑠衣と黄龍の事とか色々メールでやりとりしたんですよ。で、それまであんまり瑠衣のこときちんと考えてなかったので、いっちょ書いてみるかということで、瑠衣ちゃんと赤星がメインの話になりました。私は不器用なのでそれぞれのキャラを書くのに赤星との絡みでないと考えられないんで。

    脚本形式でシリアスなものを書いてみたらどうなるかってチャレンジでもありました。脚本形式はギャグを書くには最適だってことはわかったのですが、それだけってのもまずいだろうと。


    でもCパートはしんどかったですね。美雪と赤星で既に泣いてて、その後の瑠衣と茂のシーンはそれをもっと追い詰めなきゃいけないので、キツかったです。親をああいう状況で失った子供が瑠衣みたいでいられるワケ無いよなとか色々思うと、どうしたもんかって。

    以前ラバさんが「考えてくと黄龍兄ちゃんが許せなくなってくる‥‥」って割に本気でおっしゃってたことがあって、ラバさんの瑠衣ちゃんへの愛情が伝わって来るなぁと微笑ましかったんですよ。年齢的には「教え子に手を出す新任高校生教師」ぐらいのパターンですから。

    ただ個人的には瑠衣が抱えてる「憎悪」は、同年齢の男じゃたぶん支えきれないなって気がするんです。だから黄龍じゃなきゃダメなんじゃないかって。・・・うーん。ひゆーさんの「約束」を何度も読み返しながら書いたんですが、私が書く瑠衣は「ドロドロ感」が希薄になっちゃってちょっとイマイチかな。


    あとは美雪の猫の、カベルネ、メルロ、グルナッシュってのは、自分のDB小説の「私はロボット」に出てくる犬の名前だとか、美雪のお父さんの田尾はやはり「私はロボット」のタオから取ったとか、西都病院の李畝(りせ)は、あきさんに敬意を表して、フラグメントの登場人物のリセルから頂いたとか‥‥

    でもBパートのみんなで調査するシーンやラストパートで有望さん相手にボケかましてる赤星は楽しかったです。子供から聞き込みしてる黄龍とか、マダムキラーっぽい黒羽とか私的にはツボなんですがね(笑)
    有望さんと赤星って私的には似たもの夫婦って気がしてます。おおらかで、細かいこと気にしなくて。相手に対しても自分に対しても「こうあるべき」とかあんまり考えなくて。でもやらなきゃいけないことや好きなことには自然体で熱心に取り組んでいけるっていうか。二人で忙しい時は家の中荒れまくってますよ、きっと(笑) それでも自分や相手を責めたりしないんだろうな、あいつら。
    こう考えていくと、ゆうさんの設定した有望さんにお兄さんがいた設定は納得できます。私の周りの長子って、本質的には神経質な人が多いんです。人の反応とか色々気にするんですよね。でも有望さんも赤星も末っ子同士ならあの脳天気さが納得できる(笑)

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■57 / inTopicNo.3)  「第24話 我が心の翼に」
□投稿者/ 管理人 -(2004/05/05(Wed) 15:44:12)
    なんのかんの言って、この24話は自分で書いた龍球の中で一番好きですね。色んな意味でバランスが良かった(と自分では思っている)ので。ダラダラ長くなっちゃう自分の悪いクセもまあまあほどほどで収まっているので。
    きっかけはケーブルテレビでたまたま見てたゴレンジャー。新命がバリブルーンごと捕まってチップを埋め込まれて、東京を爆撃させられそうになるってお話があったんです。私の中では黒羽は宮内さんですから、んなもん見せられたら書きたくなるじゃないですか!(笑)

    当時はまだ、25、26話はゆうさんが書く予定だったんです。プロット的には黒羽が自分の息子だってことをBIが先に気づいてた方が書きやすそうだったので、じゃあ、24話で気づくことにしましょうと了解を頂いて書き始めました。黒羽のオズブルーンへの愛情も、本編では格納庫で寝てるぐらいしか触れられてなかったので、ちょうど良い機会だなとも思いました。

    黒十字軍にはゴレンジャーの正体はしっかりバレてますが龍球ではまだです。スパイダルはオズリーブスをあーゆーカッコの怪人(笑)だと思ってるので、そのあたりの誤解(は?)も解かないとなりません。となると着装できない空間を作るのがいいかなぁ。それで赤星に来てもらって二人で思いっきり美味しくキメてもらおうと(笑) タイトルの「心の翼」は黒羽にとってのオズブルーンだったり、BIにとっての息子だったり、赤星にとっての黒羽だったりします。

    ‥‥‥‥えーと、ちょっと話がズレますが。この24話、女性向け視点で見ると"そう"見えてしまうかもしれないんですが、違うんですよって話です(苦笑)
    ちょうどこの頃、BBSで、黒羽はスパイダルを倒したらどこかに行っちゃうって話がよく出たんですよ。絵日記2で赤星と有望の結婚式の最中に黒羽は去っていく‥‥となってますからオフィシャルです。それが私の中の赤星にとっては辛くて辛くて仕方が無かったんですね。

    私自身が一般的なものにくるりと背を向けちゃう要素があるのに妙なんですが、実際に(特に歳とってから)会社でも、組織から距離を置いてしまった同僚に色々アプローチしたがるようなトコが自分にはあります。赤星ほど不器用じゃないつもりですがね。
    背を向けても実は構って欲しいというホンネが自分にあったからだと思います。まるでネコだな。実際色んな意味で世の中で不適合だった自分が、夫によって救われて(いや大げさではなく)今の自分があるので、"人並み"ってのも大事だなと実感してるんですよ。

    だから赤星も、黒羽が「オレはいい」と背中を見せた時、そこに「寂しい」サインを感じちゃったんでしょう。その揺らめいてる尻尾はなんだーって(笑) だもんで黒羽が頑なになればなるほど黒羽を追っかけてしまう。でもこれ、女性向けの人が言うような色恋の感覚じゃないと思う。たとえば相手が理絵さんでも赤星は同じことしますよ。私自身の他人を構う要素が男女関係無く発揮されるし、だいたい○×○の世界に縁が無かったので。
    ‥‥と、こーゆー説明したらラバさんに苦笑されました。「本当に無邪気は罪だったんですね」って(笑)


    で、本題に戻りましょう。
    この話でまず苦労したのが、BIってどーゆー人なんじゃってことでした。BIが黒羽のお父さんというのは、もう一番最初にゆうさんが四天王の設定を作った時からあったんです。おお、かっこいいじゃんってあっさり採用したのはいいとして、いざ書こうとすると難しかったです。

    敵(ヒーロー物の場合はイコール「悪」)に正義側の人間の親が居るって、方向は二種類あると思うんです。
    一つは「ほんとーに"悪い"親」。もう一つは「本人の性格は悪くないけど悪い側に居る」。
    前者は例えばダイレンジャーのシャダムみたいな感じ。本気で人でなしだから自分の子供を捨てちゃって平気。
    後者はまた二つに分かれて「騙されていたり、たまたま立場上で悪い側に居た」ってのと「元々人間だったんだけど色々考えた末に悪の側に行った」‥‥かなぁ。うーん。

    私は人間は所詮「遺伝」から逃れられないと思ってまして、根本的な正義感とかそういうものも遺伝子の影響は大きいと思ってるんです。人の痛みを感じられるとか非道が許せないってのも、神経回路の担当部位の電流が流れやすくなってそうなってる訳なんで。だから黒羽の父親が人でなしってのは無いだろうと思ったんです。
    まあ自分が甘ちゃんで本当に悪いヤツを書けないってのもありますね。この世の中でも他人を踏みつけて、本気で平気でいる犯罪者って時々いますけど、ヤツらが何考えてるのかわからんですから。

    そんなこんなで生まれてきたのが、24〜26話+「荒野の月」で描かれるBI像です。傀儡としてひたすら純粋培養されてしまった生真面目で受け身な男。私的には非常に保護欲をそそられるオジサンですね。エラドゥーラにかなり入っちゃいました。すいません、甘くて(笑)
    しかしそう考えていくと黒羽の「我が道を行く」部分は実はお袋さんからの遺伝ですか? 大門親父は強烈にそうですが彼からは遺伝子もらえませんし‥‥(汗)。まあ海辺で拾った(おい!)正体のよく解らない男性と暮らしちゃうぐらいだから、冴さんも十分我が道を行ってるか‥‥(殴!)


    BIが黒羽が息子だと確信する小道具の肥後守はゆうさんに頂いたものです。何かお父さんから短剣みたいなの貰ってるってだめですか?と相談したら、黒羽は武器は持たないのでこんな感じで‥‥とお返事を頂きました。了解を頂いてませんが、貴重な一文なので転載を‥‥。

    「何か武器になるものはないかとジャケットを探るけど、出てきたのは"肥後守"。あっちゃ使えないと捨てちゃう黒羽。あとからソレを拾い上げるBIなんですけど、いかんのがソレに"健"って彫ってあったこと。健が3つか4つの頃にBIが彫ったモンなんですよ。黒羽としては使い勝手が良くて手になじんでるから持ってたくらいのモンなんですけど、BIには思い入れある代物だったんですね。捨てちゃった黒羽は『ああ、捨てたのかアレ。自然を汚してしまった』・・・・・。親の心子知らず」

    ‥‥ゆうさんの指にはなんでも面白くしてしまうFEGP(フロントエンドギャグプロセッサ)がついてるとしか思えない‥‥(笑)
    ということでこれを再現したのがあの24話の肥後守話です。私自身は肥後守はかろうじて見たことがあるぐらいで名前とか知らなかったので、色々ネットで調べたりして面白かったです。いや、こういう小道具は本当にゆうさんならではなので。

    柴田相手にキメてくれる輝とか、黄龍のコルトを使う黒羽とか(実は危うく使いそびれるとこだった)、黒羽殴ろうとしたら読まれてる赤星とか、24話には好きなシーンが多いです。VTOLであるオズブルーンを飛び立たせるのに地面を削るとか、その為にドラゴンアタック使ってBIに正体がばれるという流れも、作るのは苦労しましたが出来上がってみるとけっこう自然かなぁと自己満足してます。
    また24話みたいなすっきりした話運びで書けるといいなと思うんですが、どうもうまく行かないですね、最近(苦笑)
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