(TOP) (DragonBall) (龍球戦隊) (野っ原) (宝島) (あとがき集) (LINK)

●Oz's Leaves あとがき集●

ツリー表示 一覧表示 検索 あとがき過去ログ

■52 / inTopicNo.1)  龍球●38話●ボツ29話
□投稿者/ ゆう -(2004/02/01(Sun) 10:55:26)
    バカですねー。どういうつもりなんですかね。なんか制作に当たっての経緯は「黒羽が一人で暴れる話はどうか」「地方ロケはどうか」みたいな話題がBBSであったような気がするんですが。まあ、そんなのは正直どうでもいいですが。こんな狂った現物がある限りは。

    でもコレって書いてて楽しかったと思うんですね。要するに黒羽が一人で暴れまわるってだけの話ですから。まあ楽しかったのはアクションとかよりも、登場人物(黒羽とファントマくらいだけど)がとにかく「全部一人で口に出して言っちゃう」って辺り。全部口で説明しちゃうでしょ。この話。誰も相手いないのに全部。とにかく黒羽が一人のシーンが多いんだけど、思った事とか説明を独り言で言いながら話を進めちゃうんですよ。あと突然読者に語りかけたり。そういうのがけっこ好きで。ホラ、小説とかって説明しなきゃならない事を巧みに登場人物に言わせたりするでしょ。そういうのってワザが必要だと思うんですけど、それを敢えて(そのワザがないから)説明を説明として言わせてしまうっていうギャグ。

    たとえば橋の上を転がる巨大鉄球を逃れた時の黒羽の独り言。

    「やれやれだぜ。鉄球で混乱させてこの橋に追い込んで落とそうって策だったようだが、この橋が仇になったようだな。鉄球そのものにはさすがのオレも驚いたぜ。だがオレは気付いた、この橋に差し掛かって!『鉄で出来た球がなぜ!こんな細い橋を転がることが出来るのか』?…答えは勿論『中身が詰まってやしない』ということだぜ。しかしそれに根拠はない…連中のやる事だどんな事が起きても一つも不思議に思わない。だが鉄球を避けることも、逃げ切ることも出来ないというなら仕方がない――潰されるかも――という危険を、いやッ!『敵陣において自分の世界の定規で物を測る』という危険を侵す事になるが…今…この場でやるしかないって事だ……「『転がる鉄球』と『自分の位置』を計算し…自分が『潰される』部分をくり抜いて鉄球を通過させる!もしオレの『中身が…』って三次元の法則にあまりに則った仮説が正しければの話だが、オレは今…無傷のまま橋の上に立っているって事になるが、どうだい…?」

    コレ全部ひとりごとです。かなりジョジョなんかの影響を受けた台詞なんですが(あのマンガの登場人物もよくひとりごとで話を進めてますが)誰もいない所でコレだけの事を言い切れるってのは・・・・

    かと言って最初に夕張を救うぞと言う決意表明の時の「それはそれとしてだ、夕張で何かが起こっているのは間違いなさそうだぜ。今回はオレ一人で……片をつけなきゃならんようだな!ああ、そうするとも!」てのも変だし。ああ、そうするとも!て。因みにこの場面も黒羽1人ですが。

    とにかく単にテンションだけで乗り切ってしまえって話は今の時点でコレだけなんで(他はどんなにありがちだろうと一応カッコつけようとはしてますよ)、あらゆる精神論と言うか能書きの介在しない辺りが気に入ってます。子供たちがあんまかわいそうじゃないのも好きだし。(って子供に触れて思ったんですけど、わりと逞しい子供らなんであの子たちが夕張を救う番外編でも書けたかもしれませんよね。書けませんが)

    あと、アセロポッドが普通に会話してるのは本編ではコレだけだったと思うんですが。大掛かりな敵基地を書いているんで、自然アセロポッドをけっこう書いているんですよね。その分怪人であるガンガディン(RXからの頂き)が物凄く適当ですが。でもなんか私が書く暗黒機甲兵っていつもおざなりと言うか、大した活躍をしてませんね。今までの怪人の中で一番印象に残らない怪人だと思いますよホントに。ブラックに拷問されて即吐いちゃってるし。拷問って、今回の黒羽はワリとズバットを意識して(と言うか、ズバット元ネタって事を思い出して)るんで悪党の拷問もするんですが。拷問と言えばファントマの黒羽拷問も書いてて楽しかったです。

    そう言えば実は書いた順としてファントマが本編に登場したのはコレが最初なんでその辺も。ストーリーの流れとしては24〜26話が最初なんですが。それで確立されたファントマ像と全然違っているのも笑いどころです。全編書けた暁に通して読んだりしたら、さぞ38話は異常でしょうねコレ。今でも十分異常ですけど。

    とは言えラストシーンはけっこう気に入っているんで。たぶんこの話って、何が起こったか把握してるのは黒羽と子供らだけだと思うんですね。最後の台詞の様子だと黒羽も帰って大した報告してるとは思えないし(と言うか、黒羽は他の事件でも報告してないと思う)。その辺の「ぼくらの事件」感もけっこう好きな話です。

    ただファントマの使うあやしいドイツ語(スパイダルにもドイツがあるんですねー)でかおるさんに指摘もらったんですが、「アウフビーダーゼーエン」って「また会いましょう」的な意味だそうですね。私は「ドイツ語でさようなら」で調べてコレだったんで安易に使ったんですけど。

    まあ、「地獄で会おうぜ」って台詞もあるんで。

    めずらしくまともに後書き書いてしまいました。この話にツッコミ入れてもしょうがないしな。

引用返信/返信 削除キー/
■53 / inTopicNo.2)  ●幻の29話〜没話について〜
□投稿者/ ゆう -(2004/02/01(Sun) 12:20:29)
    これって書いていいのか分からないんですけど、今まで一個だけ半分くらい書いてアップしたんだけど打ち切り没になった話があるんですよ。あ、まずかったら言って下さいねー(笑)

    29話を書いていたんですよね。オズブルーン大破と自衛隊を絡めた話だったんです。
    全体的なストーリーとしては、「ブルーンを失わねばならない黒羽と、自衛隊の対スパイダル兵器に乗り込む一自衛官を通してOZの別な一面とスパイダルと戦っていると言う世界を書こう」みたいなもんだったんですが。でかすぎる。

    その頃自衛隊に興味を持ってちまちま調べたり見学に行きだしたりしてて、そもそもから戦隊モノと言うジャンルがフタをしている問題なんかも如実に考えていた時期だったので、自分でもムリがあるだろうってくらい色々な要素が入っていた話でした。
    自衛隊の制限の多さとか、その制限の中でひねり出した対スパイダル用兵器とか、自衛隊とヒーローである龍球戦隊と言うかOZの確執みたいなものとか、巨大ロボ・怪人被害とか。OZ側にしても、龍球戦隊と言う正義の味方を作り上げるために絶対何かしてるな、とか、ある意味で情報操作とか証拠隠滅とかしているんじゃないかとか。そういうのって絶対必要だし悪い意味じゃないんですよ。正体を隠してるのも情報操作の一つだと思うし。「きれい事でも優しく幸せにかっこよく」っていうのがコンセプトではあるんですが、そういうのを書かないで置いとくっていうのは自分の中でちょっと気持ち悪いな、って言うのも当時あったんですよ。かえってそういうの書いちゃった方が優しくかっこよくなるんじゃないかっていう、まあ、挑戦っぽい意味も持ってたとは思うんですけど。まあ、言ってみればそういう「正義の味方不信」みたいなものの発露でもあったんですね。もともと餅は餅屋的な考えをしがちなんで、どうして科学者のOZが侵略者と戦うんだっていう疑問が最初からなかった訳ではないんですが。国連は動かんのか、と。それ言い出したら敵の存在が世間に認知されてるヒーローモノの全てに言えてしまうし、そもそもヒーローモノに対する意見として間違ってるんですけど。そういうヒーローモノを見てても何も思わないんですが、妙なもんでいざ自分が作ってみると「自衛隊出ろよ!」「警察動けよ!」と思う事ばっかりで。

    だいたいが冒頭からして「巨大ロボ・怪人の尻拭いに頭を抱える陸自」みたいな話でしたし。新兵器に乗る陸海空1人ずつゲスト主役の自衛官が出てきて、特に陸自隊員を主人公的に書いてたんですよ。これと龍球的主役の黒羽が絡んで。黒羽はこの回でオズブルーンを失うと言うか、これがボツになった大きな要因なんですが、この話で田島博士はブルーンの人工知能を白紙にしちゃうと言う手段をとるんですよね。それによってブルーンを量産して無人戦闘機編隊を作ろうという。(そりゃボツになるわ・・・)

    陸海空の3人は、巨大化被害に困る陸自・同僚が怪人相手に殉職した空自・スパイダルがどういうもんかもよく分かってない海自みたいな布陣でした。なんて言うか、「スパイダルとOZに対するどういう位置づけがあるかな」と考えてみたんですよね。陸自はOZにもスパイダルにもちょっと困ってるけど、一番ニュートラルな位置にいるんですよ。ただもうしょうがないから目の前の巨大怪人により崖崩れを直そう、という。空自はスパイダルもOZも両方憎んでいたんですね。同僚が殺されてスパイダルも憎いし、科学者集団のくせに正義の味方でございと戦ってるOZも憎いと言うキャラクター。海自は潜水艦乗りなんですが、ずっと海の底にいたんでスパイダルも龍球戦隊もどういうもんかよく知らなくて何の実感も沸かないけど自分は任務をこなさなきゃならない、と。ある事柄を色んな面からって言うのが好きで、この三様を書くのは面白いんじゃないかと思ったんですね。陸自は何も大袈裟にとらえてなくて、ある意味大した事だと思ってないし、海自は何も分からないから目を逸らそうとするんです。空自は積極的に嫌っているし。最終的にこの3つの視点が陸自を中心にして「OZと自分たちは協力しなくては」と言う1つの流れになっていくように書こうと思ってたんですよね。


    まあこう書いてても読んでる人は何だか分からないと思うんですけど。
    ただ単に自衛隊を書きたかっただけでもそりゃああるんですが、何て言うのかな。OZのやってる事ばかりが正しいとか、100%正義って言うのは何か当時ホントに気持ち悪くて。今思えば決してそうじゃないはずなんですけどね。でも絶対OZにも驕った部分とか、天才科学者集団だから理屈とか概念を優先しがちな部分もあるはずだと思うんですね。国連関係で自由に動けるのは自分たちだけで、平和を守れるのは我々の科学力だけって言う。それでも「力を合わせて」的な事を言うじゃないですか。それって何だか「これは自分たちにしか出来ない事だけど、皆さんもいるから自分らがしない面倒事をフォローして下さいね」って風に当時の自分的には思えちゃって。
    そういうのを持ってきて崩したかったんだと思うんですよ。自衛隊のプロだとか経験だとか、決して正義感で動いてるんじゃない仕事だからこそって言うので。今のままだとOZって、天才たちが地下の研究所でこちゃこちゃやってるってのが自分の中で払拭出来ないなーと言うのがあったんですよ。例えて言うと、本職の職人さんがいていい仕事をするのに、ちょっと実習でやってみた大学院とかの人が研究室の機械で作ったものが成功して注目されちゃうみたいな。まあそれは極端なんですけど、でもそこをOZの崩れた部分から生まれるものがあるんじゃないかと。
    あと巨大ロボ被害についても、この話では全て怪人がやった事として情報捜査して後始末は全部陸自任せという風に書いたんですが、その辺も「これまではOZが勝手にやって陸自に押し付けだったけど、これからはお互い『そういう間柄』としてやっていこう」と言う風にしたかったんですよ。だって仕方ないし、ヒーローと公務員の関係ってそれくらいがいいんじゃないかなと。龍球戦隊にも「誰かの譲歩とか承知とか我慢があって正義の味方やっていられる」と言う感覚があってもいいんじゃないかとも思ってましたし。


    でも、それをやってしまったら、「この先は書けないよ」と。
    まあ、確かにそうなんですよ。コレを書いちゃうと、この先巨大ロボ出せませんよね。市街地で戦う話なんか書いた日にゃ突き詰めれば死人が出ますし。だいたい戦隊モノでやるテーマじゃないですよね最初っから。自分でも書き出したはいいけど疑問を持ち始めてたし、と言うか収拾つかな気味になってきていたし、じゃあやっぱりコレやめちゃいましょう!と。


    でも「異次元の悪に侵略されて正義の戦隊がいる世界の自衛隊」って言うものへの感覚は持てたし、お許しも出たので(笑)いつか外伝かオリジナルビデオで書こうと言う気持ちはあります。自衛キャラも気に入ってたし。
    結論としては「書くべきでない話」ってのはやっぱりあるな、と思ったって事ですかね。


    今?
    今は何も考えてませんよ。正義の味方は強く優しくかっこよく戦ってりゃいいんだよ!と。自衛隊なんか怪獣の引き立て役だ!えらい豹変。

    ただ、コレ書いてる時点でもやっぱり戦隊向きでない話(28話)を書いていますがね。初期にオーソドックス話を書きすぎて飽きたらしいです。はははは。
引用返信/返信 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ
お客様は閲覧のみになります。
Pass/

ツリー表示 一覧表示 検索 あとがき過去ログ

(TOP) (DragonBall) (龍球戦隊) (野っ原) (宝島) (あとがき集) (LINK)
- Child Tree -