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管理人きまぐれ日記 2004年10月〜12月    (戻る) (Oz's Leaves TOP)
(全インデックス) (前の日記)
(Oct.02:凄いを通り越してる) (Oct.08:葬儀に思う) (Oct.09:気温の低下は愛を生む) (Oct.11:宇宙統一規格) (Oct.14:とりあえずは通勤の偉大さ) (Oct.19:猫でもお兄ちゃん) (Oct.22:評価) (Oct.25:大ドジ) (Oct.27:半分楽しみ) (Oct.29:フライング・マール) (Oct.31:大丈夫か、ネクサス) (Nov.02:言葉と旋律) (Nov.04:ゆとり教育と二極化) (Nov.08:特許出願中) (Nov.11:奇跡のDVD化) (Nov.13:めまい) (Nov.14:お嬢様の弱点) (Nov.19:10年前の笑顔) (Nov.23:ざっざっざっ) (Nov.27:縦×横) (Nov.29:名前をつけて保存) (Dec.04:羅漢果) (Dec.06:スイート・エイティーン) (Dec.10:身体は正直) (Dec.12:さりげなく) (Dec.15:ピアス) (Dec.22:チーズ屋にて) (Dec.26:リベンジしすぎ) (Dec.29:やっと仕事納め) (次の日記)
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 2004 Oct.03:凄いを通り越してる
イチロー選手の大リーグの最多安打記録に沸いた今日。昼に出かけなきゃいけなかったのに、ぎりぎりまで試合を見てた。最期の1本は苦労するんじゃないかとかドキドキしてたけど、あっさりと第1、第2打席でクリア。やっぱり超人だ。258本目のヒットの時1塁でチームメートに祝福されているシーンが感動的だった。
同じ日本人としてどうこうという感覚は無い。類い希な素質を努力と信念で伸ばし続けているその存在そのものが感動だ。期待される重圧の中できっちりと力が出せるその精神力に畏敬の念を持つ。
オリンピックで金メダルを取った選手たちが喜びを露わにしたのは、そこに至るまでの努力と拘りと必死さの裏返しだったはずだ。でもイチローはこんな時でもガッツポーズの一つも無い。本当に「次の打席でヒットを打つ」ことを目標に出来る人なんだと思う。口ではみんな一歩一歩着実に‥‥というが、それが本心からできる人はあまり居ない気がする。

さて今日はPCのHDが壊れたということで友人宅まで行った。問題のPCはe-one。ソーテックがiiMacそっくりに作って問題になったパソコンだ。
実は私はe-oneにしろiMacにしろほとんど見たことが無かった。いくらなんでもDOS-Vなんだから、筐体を開ければIDEは普通に付いてるだろう。ならHDを換装して、古いのをスレーブにしてデータを取り出せばいいやとか考えていたのが間違いの元だった。
あり得ないぞ、あんなDOS-V。まずは筐体開くのに死ぬほど苦労した。ほとんど箱根の組木細工だ。私も自作派じゃないからパーツ系については無知だからかもしれないが、IDEの端子や電源の余分のケーブルは無いように見える。これじゃ2台のHDがつけられない。
何より困ったのが普通のPCは筐体を開けたまま電源を入れて動作チェックができるが、筐体を開いたままのe-oneはとてもパワーが入れられない。まあ幸いデータはほとんどバックアップしてあったそうなので諦めた。友人はマシンを買い換えるつもりだったのでHDを取り外しただけで今日は終了。やっぱPCは普通のタワーがいいや。何か合ったとき楽だもん。でも面白い経験をさせてもらった。

あと今朝。夫がマールをワクチン注射で病院に連れて行ったら、獣医さんに「これは‥‥ジジですね」と言われたそうな。手足の長さ、顔の細さ、耳のでっかさ、まん丸おめめ(患畜に犬が居て興奮していたらしい)。日本猫の体型じゃないもんなぁ。戻ってきた夫はマールに言い聞かせていた。
「お前、心ない飼い主に拾われてたら、ジジって呼ばれてたんだぞ」
心ないって何よそれ!(爆笑) 私が拾ってきた時にハクビシンと言ったのは誰だっての。
:2004/10/02 先頭へ
 2004 Oct.08:葬儀に思う
先週から今週にかけて仕事とプライベートで色々重なって妙に慌ただしかった。例によって家で仕事をしていた日もあって、すっかりご無沙汰してしまった。

実は9月の最後の週に友人の父上が亡くなられた。享年76歳、直接の死因は肺炎だった。亡くなる少し前にもらったメールでは、かなりシビアな状況だが峠は越したという雰囲気だったので半分安心していたのだが‥‥。とにかく普通に生活してた方が風邪をこじらせて入院して10日で亡くなるのは急死といっていいと思う。

冠婚葬祭のイベントが苦手な自分だが、今回は何をさておいても友達の側に行きたいと思った。仕事を早引きして通夜にだけ行ったのだが、友達がとても喜んでくれたので、本当に出席できてよかったと思った。
葬儀をしなければならないというのは遺族にとって凄いストレスなのだが、そのストレスが喪失感のストレスを押し込めて先延ばしにする。それは、それなりにショックを和らげる効果もあるのかもしれない。

友人も寡婦となられた母上も、思ったより落ち着いていてほっとした。お母様が自身のお友達と「お仲間になっちゃったわ」と話しておられたのもえらく印象的だった。自分ももうすぐ親や義父母を見送るのだと改めて思った。そしてお母様自身の友人関係を見て、同様にいつか夫を見送って女友達同士でこんな会話をするのだろうかとも考えた。

歳を取ってくると、遠い親戚と会うのは誰かの葬儀の時だけなんてことは多い。通夜の清めの席で「まあ久しぶり。懐かしいわねぇ」と明るく話が弾んでいる状況も、子供の頃は抵抗があったが、今となれば「さもありなん」である。

こうやってだんだんに寿命による死が近づいてくる。人生はよく出来ている。
:2004/10/08 先頭へ
 2004 Oct.09:気温の低下は愛を生む

気温が低くなると猫は仲良くなる‥‥のかなやっぱり。最近時々こうして寄り添ってる。これもまあこるくとマールが眠いからこその平和なひとときですが(苦笑) でもこのくらいの気温になると人間も猫と一緒に寝ると暖かくていいんですよねぇ(笑)
さて明日はラバさんとデートです。デカレン見に行って沢山遊んできます。
:2004/10/09 先頭へ
 2004 Oct.11:宇宙共通規格
昨日は凄かったですよー。ラバさんと14時間も一緒に遊んでました(笑) デカレンの映画を見に行こうと言っていたのですが、既に朝9:00に1回上映するだけ‥‥って状態になってまして、8:30に新宿で待ち合わせて見てきました。
今回は両方ともけっこう楽しめました。ライダーは事前のインタビューとか見て、凄いイヤな作品になってるんじゃないか‥‥とか心配してたので、ほっとしたというのが正しいところで(苦笑)。とはいえどーしてあー意味無くイヤな奴出すんだろう(‥‥)。デカレンの私的ヒットは「宇宙共通規格だから合体できます!」ってテツの台詞でした。そーだろーとも。ガオレンジャーの時からそう思ってたわよ。両腕はIEEEE規格、両足はUSOOOO規格とか(笑)

で、そのあと声優の曽我町子さんがやっておられるショップ、ステラに行きました。正真正銘の曽我さんにお会いしてしまった‥‥(感動)。スタッフメインで時々曽我さんがおられる‥‥と思ってたんですが、本当に曽我さんご自身が対応してくださるのです。エネルギーのオーラが出てる感じの方でした。凄い。
曽我さんがラバさんと私に香水を選んでくださったので頂いてきました。ラバさんが誘って下さらなかったら行くこと無かったろうなぁ‥‥感謝です。色々な民族衣装も扱っておられるのですが、ライダーにゲスト出演した時にこの中の一着を使われたそうです。自分はライダーは見てなかったのでわかりませんでしたが‥‥「以前TVチャンピオンの悪役王選手権の出場者が来たとき、目ざとく見抜かれたのよ」と仰っておられました。それ長谷川裕一さんが来た時ですよぉ(笑)。ギャバンの「ハニー満田」は衣装も自前、振り付けも自分で好きに踊ってた‥‥なんてお話も伺えて貴重過ぎる時間でした。今度、桃原氏とか連れて行きたいぞ(笑)

そしてあとはボークスのドールショップ。フィギュアの世界ってここまで来てるのかと、ただただ唖然呆然。私にとっては人形の完成度以上に、ボークスの販売戦略が自体がえらく興味深かったですね。完全に経済力のある購買層のみをターゲットにしたSDのあの売り方はうますぎる! ビジネスホテルから始まったホテルチェーンが都会型高級リゾートホテルのラインナップを軌道に載せたと同じ印象なんですが。マンガやアニメやアイドルはおたくだけじゃなく普通のファンも多いけど、フィギュアの世界はお客さんのかなりの割合の人がディープな気がするんで、その意味でも面白い。たぶんあの会社の企画するのかなり楽しいでしょうね。
・・・・という視点で面白がっていたらラバさんに笑われました。いやほら、人形そのものに萌える人も居れば、衣装に萌える人も居れば、ビジネスモデルに萌える人もいるということで(爆笑)

夕食はダンナも交えて3人でした。おたくな夫婦は日々こんな会話をしているとバレてしまった。いやまあパートナーが同じ世界を判ってるってやっぱりいいですよ。特撮見つつワインを飲むなんて、外じゃあできません(死)
:2004/10/11 先頭へ
 2004 Oct.14:とりあえずは通勤の偉大さ
明日は今作ってるプログラムの最初の現地テストで、今日はその準備に追われてた。7:30になってから、ちょっとばっかり大きな機能追加をしなけりゃならんことが分かった時は、少しめげたが、なんとか片づけてきた。明日は可愛いR2を持って調整してこよう。無事帰れるのかしら(汗)
最近は歳のせいもあるだろうが仕事がしんどくなってきた。でも毎日決まって勤務しているというのはそれなりに偉大なことだと思うことも多い。

私は40歳近くなって初めて創作を始めたのだが、当初やたら書けたものが1年もたつと進みが遅くなり、今は1編書くのも苦労する状況だ。こうなってしみじみ思うのは、創作を生業にしている人は苦しい時でも書かないと生活できないわけで大変だろうなぁということだ。勿論いくらでも書けるというプロも居るとは思うのだけど‥‥。
先日愛読していた有料のメルマガが休止になった。色々外的理由もあるのだが、ライターの方が「書けない状態」になったことが大きい。大変責任感の強い方なので、有料であることが余計プレッシャーになったのだと思う。いや有料だからこそ書かなければならないのは事実なのだが、それでも本当にしんどかっただろうと思う。

知人で、旦那さんが雑誌のライターで、ある時から書けなくなり、何年もそのまま仕事をせず、困った奥さんが子供を連れて離婚してしまったケースがある。当時奥さんと話して感じたのは通勤する必要が無いという状況の恐ろしさだ。なんとなく家にいても許されてしまうため、「書けない」ままずるずるとそのままになってしまったらしい。
聞いていて自分は通勤する仕事で良かったなと思ってしまった。何かしたいというのが無いし意志も弱いから。勉強や健康法なども自宅では地道に続けられなくても、教室に通うことで続けられるというのもよくあるハナシだ。

最近、進学も仕事もする気がないままぶらぶらしている「ニート」が問題になっているけど、あれ、人生に対するダメージはけっこうでかそうだ。だいたい失敗しても許される20代で社会人デビューするのと、分別と常識と刻々と変わるシチュエーションの中で適切な対応が期待される30歳前後でデビューするのでは、社会への敷居の高さが全く違う。
ということで、とにかく毎日決まって仕事があるのは有り難いことだと思って、頑張りましょう(苦笑)
:2004/10/14 先頭へ
 2004 Oct.19:猫でもお兄ちゃん
たとえ猫でも、お兄ちゃんが一緒に居てくれた方が有り難い気がする。二匹以上で家の中にいると興奮して走り回って、色々荒れていたりするんだけど‥‥(汗)
朝私が出勤する時、お兄ちゃんが二人とも外に行ってしまうと、マールは誰かが帰るまで一人。こちらが帰ってくると人間にひっついてゴロゴロいっている。寂しかったんだなぁと思う。最近はけっこう忙しくて家に着くのは9時過ぎになるので、できるだけ兄ちゃんと一緒にしておきたい。ということで、めーわくを被るのは大抵ぐりである。可哀想に(苦笑)

ところで今夜、マールがとうとう外に脱出した。帰ってきてドアを開けた途端に飛び出したんである。幸い雨だったので遠くに行けず、すぐ捕まったのだけど、ちょっとドキドキしてしまった。黒猫って本当に見つけにくいったら‥‥。玄関のドアの外にもう一つゲートが欲しいとか思ってしまった。

そういえば数日前、夫の分だけ羽布団を出したらいきなり猫が3匹とも群がってたのが可笑しかった。しょうがないので翌日私の羽布団も出して平準化を図ったところ。猫は気持ちの良いところをよーく知ってる。
:2004/10/19 先頭へ
 2004 Oct.22:評価
今はすごく忙しいという訳ではない。ただ色々ひっかかることがあって仕事が進まない。1日でこのぐらいはできるだろうと思っていることが出来ないと申し訳ないのでその分は家でやっているから、なんとなく余裕が無くなってる感じだ。
6月に入った新人が辞めた。研修も通常の3倍かかりその後のOJTでもまともな結果が出ず、仕方がないのでまた少し異なる業務に移行してみるかと新たに教え始めた矢先だったのだが、やはり無理そうということでダメ出しをすることになった。うちの会社では私のいるセクションがダメだとあとは単純労働のセクションになってしまう。結果的に退職を選択することになった。最初の1ヶ月で向かないというのは判った。でも「もしかすると」という気はこちらにもあるし、本人も時間をかければなんとかなると言うので、ずっとやってきたのだが‥‥。私以外の人も色々やってみて無理という判断なので仕方がないと思う。

私は過去200人以上と新人研修という形で付き合ってきた。いまいちぱっとしなかった人が配属先によってのびのびと活躍することもあれば、コイツは行ける!と思った人が失速してしまうこともある。でも最初の一ヶ月で「極端にだめ」と思った人は必ず現場でもお荷物のままだ。まあそういう人の割合は極めて少ない(採用に携わる人はそれなりにきちんと人を見ている)がたまにはぶつかる。性格には問題が無いので情は湧くし、「今度こそは見立てが間違ってるかもしれない」と思って色々足掻いては、結局徒労に終わるのだ。

最初の研修で例えばプログラミングなどを教えるわけだが、こちらは新人が「その課題ができるかどうか」を見ている訳じゃない。進んでいく過程を通して論理的な思考ができるかとか、得た知識を自分の言葉で解釈して頭の中で体系立てているかとか、問題に直面した時に能動的に解決していけるかとかそういった事を見てる。論理的思考の有無は適性検査等で引っかかるが、怖いのが2番目と3番目だ。
今回の子も今現在やっている事に関しては確かに日々の進捗はあった。だが少し状況が変わると全てが白紙に戻ってしまう。それが大問題だった。アルゴリズムの学習が言語に生きない。やっと一つの言語を教えて新しい言語になるとまたクリアされてしまう‥‥。例えば金融機関の窓口業務だったらまず入金票の処理をイチから教え、次に出金票の処理を教えようとすると、客への挨拶の仕方から金額の確認をするといった「当然」のことも再度一から教えるハメになる感じ。これからどんな金融商品が生まれるかもしれない‥‥と考えたらくらくらするだろう。
なまじ局所的には進歩があるのでお互いに余計な希望を持つ。1ヶ月も経てば微妙にマズイことは本人も感じ出すのだがどうにもならない。何をどう言っても本人の中で問題点が言葉にならないから対策など立てようがない。

人には得手不得手があるし、同じ失敗を何度も繰り返すことはある。自覚のあることなら対策も立てられるだろう。だが自分では意識できないのに、何か同じような困ったシチュエーションが繰り返し生じてしまう場合はその解決が難しい。可能ならそのシチュエーションに触れずに生きる道を模索するのも大いに有りだと思う。そういう方向転換は絶対若いうちがいい。若いころなら雑用レベルだって立派な仕事だ。でも30歳になってもそんな仕事しかできなかったらいったいどうする。それは会社にとってもお荷物だが、本人にとってもシビアな状況だ。もし早く気付いてもっと向いている仕事に転身できればそれに越したことはない。
評価とは評価する側にとっても常に非常なストレスだ。それでも言わなければならないことはあるのだ。
:2004/10/19 先頭へ
 2004 Oct.25:大ドジ
やっと29話の続きアップ。ただの戦闘シーンなのになかなか動きが決まらなくて‥‥。また時間かかりました。でももうこーゆーペースしか書けないんだと諦めます。すいません。29話は一応小説形式だけど、脚本っぽいあまり書き込まないスタイルを目指してみたんですが失敗みたい。シェイプする所が間違ってる気がする。とにかく29話はあと1章で終わりなので、また次回から色々考えてみます。

さて昨夜、台所でうっかりして大きな野菜屑を配水管に流してしまった‥‥ら詰まった‥‥(大汗)。U字管のところでひっかかってるかなと思ったけどダメで、しかたなく今日はいきなり会社休んで業者の人に助けてもらった。あーびっくり。
思わぬ出費だった。実はちょっと前にルーターの無線が効かなくなり、修理出したら「もう買い換えになります。量販店で買った方が安いと思いますがどうしますか?」と言われて戻してもらったんだよね。でも有線の方は生きているのでダメもとでムリヤリこじ開けて、ボタン電池を替えたら動いた。ラッキーとか思ってたのにそのラッキー分が飛んでしまった。ピーマンのヘタのおかげで(苦笑)

でもついでにこるくを病院に連れていけて良かった(こるくにとっては不幸)。結膜炎がいつまで治らないので抗生剤の目薬を貰ってきた。今日は待合室ででっかいゴールデンレトリーバーが居て、その犬は猫が好きらしく、覗き込まれたこるくは大騒ぎ。犬の方はチョビ並の大人しい子でこるくの猫パンチにかえってショックを受ける始末。こるくはゲージの中に居たので爪が届いたわけじゃないけど、ワンちゃんが落ち込んでるので頭抱きしめてたくさん撫でて謝ってきた。
一抱えもあるどでかい頭ってやっぱ快感だなぁ。別にボスに限らず(笑)、でっかい犬、好きです。ヨダレだけちょっと困る気がするが。体重を伺ったら39キロ! 私とほとんど変わらないじゃないか(笑)

これから郵便局とか行ってあとは丁度いいので仕事します。仕事って会社のじゃない闇の仕事の方だけど(苦笑)

ところでラバさん日記の「お母さんのいないうちにお料理つくっちゃお」たとえ話が最高に面白かったです。あのデカレンからそんな連想が出てくるところが流石ラバさん(笑)。ラストのボス&スワンはお約束すぎでしたが、スワンさんの作業場を雑巾がけしてるテツが私的に大ヒットでした。えらく可愛かった。あんなにかっちり片づけちゃって、あとから「あれ、どこにやったの〜〜」とか言われそうでそれがちょっと心配(笑)
:2004/10/25 先頭へ
 2004 Oct.27:半分楽しみ
そういえば! 以前11月2日に手術〜とか書いたけど、それ2月1日に延期した‥‥ことを書くのを忘れてた(汗)。実は11月に一つ忘れてた仕事があって、気にしながら休むのはイヤなので2月に延期しました。
自分は入院したことがないし、縫わないと死んじゃうほど切られたこともない(…)ので、痛そうだなぁとか色々思いつつも、実は楽しみだったりする(おい!) なぜかというと「もうアンタどーしよーもないっしょ。諦めて寝てなさい」って状態に一ヶ月近くも置かれるって経験無いので。堂々と休める。わくわく。

いや日頃も休みは勿論ある。でも普通の休みってどうも仕事のことが引っかかる性格なんですな。実際に家で仕事してることも多いし。仕事が終われば家事を「やらなきゃ」だし。実は無為に過ごしている時間は沢山あっても「やらなきゃ」圧力が自分の中でひっかかって気持ち的にゆとりがない。典型的な気分転換とか時間の使い方がヘタなタイプなのだ。
でも入院&手術というシチュエーションなら流石に「やらなきゃ」圧力が減りそうだなぁとか思って、そーゆー意味で楽しみ‥‥と上司に言ったら頭を抱えてたけど(苦笑)

退院して2週間ぐらいは家に居ることになるだろうけど。どうしようかな。少し動けるようになったら食器戸棚を買い換えたいなとか、龍球少し書けるといいなとか、そろそろ実家の親に何かあった時のことでもまじめに考えるかとか、そんな感じ。お気楽である。
:2004/10/27 先頭へ
 2004 Oct.29:フライング・マール
先日あるコーヒー・ショップに行ったらハローウィンの飾り付けが沢山してあった。壁にコウモリの玩具がぶら下がってるのを見て、とっさに拾ったばっかりのマールを思い出した‥‥‥‥と夫に言ったら「イヤすぎる〜」と嘆いていた。だから拾った時に「ハクビシンだ」って言ったのは誰だっての(苦笑)
いや、180gのマールは耳がまだ丸くてちょこっと飛び出してるだけで、顔はとんがり気味だし目は薄膜がかかってるし‥‥。どこか齧歯類を思わせるような顔だった(でも指が長いので手はクマっぽかった)。湯船に飛び込んで泳いでる時もレミングみたいだったし‥‥(汗) だからコウモリ見て連想しても無理ないかも。

で、今のマールは‥‥モモンガ‥‥(汗)
うちの書斎は夫と私で机を向かい合わせていてパソコンラックが二つあって、ラックの上のほうにFAXやらプリンタやら置いてある。で、マールはその二つのパソコンラックの頂上を跳び渡り、部屋の対角線の隅にある2つの本棚(高さ180cm)を行き来する。飛び回る過程で電話のボタンを適当に押しまくり、プリンタの電源コードを抜いたりする。まあ人間がいない時は飛び回ったりしないので、留守の間にむちゃくちゃになっていることはないのだが、それにしても危なすぎる。ってことで電話の上にとぐろを巻いているマール。

でも昨日。マールは一つだけいいことをした。例によって本棚から電話に飛び降りたマールは夫が聞いて私に伝え忘れていた前日の留守録を再生してくれたんである。ヨドバシカメラに洗濯機の風呂水取りポンプの取り寄せを頼んでおいたのが、届いたって電話。ありがとう、マール!!

「でしょう? 気になってたのよ、アタチ‥‥」
うそつけ‥‥(笑)

ということで本日取ってきました。風呂水ポンプ。しばらく前から動かなくて、本体からの電源供給が壊れてたらダメだけど一応試してみるかと取り寄せてみたらバッチリOKだった。やったね。
とはいえ今の状況じゃ、いつマールがFAXかプリンタを壊してもおかしくない‥‥
私「早く5Kgぐらいになって、重くて飛べないようにならないかなぁ」
夫「でもその重さになってまだ飛んでたら被害が甚大だぞ!」
私「そんなに大きいんじゃモモンガじゃなくてムササビでは‥‥」
夫「今だって十分ムササビだろーが!」
私「いっそ飛膜が出来てくれたら、軟着陸できて壊れないんじゃない?」
夫「そーゆー問題か‥‥(汗)」
やはり謎の生物だったか‥‥フライング・マール。
:2004/10/29 先頭へ
 2004 Oct.31:大丈夫かネクサス
それが人間と言うのは簡単なのだけど‥‥。
新潟地震でもボランティアの人が沢山集まっているという。実際の現場では不慣れな人はうまく動けなかったり思いが空回りしたり、色んなことがあるんだろうが、でも素直に「何かしてあげたい」と思ってそれを実際に行動に移せる人がこんなに居るんだと思うと、人の良さというのを感じて嬉しくなる。

かと思うとイラクで人質になった人達の家族に匿名の非難電話やメールが届く。確かに直近の事件はあまりに考え無しの行動だった。だが無関係の人間にそんな非難電話やメールをする権利があるのか。そういう行為は差出人を突き止めて脅迫罪で逮捕するのが順当なのだろう。匿名掲示板に物騒な書込をして逮捕されるのと同じだ。
極めて利己的な理由で他人を殺したり、地震の被災者すら騙して金を巻き上げたり‥‥そういうヤツの方がよほど非難に値する。救出に使われたのは自分たちの血税だと言うなら、他でもっと大量に無駄遣いされてる。そっちにどれだけ意見した? 匿名の簑に身を隠して、攻撃し易いものに醜く押し寄せるのも人間なのだとしみじみ思う。

だから思う。子供向けのヒーローものは人の良さを判りやすく感じられるものであって欲しい。結果として現実離れしていてもだ。その意味で、大丈夫か、ウルトラマン・ネクサス。
自分は常に冷静よと言いつつ、感情を抑えきれず復讐心に動かされて、報告義務も守らず、民間人を平気で巻き添えにする未成熟な女副隊長。そんな人間を抱えた警備隊が、若く頭はキレるが人間性に思いっきり問題ありそうな参謀の言うがままにウルトラマンを攻撃する‥‥。
といった運びの昨日のネクサスはマジで子供が泣くと思った。いやほんとに。ここ数年のライダーみたいに話が見えない方がまだマシだ。

確かにウルトラマンが実際いたら脅威だろう。今回の路線、もしうまく描ききることができれば確かにウルトラマン史に残る作品になるかもしれない。でもリアルさを追求すればするほど実存する人間の暗部に踏み込まずに居られなくなる。それに対抗する「良心」の代表として主人公のキャラはかなり弱い。まあ「良心」側に入れてよさそうな隊長も頼りない。初回は6割不安だったが昨日ので8割を越した。ここまで不安になる円谷のヒーローものは初めてだ。大丈夫か。
:2004/10/31 先頭へ
 2004 Nov.02:言葉と旋律
暫く前の新聞記事でテノール歌手の中鉢聡さんのことが取り上げられていた。オペラ歌手として有名な方なのだそうだが、実は日本で行われるサッカーの国際試合で「日本の対戦相手の国歌」を独唱しておられるという。
日頃スポーツを見ない私は「対戦相手の国歌」のことなんて考えたこともなかったのだが確かに大問題だ。日本がオマーンで君が代を唄ってくれる歌手を探そうとしたら大変そうだし、逆に日本でオマーンの国歌が歌える人がいるかと言ったら、そうそうはいないだろう。

一番最初はユーゴスラビア戦で「唄えないか?」と打診されたのが始まりだったらしい。最初に中鉢氏に声をかけた人が、なんでこの人ならと思ったのかちょっと知りたい気もするが。それで、中鉢氏のチャレンジが始まった。
準備は1週間ぐらいしかないので、当然その国の言語をマスターしている時間なんてない。言葉の意味も発音もわからないから、もらったその国歌の録音をひたすらひたすら聞いて、聞こえた通りに唄う。そんな超人的なことができるのかー!と思うが、相手国の方は選手も大使館もとても喜んでくれるのだそうだ。意味がわからなくて歌えるのかという記者の質問には「悲しい感情を込めたところはそう聞こえる旋律になっている。その通りに歌えば悲しく聞こえる」と応えておられた。

私の夫はクラシック音楽が好きなのだが、随分昔に「ベートーヴェンの第9はなんだか音楽の敗北のような気がして複雑な気持ちになる」と言ったことがある。第9はご存じの通り「合唱付き」である。「ああ、こんな調べではなく、もっと喜びに満ちた歌を‥‥」それがよりによって後期にして最後の交響曲だっただけに、夫は天才ベートーヴェンをして旋律に限界を感じて言葉を頼ったのか‥‥とちょっぴり寂しくなってしまったらしい。なので我が家が大晦日にかけるクラシックはブルックナーの第9だったりする。

目で見る絵や写真にはどうしても「シンボル」が含まれてきて、それらはついつい左脳の働きを誘発する。もちろん音楽にもシンボルはあるのだろうが、それが判る人は形のシンボルを判る人より少ないだろう。だから歌の無い音楽というのは、より純粋に右脳に働きかける刺激だと思う。私は残念ながらそういう刺激を楽しむ頭が無いのだけど、夫のこの言葉はとてもよく判ったし印象深かった。

中鉢さんの歌が相手国の選手を喜ばせるのは、異国の地で聞く国歌ということも勿論あるのだろうが、言葉の意味を解釈しないが故に、より純粋に旋律の感情を伝えるからかもしれない。
:2004/11/02 先頭へ
 2004 Nov.04:ゆとり教育と二極化
私の世代だと子供がそろそろ小学生の高学年から中学生が普通。最近そういう友人たちと話していて、思いっきり不安な気持ちになってしまうのが学校で起こっている二極化だ。
私達が中学や高校頃、生徒達の成績分布は普通の正規分布だった。中くらいの点を取る人が一番多くて上と下が少ない一個の山形。生徒として渦中にあってもそれは十分感じ取れた。それが今はまったく違っていて、上位と下位にそれぞれ一つづつ山があって真ん中が無いのだという。10年以上前からフタコブラクダ化していると聞いてはいたが、実際に子供を学校に通わせている友人たちは「想像を遥かに超えて二極化してる」と言う。

クラスがその状態だったら先生はもはや教えられないと思う。一つのクラスをまとめて教えようとしたら授業レベルを全体の平均位置に持ってくるしかない。昔は平均の所に一番沢山の生徒がいたからちょうど良かった。だけど真ん中がいない今は、できる集団は「物足りない」と感じ、できない集団は「わからない」と感じる授業にならざるを得ない。
これを解決するには塾などと同じように理解度別のクラスにするしかないと思うが、平等を重んじる学校では実現が難しいらしい。上の集団は学校に失望して良い塾を求めるようになり、下の集団はますます判らなくなっていく。両者の差はどんどん広がる。二極化スパイラル状況だ。

私の子供時代は学校こそが教育の場で、塾は単なる「訓練」の場だった。でも今は学校がやらない必要事項を塾が埋めている。こんな状況じゃ教育費がいくらあっても足りない。そして世の中を見れば下の山の生徒をフォローする塾の存在はあまり見えてこない。上の山の生徒を対象にした方が金になるからだろう。今の状況に比べれば昔の方がずっと平等だったと思う。

ゆとり教育によって学校の授業はどんどんお粗末になり先生の質も低下した。「できたゆとりは各家庭で有意義に埋めなさい」というのが当初の意図だったのだろうが、埋め方の個人差はあまりに大きい。「ゆとり」という言葉の甘さと裏腹に、ゆとり教育とは結局「教育を受ける側の自由化」だったのだろう。金融自由化によって体力の無い銀行が整理淘汰される。それと同じことが教育を受ける子供とそこに繋がる家庭に降りかかっている気がする。
文科省はやっと方針転換したが、その成果が出てくるのはたぶんまた20年後ぐらいだろう。ゆとり教育世代の二極化した若者達がなだれ込んで、最近よく言われる「勝ち組」「負け組」がもっとエスカレートしていくのか‥‥。昔の「最もうまく進化した社会主義国 日本」が結構気に入っていた自分としては、空恐ろしい時代だなぁと思ってしまう。
:2004/11/04 先頭へ
 2004 Nov.08:特許出願中
土日は闇の仕事をやっていた‥‥ら、なんか疲れたー! やっぱ「やらなきゃいけないこと」を二つ以上かかえるのはけっこう大変ね。片方は会社だからおろそかにできないし、もう一つは個人で請け負っているのでもっとおろそかにできないし。今日はまた客先でテストだったのだけど、帰りにもういいやと思ってグリーン車に乗ってしまった。750円払っても座りたいと思っちゃうのが歳だよなー(苦笑) ということでこの日記はグリーン車の中で書いてます。

さてお話変って。
買った商品に「特許申請中」とか書いてあるとその後が気になることってないですか? その商品が「おお!」というようなものだと特に。しばらく前から私が気になっていたのが豆苗。普通カイワレとかの芽ものってスポンジのような土台に種を撒いて育ててあるじゃないですか。でも私が出会った豆苗は「根がらみ栽培」とかって根っこがお互いに絡み合うようにして育ててあるんだな(コレ)。余計な土台は無し。根っこの部分は丸ごと有機質生ゴミでそのままコンポストに捨てられる。

初めて見たとき、わー、どーやるとこうできるんだ!と吃驚した。水に溶けちゃう土台とかそんなものに種を撒くのだろうかとか‥‥。で、謎は解けないままにとにかく特許出願中のその後が気になっていたら、しばらく買わなかった間に「特許取得」になっていたのでなんか嬉しくなった。

豆苗は種が大きいせいか、上部をちょきちょき切って食べた後に根の部分を水につけておくとまた伸びてくる。ただし水が大変痛みやすい。最近、散水器のシャワーを強めに浴びせて根っこを洗うようにして水を換えるとラクで順調!ということがわかった。今もベランダで元気に成育中。そろそろ食べられるな。ちなみにマールのヤツが最初のころ食べようとしてたが、自分の食べ物じゃないことに気づいてくれてよかった。そういえばぴの兄ちゃんが今のマールぐらいの頃、形だけは猫草に似てるユリ科の雑草食べてオエッとしてた‥‥。仔猫というのはやっぱりあぶなっかしい(苦笑)。

野菜といえば最近ブロッコリーをゆでずにごま油で炒めて中華スープを少し入れて少しだけ蒸し煮にしたヤツにはまってる。ブロッコリーは茹でてから使うという固定観念があったのだが、新聞に書いてあった通りにやってみたら美味しかった。もしかして今のブロッコリーは品種改良されて昔よりアクが少なくなってたりして。
あと長芋を薄目の輪切りにしてオーブントースターとかグリルでほこほこになるまで焼いて、チーズを乗せるカナッペ代わりにする。もともとジャガイモでやっていたのですが長芋でも美味しい! 練りわさび塗ってから焼いて和風の付け合わせでもいいし、生のままでもいいし、長芋って便利ですよね。
:2004/11/08 先頭へ
 2004 Nov.11:奇跡のDVD化
この前の休みに古本屋さんに行ったら、マンガのスパイダーマンの5巻がぽつんと売っていて思わず買ってしまった。ストーリーが平井和正、作画は池上遼一。個人的には非常に魅力的な組み合わせなんだがもう随分前に絶版になっている(多分版権の関係とかなんだろう)。
やっぱ懐かしかった。小学生〜中学生の頃にかけて平井和正のウルフガイシリーズとか短編集を溺れるほど読んでいたし、池上遼一の絵も凄く好きだ。スパイダーマンはまだ初期作品なので大分画風が違う。でも爽やかなのにどこか哀しい感じがやっぱり池上遼一だぁと思う。

帰宅してついこれ買っちゃったの、と言ったら、夫が早速ネットで残りを買ってくれた。いやいい時代というかなんというか(笑)。そして‥‥
「TV版のDVDも出るんだってよ」
「ええっ!? だってあれ、版権の関係でお蔵入りだったんじゃなかったの!?」
でも夫が見せてくれたヒーローMAXの裏表紙にちゃんと広告が‥‥。ひええええ。「奇跡のDVD化」って書いてある。そして夫は既に予約してた(爆笑)。作品が好きとか嫌いとか以上にこのチャンス逃すと手に入らないかもしれない‥‥と思うとつい血が騒ぐらしい。知人(男性)に話したら、奥さんの許可を得ずにそーゆーものを勝手に買えるのが羨ましいと言われたけど、これもおたくな共稼ぎならではである(笑)

「でもでもでも‥‥。スパイダーマンが出せるならさぁ‥‥」
「モンティパイソンの日本語吹き替え版出してくれ〜」
はい。我が家の願いはただ一つ。かつて東京12chでやってたモンティパイソンの日本語吹き替え版のDVD化なのです。ちなみに原語の字幕版の方はビデオが発売された時全部買ったわい。
山田康雄 、納谷悟郎、広川太一郎、飯塚正三、青野武‥‥という超豪華声優陣がノリまくって吹き替えたあれをまた見たい! 我が家にも「恐怖のギャグ」や「チーズ屋にて」など少しだけ残ってるけど(なんとベータのテープで!)もう画像が煮溶けそうだもんなぁ。マイケル・ペリンだけは青野さんの声がちょっと合わない気がするけど、あとはもう本当にはまり過ぎ。ジョン・クリースなんて地声と納屋さんの声はけっこう違うのに、これしかないという気になる。エリックは‥‥広川さん以外の人がアテるのは不可能な気が‥‥(笑)

ああ、ほんとに。スパイダーマンが出せるくらいならなんとかならないのかしら。モンティパイソン日本語吹き替え版、奇跡のDVD化。出たら絶対即買いなのになぁ。
:2004/11/11 先頭へ
 2004 Nov.13:めまい
昨日は朝からちょっと大変だった。朝6:00ごろ、目を覚ましたら布団ごとぐるぐる回されているような感じがする。一旦納まったのだが、すぐにまたぐるぐる回り始める。身体中が火照って冷や汗だらけになり、手足が痺れ、痙攣して、強い吐き気もある。
不思議なことに立ち上がると回らない。歩けるしトイレも自分で行けるのだが、尿意があっても筋肉が萎縮しきっていて出せない、みたいなやっかいな状態。ビデで湯を浴びせてなんとかなったが、今度は身体が急激に冷え初めて、まあ小一時間はなかなか大変だった。

実は体温調節含めて身体がおかしくなったことは過去2回ある。明け方で本格的に月経が始まる直前に過激な生理痛がいきなり始まることからおかしくなる。副交感神経と交感神経のチェンジミスか、自律神経失調症か、痛みからくるパニック症候群か、まあどちらにしろ身体のコントロールトラブルだ。
「ぐらり」と来たとき、頭では「メニエールってヤツなら大丈夫だ」と考えたのだが、身体は一瞬でパニックを起こしてしまったんだと思う。まあちょうど月経直前だったこともある。実は心の中で救急車を呼ぼうかとも思ったんだが、呼吸と心臓に問題は無いし、もうちょっと様子を見ようと、電気毛布と羽布団でかんかんになった布団の中にくるまっていたら7時頃にはほぼ落ち着いた。

とはいえめまいは直らない。めまいの大先輩の義母が「大丈夫な向きが無い?」というので色々試してみたら、仰向けで右を向くとダメということがわかった。そのまま寝ていて、8:30に病院に行くために家を出た。ソックスを自分で履けるし階段も大丈夫。歩くのも大丈夫。なのに車に乗ったら1分でダメ。これでは電車も怖くて乗れない。

そしたら夫曰く「歩いていこう」
その耳鼻科まで、車なら15分、電車+歩きなら20分、だが歩いていくとなると50分ぐらいか。普段なら普通に歩くお散歩距離なのだがこの状態で歩けるのか‥‥と少々不安になったが、まあ、途中でダメになったら諦めればいいので、歩くことにした。
不思議なもんで、けっこう普通に歩けた。雨はすっかり小雨になっていたし、気温が高かったのも助かった。で、病院について私の話を聞いた医者は開口一番
「いやー。歩いてきたのが良かったねぇ。もうだいぶ直ってるはずだよ」
え、そーゆーもんなの? とびっくり。
救急車を呼んで、即入院‥‥なんてのがめまい治療的には最悪なんだと言う。ごついアイマスクのようなものをつけられて眼球の動きをビデオに撮ると、仰向けて右に頭を傾けた時だけ眼球が妙に動く。実は朝はもっと激しく眼球が動いていた。夫も見ていたし私も閉じた瞼の中で黒目がぴくぴく動いていたのを覚えている。

その後、立っているときの重心移動を測定する検査とか、聴力検査の大がかりなヤツをやって、下された診断は「良性発作性頭位めまい症」。メニエールというのはもっとずっとやっかいな病気で、耳鳴りがあるのが特徴なんだって。「良性発作性頭位めまい症」はその時期を過ぎてしまえば大丈夫というものらしい。頭をある位置にした時にだけ目眩が起こるのが特徴なんだそうな。

あとは点滴して薬を貰って終わり。しかし点滴が痛いのに参った! めまいの薬の点滴は「血管痛」というのを起こしやすいらしい。肩から手の先まで引き攣れたように痛い。点滴を受けたことがないしやってる間は痛くないもんだと思っていたので、最初は薬が筋肉内に漏れてるんじゃないかと心配になり、思わず看護婦さんを呼んでしまった。痛いなら痛いって最初に言っといてよ。スピードを上げると余計痛いし、ゆっくりだと時間が長いし、恨めしそうにちょっとずつ減っていく薬の袋を見てた私です。
ネットで調べたら、メニエールの人はこの点滴を頻繁にやるらしく「痛くて大変」と嘆いておられました。「温めるとラクなのでホッカイロを持って行く」などと有用な情報も‥‥。来週また行くときは一応カイロを持って行くか。

その後病院が会社の近くだったのいいことに会社まで歩いて行って資料を持ち帰り(全部夫に付き合わせた)、夕方、家から客先に行ってちょっと一仕事(客先の入り口まで夫に付き合ってもらった)。夫にはすっかり仕事を休ませておいて、どーゆー奥さんだ(大汗)

「良性発作性頭位めまい症」かあ。こんな病気もあるんだ。今度起こしたらもうちょっとおちついて対応できるかな。ネットで色々調べると、安静にするな。動き回れ、無理にめまいを起こす位置にしてまた戻すを繰り返すと早く直るとか、なんかムチャな話が色々書いてあった。
「大人しく寝てちゃダメなんだって。あとね。コーヒーと甘いものがいいって書いてあるよ♪」
「おまえ‥‥自分に都合のいいことばっか読み上げてないか!?」
「‥‥‥‥夜更かしと寝不足がダメ‥‥‥‥」
「だろう! 12時前に寝なさい!」

すいません。前日眠れなくて布団の中で29話のラストパートを書いていたのは私です(汗)
:2004/11/13 先頭へ
 2004 Nov.14:お嬢様の弱点
ラバさんのお姫様、可愛いなぁ! 今度拝謁しに伺う約束になってます。いいでしょう?(笑) そういえば今日アップした29話の最終章で久しぶりにアラクネー(理絵)を書いた気がする‥‥。ひゆーさんが「夢見る蝶」で作られた理絵と、元々のアラクネーを自分の中で1人の人間として統一するの、じつはかなり苦労したんですが、流石に最近なんとか一致してきたようです。

さて我が家のお嬢様は相変わらずワガママし放題。弱点を探そうとやっきになっているが困難。少し前に夫が「口笛に弱いかも」と言い出した(まさかナメックの生まれだったのか!)。ただ私は口笛が吹けないので試せないし(汗)、夫もずっと口笛は疲れるからと学校の体育の先生が持っているような笛を買ってきた‥‥が人間がうるさいだけでマールには効果無し。結局ここ数日は、悟飯がハイヤードラゴンを踊らせてた曲を夫がしょっちゅう吹いてくれてた(3回に1回はラリってるピッコロさんのモノマネ付き)。おかげでマールは口笛も克服しつつある‥‥。ダメじゃん。

えー、ご心配おかけしためまいの方は土曜日は完全に復活。というか金曜も病院から帰る頃にはめまいは既に無く、ただ身体がおかしくなった分でひたすら疲れただけだったので。土曜は私の両親と兄弟の家族で宴会を一席‥‥。いやさすがに飲まなかったけど。でも6000円のコースの割になかなか充実してて、店を選んだ私は得意ポーズ。こういった場に慣れている弟は、10000円ぐらいでもおかしくないんじゃないと首をかしげていた。
弟「桁見間違えてないよね」
私「んなわけないでしょ」
夫「でも、60000円だったら暴れるよ」
弟「だね。まーくん(次男坊)の大リーグボール養成ギブスとるよ」
確かに4歳のまーくんはなかなかの暴れっぷりだったが、咄嗟にそーゆージョーダンが出るところが我が弟。ちなみにまーくんはなぜか「しのびチェンジ」をやっていた。よっぽど好きだったのねハリケンジャー。

さて今日のデカレンジャー。あの手の摩訶不思議な不連続映像ってかつて宇宙刑事物でよく出てきたよね。小林義明監督が作る映像が絶品で我が家ではよく「小林空間」と呼んでたものだ(用法「小林空間に引きずり込め!」)。モチーフは古い線路、地下道、人形、赤い風船やボール‥‥。托鉢僧もよく出てきた。大葉氏とか渡氏とかJACの方ならではのノンストップアクションも楽しかった。
でもメタルヒーローでは夢空間は夢空間のままでリクツはなくて、中で怪人倒して終わりというパターンが多かった。それをああ料理するのが荒川さんのうまいところだなぁと。ちなみにラストのアイスクリームはメガレンジャーの千里とみくを彷彿とさせて楽しかったです。あ、今見たら「すごすぎ! いけてるスーパーみく」も荒川さんだった(笑)

それからネクサスはすごい我慢しつつ1回遅れで見てる。なんか3話以上溜めちゃったら見なくなりそうで‥‥。いやなんだってそこまでして‥‥。そーいやこの感じ、伝説巨人イデオンを見てた頃を思い出すなぁ。イデオンも女性キャラがエキセントリックで見てるのキツかったっけな‥‥。それにくらべりゃネクサスはあのわけわからん女副隊長だけだもんな。もうちょっと我慢しよう‥‥って、だからなんでそこまで(苦笑)
:2004/11/14 先頭へ
 2004 Nov.19:10年前の笑顔
なんかまだ時々目が回ってる気がするんですケド‥‥(苦笑)
火曜日にもう一度お医者に行って、めまいの検査をしてOKを貰ったんだが、その日、夜中の12時過ぎまで家で仕事をしていたら、翌日がなんか回ってる感じで参った。気のせいなのかなぁ。ヤナ感じ。ネットとかで調べると完全に直るまで2、3週間と書いてある。実際、検査でOKが出ても薬は2週間分出たし、月末にまた来るように言われてるからなぁ‥‥。そんなに甘くないのか。
とはいえ今週は、嘘でしょ?というような急展開で、嘘でしょ?というような仕事が入ってきてしまった。ほんとにどうすんのよ。内容的にはなんとかなりそうな仕事なんだが、置かれた立場が参る。それ以上に、他にも色々仕事があんのにどーするわけ!! ということで本当はこの週末、ラバさんのお姫様に会いに行くはずだったのに、仕事です(涙)
あーあ。冗談じゃなく、目が回りそう(死)

さて。遅ればせな話題なのだが11日のアラファト議長死去に思ったこと。
ニュースを見て悲鳴を上げる‥‥ということは自分にはあまり無い。阪神や新潟の地震とか地下鉄サリン事件とかああいったニュースはむしろ絶句してしまう感じなので。それでアラファト議長死去のニュースを見た時、そういえば‥‥と思い出した。

かつてイスラエルのラビン首相が暗殺された時、そのニュースを見た私は思わず悲鳴を上げていた。
その2年程前に和平会議の調印式でアラファトとラビンは歴史的な握手をした。心底嬉しそうな笑顔のアラファトと複雑な表情のラビン。私は中東事情など全く判っていないがあの映像はあまりに印象的だった。だからアラファトという名前を聞くと、あの時の笑顔が真っ先に思い浮かぶ。凄い、これからだ、と思っていたが故に、ラビン首相の暗殺もまた衝撃的だった。偉大なる一歩は、あの暗殺をきっかけにどんどん後退し、暗転して今に至る。

アラファト議長死去の新聞記事の中に、クリントンの前で握手するラビン首相とアラファト議長の写真があって思わず切り抜いてしまった。10年前のあの笑顔の時に何を思って、そこからどれだけ藻掻いたのか‥‥と思ったら、とても哀しくなった。アラファト議長があの世でラビン首相と会ったら何を話すのかな。いや、キリストにもイスラムにもあの世はないんだろうけれど、会ってゆっくり色々話して欲しいなと思ってしまった。
:2004/11/19 先頭へ
 2004 Nov.23:ざっざっざっ
我々の買い物の擬音である。「明日はざっざっざっと買いに行くよ!」というように使う。大量購入とかでかいものを買いに行く時で朝一の開店時だと余計ムードは高まる。駐車場が混む前に車を乗り入れて、怒濤のように店に入って怒濤のように買ってくるのだ。
夫も私も根本的に買い物に時間をかけたくないタイプだ。ファッションに興味が無いからウインドウショッピングすることも無い。確かに衝動買いはする。でも見て欲しくなるというより欲しくなるといきなり買いに行く感じ。夫はすぐにネットショッピングに走るし、私が買うのはノートパソコンとかPalmとかDVDライターとかそーゆーものばかりだし(死)。

ということで今日の目的は加湿器。ずっと前から使っていたパルエアコン(ガスFF暖房+電気冷房)がとうとう壊れて、もう部品も無いというので先日ガスファンヒーターに買い換えたんだが、加湿機能が無いので仕方なく加湿器導入となった。お目当ての気化式が割に安く手に入った。マイナスイオンも出る!とか書いてあるが、まあ使ってみないと有り難みはよくわかりません。

だけど2人とも年とって少しざっざっの勢いが薄れてきたかなぁ。朝食を食べている間にすっかり根っこが生えて、のったり気分になってしまった。先週の土日、夫も私もかなり家で仕事をしていて、根本的には仕事好きな我々も流石に疲れてきてる。
のったり気分のまま家具屋を覗いたら、いい食器戸棚を見つけてしまった。引き戸タイプでガラスを使っていない引き出し式。最近ってこーゆーのが主流なんだ。いいなぁ機能的で。12万円とはちょっと高いが、闇仕事の報酬も入ることだしな‥‥。ああ、それにはちゃんと仕事しなきゃ。

仕事もしんどいなぁと思うけど、子供がいないのに一方的にダンナに食わせてもらってるのもどうよ、って気もある。私の年齢では派遣はもう無理。派遣社員って35歳を過ぎるととたんに仕事が来なくなるってマジであるみたいだよね。辞めないで〜と会社から懇願されるうちが花だしな。頑張らないとなぁ‥‥(溜息)
:2004/11/23 先頭へ
 2004 Nov.27:縦×横
昨夜は高校の漫研の仲間と会ってた。1年上の先輩達とクラスメート。業界の人もいるが普通のサラリーマンや公務員もいるので、おたくな会話からごく普通の会話まで話が尽きない。あっというまに4時間が過ぎていて、慌ててお開きとなった次第。

さて、昨日出た話題で一番ぶっとんだ話は友人の娘(小学6年生)の算数のテストの話だった。間違った箇所を見てやっていたらこんなことがあったという。縦4cm、横8cmの長方形の面積を求める問題。娘は答案として8×4=32として答えを32cm^2と書いた。だが「公式は縦×横だから」という理由でバツだったのだそうだ。
「なにその、バカ教師」
私が思わずそう言ったら、友人は苦笑して応えた。
「あたしだってそう思ったわよ。でも面談で言ってやろうかと言ったら娘に止められた」
娘の方がちゃーんと内申書のことを考えてるのね(笑)

しかし凄まじいな。今の教師の質の悪さは。その教師がうちの会社に入ってきたら2ヶ月でクビだよ。そんな物の考え方で仕事が進められるかっての。三角形の面積の底辺×高さ÷2を、まず1/2×底辺×高さ‥‥と書いて、減点になるならまだ少しは判る。平行四辺形の面積を半分にしたのが三角形の面積ってリクツだからだ。だけど長方形で縦横どっちが前だって理屈に破綻は出ないだろうが。

そういえば最近の教師は教える技術が無いとか人間的に未熟なだけじゃなく、教える教科そのものに対する知識がえらく不足しているってTVでやってたっけ。そりゃ分数の計算ができない大学生が出てくる時代じゃさもありなん。そーいや大学生の国語力の低下もちょっと前にニュースになってたな(汗)
自分もまがりなりに教える立場に回ることがあるけど、感覚的に思うのは、あることについて80しか知らなかったらそのことについてマトモに教えられるレベルは40以下になるってこと。40以上を教えることを要求されたら「自分も勉強中だ」ってことを生徒に理解して貰わないといけない。子供にそんな理解をさせるのは無理だから、学校の先生ってのはせめて自分が教える教科についてはマニアに知ってなきゃダメだと思ってる。

一方、公立高校の事務をやっている先輩からは授業料を堂々と踏み倒す最近の親どもの話も出てきた。公立だと退学にならないのを逆手に取っての確信犯らしい。ちょっと前も外車乗り回してるのに給食費やら保育費やら踏み倒してる親がいるって話題になってた気が‥‥。そりゃそんな親に育てられたら万引きしてもなんとも思わない子供になるだろうさ。退学させられないまでも、せめて悪質なケースは名前を公表してみたらどうよ。
中学受験させても良い私立に子供を入れようかと悩む友人の気持ちもわかる。そんな奴に育てられた子供と自分の子供が付き合うのかと思ったら、それは避けたい。

子供を持っている知人達と話していても、子供いなくて良かったと思うことばかりなんで、なかなかフクザツだよなぁ。大丈夫か、日本。
:2004/11/23 先頭へ
 2004 Nov.29:名前をつけて保存
マールは本当にいくら怒っても判らない子で、特に台所の流しの上にまで乗ってくるのは本当に参る。うっかりすると包丁やら火を使ってる時も乗ってくるのでマジで危険! その上冷蔵庫を空ければ冷蔵庫の中にも飛び込む(マールにとっては未知の棚らしい)。洗剤の棚にも潜り込む。危険すぎる猫である。たとえ火の中水の中(違うだろ)
お兄ちゃんたちは全員、2,3度怒っただけですぐに判ってくれて、台所の棚や流し、食卓は乗っちゃダメ、フスマや壁で爪を研いじゃダメって我が家のキマリをきちんと守っているのになぁ‥‥(ただしフスマは、人を起こすために時々ひっかくことあり)。

同じように育ててもほんとに違うよなぁ。あとは例えば人見知り。今は亡きぴの兄ちゃんは誰が来ても愛想が良かったが、ぐりとこるくはピザ屋さんがドアベルを鳴らしても隠れる。で、マールは‥‥案の定、ぴのに輪をかけて平気猫だ。
最近ファンヒーターのセッティングと今までのガスのエアコンを取り外すのに、ガス屋さんが2週連続で来てくれてたのだが、マールが興味津々でもう大変。特にこの間の土曜日の人は猫が好きな人だったので余計。
取り外したエアコンを外に運び出すので玄関を開放していたため、マールは書斎に軟禁状態。ドアの向こうで「みー。みー」(図体はでかいのにまだニャオと鳴けない!)と鳴きまくる。
「猫ちゃん、鳴いてますけど」
「あはは‥‥。どうぞ気になさらずに‥‥」
運び出しが終わってマールを解放したら、もうお兄さんにまとわりついてる。
「それでこちらの書類が‥‥‥‥あ‥‥‥‥(マールが乗っている)」
いやお兄さんはまんざらでもなかったらしいが、この怖いもの知らずには負ける。

あとなんでこう電気製品が好きなんだろう。掃除機かけてると先端のブラシのトコにしがみついてるし(猫としてありえない!)。ファンヒーターだの加湿器だののスイッチを入れるのも大好き。今朝もファンヒーターのコンセントを抜いていくのを忘れたら、思いっきりONになってた。帰ったら部屋がぽかぽか。

そして極めつけのワザが「名前をつけて保存」。パソコンをやっていると脇から踏み込んできて、編集中のファイルを「名前をつけて保存」してしまうのだ! 先日私が打っていたテキストファイルは、もっともらしく「sql01」という名前で保存されていた(ちなみにSQLというのはDB(データベース)を扱う言語である)。昨日夫がぎゃーっと悲鳴を上げた時も、プレゼンの資料が名前を付けて保存されていた。
まずF12を押して(踏んで)からあと適当に入力する(踏む)とそーなるのであるが、まったく困る。いや、名前をつけて保存してるんだから良心的なのか? よく判らないけど。
:2004/11/23 先頭へ
 2004 Dec.04:羅漢果
なんか日記すらご無沙汰しました。まあちょっと今週は書き切れないほど色々ありまして、忙しかったです。でも随分前の日記で「ストレスの器」っての書きましたが、それを改めて認識。新しいストレスが入ってくると、その直前まであれほど気になっていたことが飛ぶ(苦笑)。
実は今日もこれから土曜出勤なんで、書こうと思っていた羅漢果の話を‥‥。

9月に初めて整体に行ったのですが、そこで終了後に色味は焙じ茶みたいなのに妙に甘いお茶が出てくる。でも砂糖の甘さじゃなくて、ステビアとかああいう感じのすっきり系の甘さ。何ですかときいたら「羅漢果」だと言われました。
それまで羅漢果を見たことが無くカリンの親戚のようなものを連想してたんで、テニスボールぐらいのからんからんに乾いた茶色の玉を見せられた時はびっくり。こういうものなんだそうな。ネットで見ると粉にした健康食品系のものがやたらひっかかってきますが、たとえばこのサイトなんかはけっこう写真が多くて面白いです。

このからんからんボールを手で砕いて煮出す。我が家ではできあがりが1リットルになるようにして冷蔵庫に保存し、薄めて飲んでます。冷たくてもホットでも美味しいし、いいんだな。
ってことで先日夫がネットで羅漢果を買ってくれました。36玉で7000円。先生のとこでは3玉1000円だったから大分安い。でも36個もごろごろしてるとかなり笑えます。マールに見つかったら大変だ。

そういえば貧血に注意するようにと言われてから、コーヒーはなかなか止められないので、せめてと思って日本茶を烏龍茶に切り替えたんですが、これがけっこういけます。ペットボトルの烏龍茶ってどうも好きになれなかったのに、葉っぱから普通にいれるとこんなに美味しかったんだー!と新鮮な発見でした。
ってことで、では会社に行ってきます!
:2004/12/04 先頭へ
 2004 Dec.06:スイート・エイティーン
うーん。忙しい‥‥。ちょっと参ってます。ほんとに終わるのかな色々。まあ今までもなんとかしてきたんですが、なんかこの年齢でこーゆー綱渡りはやりたくないって気がする(苦笑)
なんで日記はハッピーなことを書こうっと。

初めてスイート10ダイヤモンドという言葉を聞いた時は「宝石屋め、うまいことを!」と大爆笑したんだが、実は未だに正式な起源を知らない。まだ結婚して10年になってない頃だったかな。「10年になったら欲しいか?」と夫に言われた私は「マリッジリングを新調する方がいいな」と応えた。
結婚の誓いを新たにする感じ。そういえば「大草原の小さな家」のTVドラマで、ローラの両親がもう一度結婚式を挙げるお話があって、けっこう感動した記憶がある。2人でお揃いで気兼ねせずいつも身につけていられるもの‥‥となるとマリッジリングがいいじゃない。
だけど夫はリング新調には照れがあったのか(笑)、実際の満10年には別のものをくれた。それまたキレイなエメラルド(私の誕生石)のペンダントだったんだけど、私のマリッジリング・リニューアル作戦は頓挫していたのである。

それが結婚満18年にして成就。
いやちょっとした話の流れでそういえば‥‥ってことになって。ここまで来たなら満20年まで待てよって気もしなくもないが、私は赤星みたいに思い立ったら吉日な性格なので(笑)
あり得ないほど暖かかった昨日の日曜日。私の目に留まったのはゴールドとプラチナのコンビネーション・リング。今までのより派手なので夫はちょっぴり悩んでたけど、いいよと言ってくれました。ありがとう。

しかし私もいいかげん指輪なんぞ買わない人間なのでサイズがわからないったら(笑)。今までのは5号だったんだけどお店の人の薦めで0.5号だけ大きくすることにした。夫も前のより1.5号大きくした。サイズを刻んだ分届くのは来年になりそうだけど、四六時中しているものなのでしっくり来た方がいいもんね。

「会社でチェック入っちゃうよ、きっと」と私が言ったら、夫曰く
「奥さん換えたのって言われそうだな‥‥」
‥‥‥‥確かに(爆笑)。マリッジリング換える人なんてあんまりいないかもね。
だからこそ、私達らしくていい。これからも一緒に歩いていこう。
:2004/12/06 先頭へ
 2004 Dec.10:身体は正直
昨日はまたお客さんの所でシステムのテストだったのだが、夜中の11:30近くまでかかってしまった。東京で千葉行き最終快速に飛び乗ったのが12:01。流石に疲れた。
相手方のセッティングが少々遅れ気味だったので、遅くなってしまった部分はあるのだけど、そんなことはよくある事だ。なのに相手の会社の人がえらく謝って下さるので逆に恐縮してしまった。こっちが女性だから余計そうなんだろうなと思うと、有り難い反面ちょっと複雑だ。
システム業界って元々ハードな職業で、週に2,3回しか家に帰れない(ずっと会社に泊まって仕事してる)なんてザラじゃないですか。だから私はそこから足を洗って、紆余曲折の末、CAD系のオペレーターで今の会社に入ったのに、なぜかまたこんなことに(死)。いや小さい会社は何が起こるか判らないのでコワイ(苦笑)

こっちが女じゃなければ相手もこんなに気を使わなくて済むかなぁと思うと申し訳なくて。すいませんほんとに。うちの会社が人手が無いのに仕事だけ取っちゃうのでこういうことに。謝ってくれる彼もここ1週間は帰ってないって話を伝え聞いてるんで、もうこっちのことなんて気にしないで、と言いたくなっちゃう。申し訳ないと同時に、本当にいい人なんだろうなぁとしみじみ‥‥(感謝)
私は男女平等論者じゃないんで、男性は女性を庇おうとする気持ちをちゃんと持って欲しいと思うタイプ。それで女性は有り難く思いつつも、ぎりぎりまでは甘えずに、というのが、いい関係が築ける落としどころじゃないかと思って、その程度の努力はしてます。私がもう15歳ぐらい若ければ貴方と良い関係が築けたかもね(笑)

昨夜そんな調子だったせいか、今朝まためまいを起こしてしまった。朝病院行って、一応出社して急な仕事だけ片づけて帰ってきました。今日は会議やら忘年会やらで会社に居ても仕事になんないし。家ならふらふらしててもなんとかなるんで仕事しよっと。明日もどうせ出社だし。 ここ数日も帰宅後深夜まで開発してたので疲れてるけど、システムって後半になればなるほど色んなことが起こるものなので、少しでも前倒しで進めておくのが精神衛生上ベター。それにしてもたった20日で月一のお客さんが来たのも誤算だった。マジでドラキュラ的にエネルギー補給がしたい状況。
あーあ。身体は正直だ。こんな言葉、もっとロマンチックな状況で使いたい(苦笑)
:2004/12/10 先頭へ
 2004 Dec.12:さりげなく
昨日は会社に行こうと思っていたのだが、なんというかもう身体が疲弊しきってて動かない感じだった。歳を取ると無理が効かないってよく言うが、厳密に言うと無理すると回復するのにえらく時間がかかるってことなのかしら。ってことで、日中は全然仕事が進まず、夜から本格的に作り始めたら‥‥もう朝じゃん(おい!) まずい。少し寝なきゃ。

さて、少し前に新聞で第2回東山魁夷記念日経日本画大賞展の記事を見て、大賞作にえらく惹かれた。自分は芸術にはうとくて画家の名前などとんと知らないのだが、この絵はなぜか引き込まれるようで、でっかい元の絵のままで見たいと思った。菅原健彦さんという人の「雲水峡」という作品だ。
11/2の日記で絵画にはシンボルが含まれてくる云々ということを書いたが、私は時々、シンボルが削ぎ落とされた絵に妙に惹かれることがある。それはその絵を描いている瞬間の画家の心とダイレクトに繋がるような感覚で、それは植物や大地のエネルギーを感じるのと似た全知感のような快感をもたらすのだと思う。

だが今はちょっと多忙すぎて見に行けないと諦めていた。そうしたら金曜日、夫がいきなり展覧会のカタログを買ってきてくれた。会社が展覧会の会場からそう遠くないということで、わざわざ足を伸ばしてくれたらしい。嬉しかった。これなら見に行けなかったことすら、それはそれで、と思えてくるので不思議なものである。
最近私の体調は万全ではなく、朝思わしくないと、昼休みに夫から「大丈夫か?」とか携帯メールが入ってきたりする。携帯のCMじゃないけど(笑)、こういうのはたった一言でも嬉しいもんだね。
:2004/12/12 先頭へ
 2004 Dec.15:ピアス
いや本当に忙しい。こんなに追われまくったのも久しぶりというか。とはいえ今作っているプログラムが本日一応形になったのでちょっと安堵。これから細かくテストしていかなきゃならないので、まだまだ大変な日は続くのだけど、今日はもう家で仕事するのヤメ。疲れた。
ということで、やっとラバさんのお姫様をアップできました。遅くなって本当にすいません(涙)。どんな風にアレンジするかけっこう悩みましたが、スプリガン視点を思いついたら早かったです(笑)

さて最近は体調が悪くて、色々病院通いするハメになってるのだけど、最近行き始めた病院でピアスを開けてくれると掲示してあったので、いきなり開けてみた。思い立ったが吉日(笑)。まあ2,3年前から開けようと思いつつなんとなくそのままだったので。あと疲れてて仕事以外は頭が働いてないってのもあるな‥‥(こらこら)。
あ、でも結果はけっこう気に入ってます。経過も順調だし早くセカンドピアスに換えてみたいなあ。

夫はちょっとビックリしてたけど、昨日またいきなりピアスをプレゼントしてくれた。結婚満18年が何婚式かを調べたら「ザクロ」って出てきたのでガーネットにしたという。いったいどこで調べたんだ、そんなもの(笑)。
色が濃いめのスクエアのガーネットで上品なデザイン。ガーネットはそう高い石じゃないから逆にカジュアルなデザインが多くて探すのに苦労したそうな。店員に難しい注文ですね、まで言われたらしい。ありがとね。

ところで。結婚記念日はマリッジリング・リニューアルのはずだったのに、ピアスまで貰ってしまった‥‥。うーむ。ピアスすると運命が変わるって言われたけど、もしかして色々貰える運命になったのかしら。それは凄い(笑)
:2004/12/15 先頭へ
 2004 Dec.22:チーズ屋にて
ご無沙汰しました‥‥(涙) 先週からずっと残業or持ち帰り仕事で土日もずっと出社してた。体調もいまいち‥‥というか、何かこうくらくらした感じが続いていて、帰宅してバタン・キューな生活でした。でも昨日は届けたベータ版がある程度動いてくれたんで、精神的にやっと少しほっとした感じ。とはいえ、まだあまり気は抜けないんだけど。
でも今日は手術1ヶ月前検診のためお休み貰って病院へ。血液検査といって7本分も採血されるわ、心電図やらレントゲンやら撮って、来年またすぐ来るように言われた。手術するってのがあまりピンと来てなかったんだけど、そっか。考えて見りゃそう簡単なもんじゃないんだ。ちょっとだけドキドキしてきた。まあ自分が作ってるシステムのリリース(来年早々)の方がよっぽどドキドキするけどさ(苦笑)

さて、昨日は客先が幕張のカルフールの近くだったため、仕事帰りに久しぶりにカルフールのチーズ売り場を覗いたら‥‥なんだかずいぶんと種類が少なくなっていてがっかり。青カビはゴルゴンゾーラしかないし、ウォッシュもほとんど無い。
以前ナチュラルチーズが流行り出した頃も、スーパーでチーズコーナーを設ける所があったけど、結局売れないせいか、すぐに廃止になってしまうのが常だった。流石のカルフールも売れないものは置いておけないのか‥‥。
我が家は結構なチーズ好きなので、近くに良いチーズ屋さんがあると嬉しいと常々思う。ラバさんの実家が羨ましいです(笑) とはいえ手ぶらで店を出るのもシャクなので18ヶ月ミモレットとゴルゴンゾーラとプチ・マンステールを買った。明日はこれで久しぶりに家でワイン飲もうっと。

小さい頃の私はチーズが好きじゃなかった。あと香りの強い野菜がダメで、レアっぽいお肉もダメだった。それが結婚して赤ワインを飲むようになって全て変わった。最近は体調が悪い時にお酒を飲むとカクテル1杯でも頭が痛くなるんだけど、赤ワインならまず大丈夫。自分がここまでワイン党になるとは思ってなかったです。

さて「チーズ屋にて」思いを馳せるもう一つはモンティパイソンの超有名なこのスケッチ。時としてジョン・クリーズの納屋五郎さんと、マイケル・ペリンの青野武さんの掛け合いが耳に浮かんで爆笑しそうになりつつチーズを買う。とても沖田艦長と真田さんと同じ組み合わせとは思えません(笑)
:2004/12/22 先頭へ
 2004 Dec.26:リベンジしすぎ
昨日はリベンジしに行ったら飲み過ぎた。帰ってからラバさんにメールを送ったら、大バカをやってしまいました〜ごめんなさい(汗) その上今朝見たら、朝食用に買った卵と一緒に家のカギが冷蔵庫に入ってました(爆)

何がリベンジって。
実は自宅から歩いていけるところに、お気に入りのイタリアン(バーとレストラン折衷という感じ)がある。やたら行く店なんだけど、今月は3回行って3回とも貸し切りパーティで入れなかった。ということで昨日はわざわざ電話で確認してからでかけたという‥‥(笑)
それで調子に乗って飲み過ぎた。2人でワイン1本というのがパターンなのに、そこにまたグラスワインを重ねたために、たぶん1人1本飲んだ計算に‥‥。マズイ‥‥(汗)

他のお酒はともかく赤ワインならまず体調を崩さない私だけど、流石に帰宅してから「新黒丸」飲んじゃった。この薬ご存じですか? 飲み過ぎには本当にむちゃくちゃ効く。寝る前に飲んであと朝も飲むといい。って、ドラゴンボールファンの良い子は、まず「お酒飲み過ぎ」の状態になってはいけません(苦笑)

クリスマス・イブも家でワイン飲んでたしなぁ(…)。流石に仕事も落ち着いてきたので(まあ個人請負の仕事をこれからやらないといけないけど)、24日は定時で帰って家でお食事だった。はっきり言って我が家のワイン在庫はテキトーな店には負けません。料理が追いつかないだけで(汗) でも外食は続くと飽きるけど、家の料理は飽きないのはなぜなんだろうね。

そーいえば。年賀状は昨日ちゃんと出しましたよ! 今年のテーマはもちろんマールなんで、あらかじめ撮影しておいた猫写真をベースに大急ぎで制作。人間の写真は無しにしようとしたら、ダンナが「猫から年賀状が来たと思われるだろー!!」と言うので、デジカメで自分たちの写真もとって詰め込んだ。パソコン、デジカメ、プリンタがあると本当に便利ですな。
:2004/12/26 先頭へ
 2004 Dec.29:やっと仕事納め
最近タイトなスケジュールだったけど年内の仕事は積み残し無く終了。お客さんも喜んでくれたし良かった良かった。今日は敢えて会社の仕事は持ち帰らなかった。明日から5日間で闇の仕事をやらないといけない。大変申し訳ないですが今年のお年賀小説は遅れそうです。

と思ったらダンナも休み中の仕事といって分厚い本を持って帰ってきた。ひええ。

さて今日は雪でとにかく冷えた。家に帰ったら猫が誰も迎えに来ない。「ま、まさかマールが石油ファンヒーターをつけて、3匹で一酸化炭素中毒に!」とか思ったけど、なんのことはない。マールとこるくは押入の羽布団の上に寄り添い(←この2人が寄り添っているのは大変珍しい)、ぐりは台所に先回りしていただけだった。やはり気温の低下は愛を生むのだ。
しかしマジで寒い。夕食は思わず鍋にしてしまった。我が家では鍋にした場合雑炊は翌朝なのだ。そっちも楽しみ。

ということでちょっと早いけど来年の抱負。
1)手術のあとに太らないこと。
 いきなりなんてこと。でも子宮筋腫や卵巣のう腫の手術をしたあと太った人の話をよく聞くので‥‥。なんでそうなのかな? でもいきなり太るのはあんまり嬉しくないです。ちゃんと運動しよっと。

2)上司と距離を取った仕事のやり方を確立する。
 ここ2、3年、かなり真剣に考えて上司のやり方でやろうと努力してきたけど、やっぱ無理だ。客が満足できないやり方をマネすることは無い。ので、上司に妥協せず、でも文句も言わせないラインを取る。ちょっと難しいけどこれがやれないと保たない。

あとはもう少し家のことをちゃんとやらんと。資産管理とかも。ほんとーにうっちゃってたからなー(汗)
:2004/12/29 先頭へ
 
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