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管理人きまぐれ日記 2003年1月〜3月   (戻る) (Oz's Leaves TOP)
(全インデックス) (前の日記)
(Jan.01:謹賀新年) (Jan.12:クウガを見終えて) (Jan.16:パソコン・ショック!!!)
(Jan.19:ガオレンジャーの秘密) (Jan.23:やけ食い) (Jan.25:パソコンが壊れても‥‥)
(Jan.26:ニューマシンからこんにちは) (Feb.01:古き良きオアシスの日々)
(Feb.02:レンタルサーバーの難しさ) (Feb.04:ネットで百科事典) (Feb.07:小さいことは‥‥)
(Feb.10:マシンのご帰還) (Feb.11:レアものの日) (Feb.12:怖い夢) (Feb.14:本命より義理チョコ)
(Feb.16:雨の日にアバレンジャー) (Feb.18:その後のドラゴンボール)
(Feb.20:DataBook of DragonBall) (Feb.22:ちょっとだけ入ってるXX) (Feb.26:充電池と充電器) (Feb.27:自己満足の種類) (Mar.01:猫草のもやし) (Mar.02:アバレンおもちゃ企画)
(Mar.05:ガスと電気の得手不得手) (Mar.07:仕事の近況) (Mar.08:白いお皿とドラッグ三国志)
(Mar.09:強さは愛だ) (Mar.13:いろいろ落とし穴) (Mar.14:減量中じゃない)
(Mar.15:亜猫(あねこ)) (Mar.16:こーゆーキザなら許す) (Mar.19:温かいおにぎり)
(Mar.21:DB文庫復活) (Mar.23:きぬかつぎとタマネギの謎) (Mar.25:ワインを飲もう)
(Mar.29:恨みの話) (Mar.31:龍球用語辞典の設置) (次の日記)
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 2003 Jan.01:謹賀新年 
皆様、あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。サイトを続けていくエネルギーは訪れてくださる皆様に頂いているのだとしみじみ思います。本当にありがとうございました。

ドラゴンボールはDVD発売をきっかけに再放送が始まり、ブーム再燃で新たなファンの方もお見えになったりして本当に嬉しい限りです。私も原点であるDBは書き続けていきたいと思っています。ただ、DBはたくさんの方々が色々なやり方でキャラを幸せにする試みをしておられるわけですが、龍球戦隊はそうはいきません(あたりまえだ!) なのでもうしばらくは龍球にかかりきりにさせて下さい。描くキャラクターが誰であれ、紆余曲折を経て成長して、最後には幸せになっていって欲しいと、いつも思っていますので‥‥。

私は今年も今まで通り、書きたいものを書きたいように書いていくでしょう。今までの路線とあまり変わることはないと思います。なんせもう不惑ですから(笑) まあ、同人の世界を一切知らずにこの年齢で何かのファンフィクを書き始めるというのは、少々特異な状況でもありますから、それを生かして(は?)やっていきます。とにかく、常に「優しく、幸せに、かっこよく!」です、ハイ。

昨年の後半から色々な意味でテンションが落ちてきましたが、やはり継続というのは大変ですね。特に私のような根性無しにとっては‥‥(大汗) でも、多少ペースを落としてもコンスタントに続けていきたいと思っています。
今年は少し本も読みたいですね。日頃ぜんぜん読まないものですから(死)。あとは少し歩きに行きたいかな。昔、夫婦で、横浜から京都まで東海道を歩いたことがあるのです。休みを使ってちょっとずつ。次の休みには電車を使ってスタートまで行ってまた歩く。ああいったコトがまた出来たらいいなと思っています。まずは日帰りの積み重ねでウォーミングアップからやらないとダメかな?

昨年は仕事についても変化がありました。やっていることはそうは変わらないんですが、自分の臨み方について。真剣になる部分と手を抜く部分がまた変わってきたというか‥‥。まだ完全な枠組みは見えてないんで、色々当てはめつつ手直ししてる感じです。そんなことをやりながらまた自分の在り方を模索していく1年になりそうです。あらあら、ぜんぜん不惑になってないですね‥‥(苦笑) まあ、バランスと柔軟さ、思考と行動に対する臨機応変な意味づけ、私ぐらいの年齢には、こういったことが大切になってきます。

わけわからない話になりましたが、また今年一年よろしくお願いいたします!
:2003/1/1  先頭へ

 2003 Jan.12:クウガを見終えて
正月4日から風邪を引いていたのだがやっと治りかけてきた。仕事始めの一週間は、帰宅すると明日のためにすぐ寝る‥‥という感じであった。さて、今回の風邪の収穫は漢方薬の効き目である。ある朝、起きたら大変イヤな感じに喉が痛くて、このパターンから高熱に移行するケースが多い私としては少々青ざめた。だが「甘草湯」という漢方薬を飲んだらなんとなんと! 午前中のうちにその症状に関しては治ってしまったのだ。今まで漢方を試したことのなかった私にとっては新鮮な驚きだった。これからも漢方薬シリーズは要チェックかもしれない。

さて本題。バラエティ番組が苦手の私は、正月はこれ幸いとばかりクウガの残りを見ていた。最終回まで感動のまま見終えることができた。なにより五代雄介が死なないでくれて本当によかった。何かで読んだのだが、制作者側も五代の生死についてはずいぶんと悩んだそうだ。だが頑張った人が報われないというのは子供に希望を残さないから‥‥ということで、ああなったらしい。「子供に対するメッセージ」ひいては「人間全体に対するメッセージ」を常に忘れなかった制作者の方々が本当に素晴しいと思う。

それでも40話前後の回には少々まだるっこしさがあった一方で、最終の敵であるダグバとの戦いはやや駆け足の感があった。ダグバの強さ故に雄介は「凄まじき戦士」になろうとしたわけだから、ダグバの強さや恐ろしさがもうちょっと描写されていてもよかったかなと思ったからだ。バランス的には40話前後でどこか1話縮めて、47話の前にもう1話あったら嬉しかったなという‥‥。
とはいえそれも全部見た後での勝手な言い草であって、放映日に追われながら作っている状態では、これが最高の出来だったと思う。

40話前後の足踏みを、ライターさんの苦悩の時期と感じて、勝手に共感する私は歪んでいるかもしれない。龍球でも苦しくてついつい足ぶみしてしまうからだ。出来上がったものはあの程度でも、下手の考え休むに似たり‥‥であっても、ウラでは私も一応悩んでいるのである(苦笑)。
でも逆に言えば、締め切りも長さの制限も何もない自分は幸せだ‥‥。いや個人HPなんて自己満足の遊びなんだから幸せじゃなきゃ間違ってる(笑)。でも、だから頑張れ自分!とも思った。
色んなぐちゃぐちゃした悩みを整理して仕上げたものが、今、公開している私の作品群だ。それぞれ満足しているけれど、今執筆中の26話だけは悩みの部分がまんま出てしまっていて気持ちが悪い。準備の悪い講習かプレゼンテーションをやっている気分でどうもいけない。

不特定多数の相手に対して語る時、話者の「結論に至る心の迷い」は、それが効果的に使える時以外は全て削るべき‥‥と思っている。不必要な紆余曲折はメッセージを曇らせるだけだ。
過去の経験から、1時間程度の講習やプレゼンテーションで伝えられることは恐ろしく少ないと感じている。終わったあとで聞き手の頭に残ることは驚くほど少ないのだ。だからこそテーマは絞る必要があるわけだ。

クウガの伝えたいことはとてもシンプルだったと思う。「"誰かの笑顔のために一生懸命やる"ことが大切だ」という事だろう。あれだけカルト的要素を持っていながらそこに逃げず、一条という女性うけするキャラがいながら色恋にも逃げず、ただ、"人"としての生き様であるシンプルなメッセージを、作り手が一心になって送り続けた。
この驚嘆すべき作品に心からの賛辞を送りたいと思うし、はるか未来にまで名作として語り継がれていってほしいと思う。
:2003/1/12  先頭へ

 2003 Jan.16:パソコン・ショック!!!
昨夜、いきなりパソコンがぶっとんだ。ちょっと席を離れている間にフリーズしたので、再起動しようとしたら、電源ランプがついただけでディスプレイに何も出てこない。とにかくBIOSのセットアップ画面にすら行けない。またどっかのファンに埃でもたまったかと思って、内部を掃除してみたが状況は同じ。
なんとなくBIOSチップが壊れちゃった雰囲気だ。OSのトラブルならインストールし直すとか、ハードディスクがヘンなら換装するとか対処のしようもあるが、チップの交換なんて私にはできない。

仕方がないので、急遽、古いB5のノート(MMXPenの226MHz)を引っ張り出して、直前まで書いていた26話の消滅してしまった分を打ち直した。あとは先日購入したUSBのMOドライブを会社から持って帰れば最低限のことはできる。ただ、修理に出す前にハードディスクの重要なデータは削除したい。そのためにはもう一台マシンがいる。
ということで、本日会社から新しいマシン本体を購入した。SCSIのボードとか流用したいから時代遅れのタワー型。CPUはなんと2GHz。それって一昔前のHDの単位だよ‥‥(汗) 外出があったのを良いことにお金も振り込んだ。
あとはこのマシンが届いたら周辺装置を移行して、壊れたマシンのHDを繋いで使えそうなものをコピーしてからフォーマットだな‥‥なんて思っていたら‥‥。

帰宅してみたら、壊れたはずのマシンが立ち上がる‥‥。

おい! どーすんだよ!

夕べあれだけやって立ち上がらなかったのはなんだったんだっっ

この状況では修理に出しても、きっとトラブルは再現しません‥‥になっちゃいそう‥‥。でも、買ったマシンはBTO(注文内容に合わせて作る)なので返品はちょっと難しそうだ。それにこのマシン‥‥またいきなりハングする可能性もある。

ということで、たぶん1月の最後の週末には余分の新マシン(それも本体だけ)を抱えることになりそうな我が家‥‥。いったいどうする? 順当に考えれば一番スペックの低いマシンを兄弟にあげる‥‥ってことになりそうだけど‥‥。いやはや、壊れてショック。治ってショックの二日間だった。
:2003/1/16  先頭へ

 2003 Jan.19:ガオレンジャーの秘密
先日から、"懸案の"ガオレンジャーを見始めた。1988年、友人からライブマンが凄いぞ!という話を聞いてから、子供もいないのにヒーロー番組を見続けていた我が家だが、1995年春、オーレンがイマイチだったことに加えて引っ越しをしたため、すっかりヒーロー番組から離れてしまった。
それが2001年の春、復活した理由は、ガオレンジャーにはまりまくった甥っ子とその父親(私の弟)の影響だった。でもカーレンジャーからマジメに間を埋めていたため、ガオレンジャーは今回初めて見たのだった。

とにかく一番興味があったのは「なぜココまでウケたのか!」ということだ。見る前の我が家の合い言葉は「武上マジックの真髄が見たい」であった。

ガオレンジャーのメインライターである武上氏は、私的シュミから言うと「少々不安感を覚える」脚本家だ。一つ一つのセリフにツッコミを入れたくなることが多かったりする。小学館の超全集の役者さんたちの対談記事を読むと結構笑える。ギンガマン(小林靖子さんがメイン)では「脚本に感動しました」というコメントがあるのに、ガオレンジャーでは対照的に「脚本を変えてました」というコメントがあったりする。

だが!

彼がメインライターのシリーズは何故か面白い! メガレンジャーしかりゴーゴーファイブしかり。なのでウチではこれを「武上マジック」と呼んでいる。世の中には「仕方ない。この人のためじゃ、頑張るしかない」って気にさせられる人がいるものだけど、武上氏はまさにそうなんじゃないのか? たぶんご本人が、アクがなくて皆に好かれる、本当にいい人なんじゃないかとか、勝手に想像している。あとは凄く運がいいとか(笑)

で、懸案のガオレンだが、まだ3話しか見てないのに妙にノリがいい。最初から異常なほどにこなれている感じがする。甥っ子も、ガオレンジャーの時は最低3回は見たがったらしいが、ハリケンは1回で済んでいるそうだ。そう感じる理由は何か考えてみた。

1)紙芝居方式である。
ガオレンジャーではナレーターのウエイトが非常に高い。本来であれば、事件の内容などはセリフによって語られて、主人公はこう理解したんだってことになる。説明セリフを如何に説明っぽくなく入れるかっていうのは誰もが悩むところだろう。
だがガオレンでは「○○が起こると、○○になってしまうのです」ってな調子で、全部ナレーターに説明させる。だから見ている側に手短に理解させることができる。余った時間は登場人物の描写にあてるので「見せ場」に時間がかけられる。だからキャラが非常に魅力的に見える。この手法を「紙芝居方式」と名付けたい。

2)ファンタジー系にすることでお約束を極限まで利用する
戦隊は5色5人の戦士がでてきて悪と戦う。アイテムで変身して、怪人を倒し、巨大化した怪人は合体型ロボットで倒す‥‥というお約束をうまく利用して、説明を最小限に省いている。

3)戦士になる時の感情移入先をレッドに絞った。
最初、既に4人が戦士になっていたという持って行き方もうまい。戦隊のスタートとしては戦士になる儀式がいるが、その感情移入先を一人に絞ることで、その一人をより密に、魅力的に描くことができた。当然感情移入しやすいし、移入して楽しい。これは子供を引き込む大きなポイントだったと思う。

見せ場だけを並べても、説明不足に感じさせず、かつ詰め込んだ感じもない。いや、こなれているハズだ。計算か偶然かは知らないけれど、これは「戦隊メソッド」の集大成と言っていいかもしれない。

ということで、ガオレンジャーの冒頭3話を見つつ、「流石、武上さんだ」を連発していた私達であった。
:2003/1/19  先頭へ

 2003 Jan.23:やけ食い
釈然としないこととか、たくさんのプレッシャーとか、妙な不安感とか‥‥。

そんなことがあって疲れた日は、帰宅してからやけ食いしたくなる。今週は3日ぐらいそんな日があったので、とっても良くなかった。マジで体重計に乗るのが怖いかも。
今週になってから新しい仕事を二つ受注してしまったので、はっきり言ってちょっとハードなスケジュールだ。ずぼらな クセに心配性で臆病だから、「大丈夫!」と思う時と、消耗した気分になってしまう時が交互にやってきて、どうも‥‥。

でも、リピーターの顧客の信頼は裏切りたくないし、初めての顧客にはリピーターになってもらえるように対応したい。細々した事でもそうやって少しずつ広がってきて今があるからだ。
今、私が所属している会社は小さな会社だから不景気の中で苦しい台所事情である。私自身は夫が生活を支えてくれているから、会社全体のことまでなかなか考えが及ばないけど、本当に自分で自分の生活を支えている人だったら、呑気じゃいられないはずだ。そういう人の真剣味を見習わないといけない。足りないところは多々あれど、私自身それなりに役に立っているようでもあるし‥‥。

なんとか頑張らないとなぁと思いつつ、帰ったらパソコンがまたあがらない‥‥(爆死)やっぱ、壊れてたみたいだ。ということで、義父からノートパソコンを借りて今これを打っている。新しいパソコンは土曜日に到着予定。また色々設定しなくては‥‥。ふう‥‥‥‥。
:2003/1/23  先頭へ

 2003 Jan.25:パソコンが壊れても‥‥
一昨日壊れてしまったパソコンは、昨夜1時間だけ息を吹き返した。でも彼はその間に偉大なCD−Rを1枚焼いていってくれたのである。私の持っているWindows98のオリジナルCD−ROM。当時はCD-Rを持っていなくてバックアップをMOにとってあった。インストールの時はCD-ROMを使うしかないが、それ以外の時はMOの方を使っていたのだった。
そのオリジナルのWindows98がなぜか読めなくなっていた。で、私のEdi-Cubeはいまわの際にこのMOをCD−Rに焼いてくれたのだった。CD−ROMが読めなくなるなんて経験したことがなかったので、やはりバックアップは必要だってのもしみじみ思った。

実は昨年末にこれでWindows98にアップグレードした実家の古いPCが壊れていた。やっとADSLにしたっていうのに‥‥だ。しかたなく自分の古いB5ノートを置いてきた私だが、あれはあれで無いと困る。ということで以前Linuxをインストールしてそのままくじけた(汗)古いPCを、またまたWindows98にしようと思い立ったのだった。
対象マシンは1996年頃買ったもので、CPUはPentiumの133。HDはLinuxにした時に4ギガに換装してある。メモリは実家で壊れたマシンから16MのSIMMを引っこ抜いてあったので、16M×4枚の状態。最初、Linux用の領域がDOSのFDISKでは削除できなくて、久しぶりにLinuxの起動ディスクを使ってなんとか削除した。ほとんど忘れていたのでちょっと焦った。

で、ここでWindows98のCD-ROMが壊れていることに気づいて、Edi-Cubeに最後のご奉公をしてもらい、インストール開始。既設のモデムやサウンドカード、ビデオアダプタのドライバも間に合ったし、ネットワークカードのドライバはフロッピーで持っていた。あとはADSLにつないでWindows Updateで万事OKだ。母のために親指シフトのキーボードのドライバもダウンロードしてきた。
うちの母のような初心者がインターネットマシンとしてWebを見てメールを使う程度なら、本当にこんな古いマシンで十分だ。昔のマシンもほぼソリティアマシンだったし、これで色々使うようになったらそこで新マシンの購入を考えればいい。

本当にブロードバンド環境って偉大だ。とにかくネットワークカードさえなんとかできれば、それでいいという感じ。というかマイクロソフトのWindowsUpdateやサービスパックの配布なんてブロードバンド以外じゃ使えない気がする(それはそれで問題では?)
私も自分のマシンが壊れたが、階下の義父からノートパソコンを借りてLAN経由で夫のMOドライブを使わせてもらい、必要なドライバやフリーウェアをダウンロードしたので日記も書ける。昔は環境を移動するってやっかいだったよなぁと思うと感動だ。パソコンが壊れて改めてネットの便利さを思い知るのであった。
:2003/1/25  先頭へ

 2003 Jan.26:ニューマシンからこんにちは
昨日はほとんど新しいマシンの設定に費やしてしまった。マシンのOSはWindows2000Pro。80Gのハードディスクは半々のパーティションで、NTFSになっていた。で、どこかにFATのパーティションが欲しいなんて思ったのが運の尽きだった。
FDISKでとるのかなぁとかテキトーにやっていたら起動しなくなった(爆死)‥‥ので、いきなり再フォーマット、再インストールと相成った。それにしても80Gのディスクのフォーマットって、すごい時間がかかる‥‥。前のマシンをWindows2000にした時は、昔と同様にFDISKで切ったFATパーティションにインストールして後からNTFSに変換したので、NTベースのパーティションはこうすればいいのかと色々勉強になった。人間やはり一度困ってみないと覚えないものである(真理だ)

前のマシンの拡張カードや内蔵のSCSI-MOドライブの引っ越しもやった。毎度思うが、PCの中身をいじるのって、どうしてこんなに力がいるんだろう。なんか精密機械とは思えない。カードを差す時もかなり力を入れて押し込まないと入らないし、その上ケーブル類は幅広ですごくとり回しにくい。なにより電源ケーブル! 抜くのも差すのも堅くって大変! はっきり言って女性の力では辛いものがある。パソの外側のように細くて、コネクタのところもカチャって感じでラクに入るようにならないかなぁ‥‥。
でもまあ、一応トラブル無しに無事引っ越せたし、前のマシンのハードディスクをスレーブにつけてみたらちゃんと生きていて、重要データ以外のMP3とか辞書関係のCDのイメージとか、まとめてコピーできたから助かった。

マシンのインストールで、もうひとつ思っていること。
マシンの引っ越しは家事と一緒にやるといい。特にフォーマットとかOSやでかいソフトのインストールとか。家事以外のことと並列しようとすると、結局マシンの画面をぼーっと見つつ遅いよなぁとか思ってしまうんだけど、掃除とか食事の支度とかと一緒にやると、なんかあっという終わっている気がしてトクした気分になる。昨日はおかげで洗面所がきれいになった。

さて肝心のマシンの使用感だけど、OSの立ち上がりはあまり変わらない気がするが、それぞれのアプリの画面はすごく早くあがってくる。あとCDドライブの回転が速いのか、CDイメージを作るのもすごく早い(一昨日Windows98のCD-ROMが壊れていたのにショックで、色々バックアップをした)。そしてアプリのインストール自体も信じられないほど早い。Office2000やVBAのヘルプもぱっと表示されるぞ! 嬉しい♪ 立ち上がるときにハードディスクの音がちょっとうるさいけど、まあいいでしょう。気に入りました。あとは画像系ソフトを使ったらどうなるか楽しみだ。
しかし親戚にあげたPC(でも管理は私がやっている)も含めるとこれで7台めのPCになる。今日はこれから各マシンの一覧表を作ろう。拡張カードも含めてメーカーや型番号を整理しておかないと、そのうち絶対にわからなくなりそうだ‥‥。
:2003/1/26  先頭へ

 2003 Feb.01:古きよきオアシスの日々
龍球の26話が進んでない。考えてはいるのだけど、どうにもこうにもまとまらない状態。話をややこしくしすぎたかな(汗)。でも全50話の中で大きな山なので、あっさりテイストで逃げるのもなんだし、もう少し時間下さい。と、言いつつ、26話から逃避して、家で仕事のプログラムを作っているのもどうかと‥‥(苦笑) いや、ニューマシンは開発にもすこぶる快適だった。

お話変わって(モンティパイソンじゃないけど)、今これを読んでくださっているみなさんはワープロ専用機というのを使ったことがお有りだろうか? 1992年にDOS/V、つまり多くの人がWindowsマシンとして使っているPCが日本に本格上陸して以来、パソコンは一挙に普及した。それ以前はNECのまともなPCを一式揃えようとすれば50万円以上もしたし、加えて周辺機器だソフトだと言えばまた大変だった。
だから当時は会社でも普通の書面を作ったりするOA機器としては10万円台前半のワープロ専用機がけっこう幅を利かせていたと思う。我が家もパソコンを初めて購入したのは千葉に越してきた1995年になってからだ。値段もさることながら前の家では狭くて置けなかったせいもある。で、その前はワープロ専用機のOASYSを使っていた。

OASYSは親指シフトという特別なキーボードを開発したことで有名だ。熟練すれば普通のJIS配列より早く打てる配置になっている。私の知人でも親指シフト派はけっこういて、今でもPCに親指シフトキーボードをつけている人もいる。
私はローマ字入力だから親指シフトボードの有り難みはわからないが、それでもOASYSがけっこうスキだった。表計算機能やカードデータベース機能もあったりしてそっちもけっこう使っていた。
特に図形に関してはあの当時のOASYSの方が今のOFFICE製品群の図形より高機能だった気がする。だからといってパソコンソフトになったOASYSはいまいちだ。専用機ならではのキメの細かさは汎用化されたPCでは実現できなかったようだ。どちらにしろスタイルやアウトライン、表機能とかWordに慣れてしまった今では戻る気はしないけど。

富士通は2001年にOASYS専用機から撤退してしまったから、私の母のようにOASYSだけを使い続けてきた人はプリンタのリボンや感熱紙を探すだけで苦労している。それに3モードフロッピードライブが激減している今では、OASYSフロッピーをそのまま読めるPCを用意するのはかなり大変だ。
母の使っているOASYSが壊れたらどーしたらいいんだろうと思っていたら、先日ひょんなことでOASYS専用機ユーザー向けパソコンというのが富士通から発売されていることを知った。
http://www.saccess.co.jp/oasys/exclusive.html
過去のドキュメントのほとんどがOASYSなんて大企業もけっこうあると聞いているし、資産継承のためにはこういうものも必要なんだなぁと思ったらちょっと感動した。もちろんいつまで発売してくれるのかわからないけど、実家もXデーがきたらこいつでなんとかしてみようと思った次第。まあ、それ以前に、母のあの膨大なOASYS文書をテキストにコンバートしておくことも考えなければならない。

電子媒体は便利なようだが、それを読める機械がなくなったらおしまいだ。我が家のベータのビデオテープなんてのも、ベータのビデオデッキが壊れたらもう絶対読めない。
ずっと未来の人間が過去の人間の記録を発掘したとき、実際に読めたのは石版に書かれた文字で、次はぼろぼろになった紙で‥‥なんて話があったけど、ほんとにそんなものなのかもしれない。
:2003/2/1  先頭へ

 2003 Feb.02:レンタルサーバーの難しさ
今朝、龍球の外伝部分だけを、ASAHIネットのサーバーに移動してリンクのつけ直しを行った。 sazanpeach.comで使っているレンタルサーバーが一杯になってきたためだ。

sazanpeach.comは現在私が取得しているドメイン名だ。と言っても、手続きなどは全部アドミラルという会社がやってくれていてサーバーもそこで借りているので、こちらの感覚は普通のプロバイダ契約とほとんど変わらない。
ただ、もし仮にアドミラルさんが潰れたとしても(一部上場したばかりでそんなことにはならないだろーが)、 sazanpeach.comという名前は私のものだから、またどこぞでサーバーを借りれば、前と同じようにhttp://www.sazanpeach.com/ozleaves/というURLでアクセスしてもらうことができる。

ちなみに今のレンタルサーバ契約はエコノミーコースで月2500円。メールアドレスは30個までスキなのがとれるが、HP容量は20Mbyteしかない。ここのコンテンツは今33Mbyteなので既に足りない。ここで普通のプロバイダだったら契約コースをちょっとあげて容量を増やすことが簡単にできるが、ホスティングサービスの場合、「契約コースをあげること」=「別のサーバーになること」で、これがけっこうやっかいなのだ。

インターネットでURLを入力してそのページまで辿りつくのは、「名前(URL)と住所(サーバーのホスト名)」の対照表つまり住所録をプロバイダやネット業者などがそれぞれ持っているからだ。で、この住所録の更新は誰がやっているかというと、変更された最初の1個から、じわじわと口コミ(笑)で広がっていく。
「この人(URL)どこいるか知らない?」
「こっちだよ」
「あっそ。じゃ、オレのリストも書き直しておこう」
ってな感じ。それで全世界の住所録が変更されるまでには3日ぐらいはかかるらしい。

普通のプロバイダのホームページエリアはマンションの部屋のようなものだ。契約を上げて同じマンション内の広い部屋に引っ越しても、マンション自体の住所は変わらず住所録も変更されない。マンションの入り口まで到達できれば、あとはそのマンショの管理人(つまりプロバイダ)がちゃんと案内してくれる。
だがレンタルサーバーは一戸建だ。契約を変更してサーバーがかわると、本当に住所も変わってしまう。だからみんなの住所録が新しくなるまでの2、3日はアクセスできなくなる可能性がある。サイトの方はまだしも、sazanpeach.comのメールが不達になる可能性もあって、これはちょっと不便だ。
その上アドミラルさんは企業向けがメインのホスティングサービス会社なので、サポートも質もとってもいいのだけど、個人ユーザー向け商品のラインナップは少ない。エコノミーから一つ上のスタンダードは月4500円でHP容量は200Mbyte。そんなにいらないってば(笑)。

ということでASAHIネットでごく普通にプロバイダ契約をし、かなりのコンテンツをそちらに置いているという次第。二つのホストにまたがっていることを意識しないで済むようにリンクは工夫しているつもりだけど、不便なことがあったらぜひご指摘いただきたい。
しかし‥‥龍球コンテンツだけで18Mbyteになって部分引っ越しを考えざるを得ないというのもけっこう凄いかも。嬉しい悲鳴とはまさにこのことだ。でも「sazanpeach.com」が本来の活動を始める時‥‥つまりアニメ評論やアニメコミックス編集を手がけてきた「サザンピーチハウス」がWebにデビューする時は‥‥やっぱサーバーは引っ越すんだろうなぁ(笑)
:2003/2/2  先頭へ

 2003 Feb.04:ネットで百科事典
私が小説を書く時によく引く電子辞書は3種類。Office製品にくっついてくる無料版のBookShelf、言語工学研究所のデジタル類語辞典、そして平凡社の世界大百科事典第2版である。

BookShelfは多くの人が持っているだろうから割愛する。デジタル類語辞典は日本語シソーラスなのだが、これはマジでおすすめだ。同じ意味合いの単語に言い換えたいって、小説を書いているとよくあることだから。うちの「役立つリンク」からこの辞典の限定版のページへのリンクがあるが、ほとんど伏せ字(笑)になっているのであまり使えない。商品自体は「デジタル類語辞典」のページをどうぞ。

百科事典はよく知らない分野のことを調べる時はネットより役に立つ。まず百科事典を引いて、そこに出てくるキーワードでネットを引けば、マッチした情報に速く到達できる。たとえばウイルス性の心臓病とか、鎧のパーツの名前とか、手のひらの小指側のあたりをなんというかとか‥‥。ネットで調べようとしても意外に難しい。

平凡社の世界大百科の第2版がCD−ROMで出た時は欲しくて欲しくて。当時36,000円したのだが思い切って購入してしまった。今は18,000円で買える。くそぉ(苦笑) 子供の頃は学校の宿題の調べモノとか押し花の重しとか(笑)で、実家にあったこれの第1版にお世話になったものだ。30冊以上で重くて場所を食っていた。その意味でもCD-ROMの方が手軽だ。まあ押し花の重しにはならないけど。

これをネットで使えるのが「ネットで百科@Home」のページである(うちの役立つリンクからもリンクしてある)。先日、ネットでの少額支払いというものをやってみたくなって、使ってみた。

コンビニなどでプリペイド番号を買って(2000円ぐらいから買える)、その番号をログインのところでいれると100円が引かれる。このまま接続しっぱなしにしておけば、なんと100円で6時間も使えるのだ! 常時接続になっている人なら本体買うよりこっちの方がいいと思う。あまり改訂はされていないようだけど、とにかく最新の状態で使えるし+αの情報もある。

時には百科事典が引いてみたいという方は、ぜひ一度お試し下さい。ほんとにお手軽で便利である。
:2003/2/4  先頭へ

 2003 Feb.07:小さいことは‥‥
今日は久しぶりに会社のメンツの飲み会につきあった。新人が1年経ってすっかりなじんできて、仕事でも飲み会でものびのびと自分の居場所を確立していってるのを見ているのは楽しい。でも今夜はこれから濃いコーヒーでも飲んで、お客さんとの打ち合わせをまとめないと。月曜になったら忘れそうだ‥‥(汗)

さて、昨日、会社の帰りにショッピングセンターを歩いていたらバーゲンでブーツを見つけた。買わなきゃなぁと思っていたショートブーツ。デザインもばっちりでなんと定価の1/3! サイズがあるか聞いたら、私の欲しいオーラを感じたのか、店員さんは黒と茶の2足を持ってきてくれて、結局両方買ってしまった(汗) 店員さんは「このサイズはあまり捌けないので残ってたんですよ♪」と言う。ラッキーだったかも。そうか。時にはこーゆーこともあるのか。

私は身長151cmしかないから服も靴もスモールサイズ。ぱっと見ていいなと思ってもサイズが無いってことは多い。日常生活で不便なこともあって、せめてあともう5、6cm高かったらなぁと思う。
朝一番に出勤して、ドアの上の方の鍵を背伸びして開けようとしていたら、やってきた後輩が「ほ、ほんとにいっぱいいっぱいだったんですね。とどかないって冗談かと思ってました」と開けてくれたことがある。普通の人にはわからないんだよね。まさかトゥシューズで出勤するわけにもいかない。

あとは電車の網棚。手前には届くけど何かで奥に行ってしまうともう届かない。だから一人の時は使わない。本屋さんのちょっと背の高い棚もだめ。取り込んだ洗濯ハンガーを上のほうのフックにかける時もイスがいる。
基本的には手が長ければ解決できることが多いが、河童じゃないんだから。厚底靴が流行った時は「便利かも!」とか思ったが、さすがにこの年齢で履くわけにはいかなかった(苦笑) 小さくていいことってパソの配線とかで机の下に潜る時ぐらいだよなー。あと鍾乳洞に行った時とか(←そんなに行くか)

まあいまさらしょうがないんだけどね。せめてマメタンクにならないようにしなきゃ。ここ2年ほど少しずつ体重が増えてきていて、徐々になだけに定着しそうで怖かったのだけど、週3日40分程度だが、帰宅時に歩く時間を作ったら元に戻ってきた。けっこう嬉しい。夕食の買い物をする前に甘いものを食べるのもいいようだ。食欲が押さえられて余計なものを買わずに済む。と言いつつ、ハイチュウ・ブラッドオレンジをあっという間に1本まるまる食べちゃう私って‥‥(スキなんだもん) 血糖値の心配した方がいいかも‥‥(滝汗)
:2003/2/7  先頭へ

 2003 Feb.10:マシンのご帰還
先日壊れたパソコンがもう退院してきた。PCを修理に出したのは初めてだから他社のサポート体制とかは知らないけれど、とにかく今回の修理については大満足だった。

サポートに電話していくつか確認し、宅配業者が家まで取りにきてくれたのが2/1。2/4に検査の結果がFAXで送られてきて修理のGOサインを出した。そうしたら2/8の土曜日に宅配便で帰ってきた。たった一週間である。
実は工場ではトラブルの現象が再現しなかった。で、結局マザーボードをまるまる交換してくれたらしい。それってコンピュータ的に言えばほとんど新品になったってことだ。送料、点検、修理代すべて込みで14000円。届けてくれた宅配業者に代引きで支払ってすべて終了。本当に手軽で安くて速くて驚いた! いやもう修理は買った店に持っていく時代じゃないのね。

我が家はパソコンというとエプソンダイレクトだ。先日購入した2Gマシンが4台めになる。
1台めを買ったのは1998年の10月。余計なソフトが山のように入っている市販パソコンが嫌いでBTOで買ってみることにしたのだ。当時は牛さん模様で有名なGatewayもがんばっていたし、もちろん今や企業向けPCでトップシェアのDELLもあったけど、いいモニターが欲しかった私はパーツ選択肢の多いエプソンダイレクトにした。この時のモニターはいまだ愛用している。
エプソンダイレクトにはこれ以外にも、インストール時にパーティションを分けてくれるオプションなどがあり、ノートパソコンの筐体もDELLより便利な気がする。何より今回のことで修理体制も気に入った。

退院してすぐ、Windows2000の再インストールをして、今現在夫の使っている環境を移設。彼はほとんどOffice系のソフトしか使わないので楽勝である。そして夫の使っていたPenIIの350MHzマシンが余った。退院PCを数週間使用してトラブルが起きなかったら、これはまた兄弟の誰かの家に行くことになるだろう。 350Mhzだって十分使えるぞ。私だってついこの間までこのクラスのマシンで開発してた。

しかし、いいなぁ、エプソンダイレクト。今後もおつきあいして行きたいから倒産しないでね。
:2003/2/10  先頭へ

 2003 Feb.11:レアものの日
お休みの今日、朝から宅配便が届いた。

一つはビデオ。「極めて真っ当!」とは言い難い筋のものだ。「ウルトラセブン」と「怪奇大作戦」で初回は放映されたが、被爆とか精神異常といった内容から、二度と再放送されないしビデオなどにも収録されないだろうと言われている幻の回。ちょっとドキドキする。

こういうのって難しい問題だとは思うけれど、意図とは違う部分で指摘されて二度と日の目を見られなくなるというのも酷い話だ。ブラックジャックなんて知らないうちにどれだけのエピソードが消えてるかわからない。今ならまだ国会図書館には連載当時の「週刊チャンピオン」が残っているだろうから、風化しちゃう前に誰か記録をとって置いた方がいいんじゃないだろうか。

さて、もう一つの荷物はチョコレート。少し早いが夫のバレンタインのためのもの。ステットラーというスイスのチョコで、ここの「ジュネーヴの石畳」という生チョコは本当に美味しい。
昔、東急東横線の沿線に住んでいた頃、知人に代官山にあったこのお店を教えてもらった。夫が凄く気に入ったのでバレンタインというとこのチョコを買ってた。千葉に来てからも何度か電話で注文したのだけど、いつのまにか通じなくなって諦めていた。

でも、先日、ネットで調べたらなんとか手に入ることがわかって注文。久しぶりの「ジュネーヴの石畳」、淡雪のように溶ける不思議な感触はそのままでした。夫は幸せそうに玄関の涼しいところを金色の箱の居と定めた。まだ30個残ってるから大事に食べなさいね。こっそり食べたりしないから(笑)
ということで、本日は「レア」(生チョコの生はレアとは言わんだろーけど)ものの日だった。まったくネット様々である。
:2003/2/11  先頭へ

 2003 Feb.12:怖い夢
「あのー、××システムの○○画面とこ一式、最新バージョンがないんですけど」
と後輩に言われた。そこは以前私が開発した部分。
「もうとっくにサーバーに返してあるよ」
「でも、去年の11月アタマの日付のしか無いですよ」
「うそー。毎日返してたハズだけどなぁ。ちょっと待って、自分のマシン見てみる」
で、自分が使っているマシンを探すのだが、無い!
「げげっ 無いよっ Yさん確か、最新バージョンでテストしてたよねっ!」
「それが、Yさんのマシン、さっきぶっとんだんです!」

プログラムを無くすのなんて必死で書いた小説を消しちゃうよりなお悪い(長さにもよるが)。思い出して作ったにしても、テストのやり直しなんて気が遠くなる。青ざめた我々はそこら中のマシンを、文字通りエクスプロールする。だが、どこにも無い‥‥。

なのに恐怖はそれだけでは終わらなかった。
「せっ 先輩っっ!」
「どーしたの」
「こ、このノートパソコンがっ」
なんと、黒いノートパソコンが端っこからもろもろと崩れている!

ぎゃーっっっ!!!

ますます右往左往する我々。全部壊れる前にハードディスクを抜くんだ! 必要なデータをコピーしろぉっ!
だが、あっちのデスクトップはフリーズし、こっちのモニターはぷっつんし‥‥フロアは凄まじい状態になっていくばかりなのだった。

疲れ果てた私は、ふと遠方より通勤している後輩の顔を見た。

「ねえ、Mくん。キミ帰らなくて平気? もう電車なくなっちゃうよ」
「何言ってるんです。もう朝の5:00ですよ。いまさら帰ったって‥‥」

最後の会話は妙にリアルだった。
そこで私はやっと目覚める。枕元の時計を見ると5:15。とんでもない事件は夢だったのだ‥‥。

よかった。本当によかった‥‥。プログラムは無事だよね。パソコンも‥‥(まだ会社に行ってないから正確にはわからないけど)

とはいえ、久しぶりに見た夢がこれってあんまりだ(最近熟睡することが多くて夢を覚えていない)。昨日の祝日、一日家で仕事をしていたのがいけないのか。朝からすげぇ疲れた。喜んでいるのは、私を起こす手間をかけずに猫ビスケにありつけた、ぐり兄ちゃんただ一人なのだった‥‥。
:2003/2/12  先頭へ

 2003 Feb.14:本命より義理チョコ
学生時代、バレンタインがどんな感じだったかあまり思い出せない。中学――30年近く前の話だ(汗)――では一昔前のハロウィン程度の遠いイベントで、学校にチョコなんてハナシはあまりなかった気がする。
高校の頃でも、本当に好きな人のために‥‥という可愛いもので、大量のチョコを持ってくる女子生徒もいなければ、大量のチョコを持って帰る男子生徒もいなかった。学校でチョコ禁止とかそんな騒ぎも無かったと思う。まあ在籍していた学校がたまたまそうだっただけかもしれないが。
大学時代は自分自身が精神的に病んでいた時期で、他の学生とほとんど話さなかったから、とてもそーゆー雰囲気にはならなかった。

だから私が「義理チョコ」というものに遭遇したのは就職してからだ。バレンタインのずいぶん前から、女性がお金を出し合って共同購入して同じグループの男性に一律に配る。それまでそういう発想に慣れていなかった私はちょっぴり目をぱちくりした。だけどすぐ、それはそれでいいかもと思えるようになる。

新人の頃、私はある先輩と同期の男性社員と3人で開発をやっていた。今にして思えばその先輩は本当に偉かった! あの若さで、まるっきりの新人2名を抱えて、どでかいシステムの一部を開発していたわけだ。いつも優しくて、丁寧に色んなことを教えてくれて、もし今お会いすることが出来たらどれだけお礼を言ってもおっつかない。

私は本当に素直にその先輩にチョコをあげたいと思った。「ありがとうございます」は日頃たくさん言っているけど、それはその場その場のこと。だからといって誕生日に何かあげたら凄くヘンだし、まさか男性の先輩をどこかに連れて行って奢る‥‥のもヘン過ぎる。仕事を一生懸命やることで恩に応えるでもいいけど、何かちょっとね。というわけで、色々漠然と自分が感謝していることを伝えたい時にバレンタインは便利だなぁと感じた次第。

ということで義理チョコファンになった私。特に最近は本命には手を抜いても(笑)、義理チョコは欠かさない。甘いものの嫌いな人には別のものにしようとかね。それは日頃の感謝だったり、後輩へのエールだったりするワケだ。
チョコ売り場に群がっているOL達とか、同じ風に感じている人、多いんじゃないだろうか。あと年輩の女性がけっこう高い箱を買っているのを見るのも好き。旦那さんにあげるのかなぁとか思うとほほえましい。

ところで私の本命チョコはこれで22回、同じ人の手に渡った。最初に上げた時はもうつきあって半年以上経ってたしな‥‥。うーん。「決戦は金曜日」なんてドキドキ・バレンタインは経験せずに終わりそうね(笑)
:2003/2/14  先頭へ

 2003 Feb.16:雨の日にアバレンジャー
この冬は本当に雨が多い。昨日のぽかぽか天気がウソのように、今日は朝からしっかり雨。乾燥が苦手な自分としてはそれはそれでいいかなと思うけど、夫と猫は不満そうだ。
ところで庭の梅が少し咲き始めた。近所では満開になっている木もあったりする。見た目はあまり変わらないけど、種類が違うのか、それともあちらは老木なのかな? こっちも歳をとったら春の気配に敏感になった。昔は2月に立春なんてヘンな気がしたものだけど今ならわかる。昨日は道ばたのハコベのつぼみが白く膨らんでいるのに気づいて嬉しくなった。

雨をいいことに、夫はエクセルで配線図を書きながら、昨日買ったビデオデッキを既存の機材にどう組み込むか必死に考えている。1台のTVに何台が繋がってるのやら。DVDプレーヤーが増えたあたりから私にはオーディオ環境がわからなくなってきた。一人ではビデオのダビングもできなくなりそうだ(苦笑)。我が家はパソコンは私、オーディオは夫で完全分業制なのである(←分業するな)

さて今日から始まったアバレンジャー。いきなり面白かった! 荒川さん贔屓と言われてもいい。事実だから(笑) まずオープニングから、白亜、ジュラ、三畳って中生代の地質区分から持ってきたキャラのネーミングに大ウケ! 流石グロンギ・ワールドを作り出した荒川さんだけのことはある。敵はカンブリア、オルドビスってな具合じゃないだろーな(笑)

キャラ設定もツボはまりまくり。変身する力を失ったブラックっての斬新でいいなぁ! 異世界から来た彼の、面倒見良さそうな礼儀正しそうな天然ぶりと、動物好きで素直で無邪気なレッドがもろに趣味(まさかレッドはヤング・パパなの!?) 自分が動物好きなんで、動物好きのキャラは大好き(実はガオレッドもかなり気に入っている)。でもって、ブルーはまさかカイロプラティック界のブラックジャック!? 色々想像して勝手にウケちゃったんだけど‥‥。
だがすべてを吹っ飛ばして見物だったのは、やはり奥村公延さんの変身シーンだろう! 史上最高齢の変身シーン! ホント、やってくれるぜ荒川さん!

誰もが「肉体的な力」を持っているわけじゃない。だけど「正義の心」を持つことはごく普通の人にも可能なんだよってメッセージ‥‥。深読みじゃないと思うんだけどな!
最近のライダー系でありがちな素っ頓狂なキャラ作りをせず、普通の人の持っている「良き部分」を少し増やしただけのヒーロー。誰もがその気になれば手が届く。こんな人間になりたいなと思って、そのままやっていけるような‥‥。そーゆーヒーローが、やっぱり好き!
:2003/2/16  先頭へ

 2003 Feb.18:その後のドラゴンボール
昨日ご無沙汰していたおまださんの<まんが館>におじゃましたら、マンガの「その後のドラゴンボール」が再開していた。相変わらずえらく面白かった!

残念ながら、今は全部の連載をネットで読むことはできなくなっているが、このマンガはたぶんDBファンフィク史上に残る作品になると思う。唱い文句はドラゴンボール史上最強の敵。そう言われていったい誰を想像する? もう11話まで進んでいるからお話しても許されるだろう。孫悟空その人なのだ。ウーブとの修行中に頸椎に衝撃を受け、サイヤ人の凶暴な性格が蘇ってしまうという設定。

まさに世の中のフィクション史上最大にして最強の敵かも。
このとんでもないシチュエーションを、小説じゃなくて、迫力に満ちたマンガで読めるのだからこんな幸せはない。当サイトからもリンクさせていただいてますので、まだの方はぜひご覧下さい。

悟空は子供の頃に偶然アタマをぶつけて穏やかな性格になった。DBの根幹中の根幹が偶然の産物であるわけで、この「その後のドラゴンボール」は、ある意味最もきわどい部分に対峙した作品とも言える。
DB小説を書いていると、つい好みのキャラが好みのことだけやってたり、別にDBキャラじゃなくてもいい世界とか、自己満足を反省することも多い。その意味でもこのマンガは襟を正す気分になる。作者の方が真摯に「DBの世界の中でDBらしく、とにかく面白いストーリー」を求めておられる気がするからだ。

加えて感動したのは、半年という期間を経て連載を再開されたことだ。こういうことって出だしの盛り上がっている時にはけっこう書けても、続けていくのはかなり苦しい。で、苦しくなってからの空白は充電期間になることもあるけれど、立ち消えのきっかけになることもある。でもマンガという、小説よりずっと手間と根性が必要な分野で、こうやって頑張っておられる方がいるんだと思ったら、本当に嬉しかったし、何より勇気づけられた。
おまださん、どうかこれからも頑張ってください!
:2003/2/18  先頭へ

 2003 Feb.20:DataBook of DragonBall
最近ぼちぼちとアップし始めたDBのデータページは、未来編年代表があきさんのお役に立ったそうで嬉しいことだ。別に昨今のDBブームに便乗しようとしてるのではなく、たまたま10年前にこーゆーものを作っていて、最近小説がスランプなので、逃避を兼ねて(殴!)整理し始めたという訳だ。

これを作った時はまだブウ編連載中で、単行本が出るつど読んでいた。出版社の仕事をしている知人から鳥山先生はかなりの倦怠期らしいという話を聞いて、やっぱり、とか思っていた頃だ。当時の大人の読者は多かれ少なかれそう感じていたと思う。
だいたい17巻35ページでは「あと"ちっとだけ"続くんじゃ」(by初版単行本)などと亀仙人に言わせながら、そのままサイヤ人編に突入してしまった。セルゲームの後で悟空が生き返らなかったのは、いつまでも止めさせてくれない集英社への、鳥山さんの精一杯の抵抗だったんじゃないかなんて勘ぐりたくもなる。
当時のジャンプは毎号ついている読者葉書の感想や要望が強く通る雑誌だったと聞いている。読者の意向が作者の意向ともし異なっていれば、作者にとっては辛いことになるわけだ。まあその手法が「ジャンプの発売部数は印刷の限界数であって、実際の部数はもっと行くかもしれない」とまで言われた、あの驚異的な売り上げを生んだのだろうけれど。

だけど当時、その知人はこう言った。「逆に言えば倦怠期でこれだけのものを引っ張り出す鳥山さんってやっぱり凄いよね」
本当にそうだと思う。今の私がやってるような遊びの執筆だってちょっとは苦しかったりするんだから、そりゃプロは大変だろう。その上毎週毎週毎週毎週‥‥締め切りが来るんだから!

で、偉大なる鳥山先生に敬意を表し、ドラゴンボールを1巻から徹底的に制覇しよう思った私は、ストーリーの一覧表を作りつつ不明点は戻って確認しつつ、まるで勉強するかのように読み返したのだった。セル編のタイムマシン関係はかなり適当に読んでいたので、特に色々発見があった。
できあがったものを上記の知人に見せたら、年齢やらエイジがついているのに喜んで、冊子にまとめてくれた。だがいいかげんな私はその後冊子も元データも紛失してしまって、昨年その古い資料を1部もらい、やっと再録を始めたところだ。

しかし未来編に絡んだ年齢関係はマジ難しい。今回見直したら、前作ったモノにも一部間違いがあった。新しいものもちょっと自信がない。あらすじを再録し終わったら、現代版の年表もまとめたいと思っている。全巻あらすじだってHTML1頁になっていると検索できて便利に思えるし‥‥。あ、決して著作権を侵害するつもりはないんです‥‥。ファンフィクを書く方が原典に当たるときに便利にって思ってるだけで‥‥(汗)
:2003/2/20  先頭へ

 2003 Feb.22:ちょっとだけ入ってるXX
今朝は起きたら10:00過ぎてた。昨晩、仕事で開発中のAccessのシステムを作り始めたら、ついノッテしまったのがいけないのだが。
で、この際だから買い物ついでに外で朝ご飯‥‥と思い、二人で車で出かけて、ビデオ屋さんの傍の和食系のファミレスに入った。朝からこんなに食うな!という程食べて、ふとデザートメニューを見たら、「豆寒天」というものがあった。みつまめに入っている豆と寒天だけのものに黒蜜をかけて食べるデザートだ。

実は私は、みつまめに入っているえんどう豆がけっこう好きだ。でも、普通はちょっとしか入ってないものだから、すごーい!と思ってテイクアウトで買って帰った。けっこう美味しかった。感動(?)した。アイスクリームはのっけても良かったかもしれない。

こーゆー「ちょっとだけ入っているXX」ってそそられることはないだろうか? 私はひなあられに入っている砂糖のまぶった大豆が凄く好きなんだけど(ひなあられって地方によって異なるので無いところもありそう)。あとは鮭の水煮缶詰の中骨とかフランスパンを食べる時の端っことか‥‥。友人で「お好み焼き屋で焼きそばを食べる時のキャベツの芯が好き!」と言った人もいたけどこれもわかるなぁ!

私の夫は小さな子供の頃、パフェやクリームソーダにのってるチェリーに憧れがあったようだ。何を頼んだって1つしか入ってこない。子供にとっては貴重品である! 少し大きくなってスーパーでチェリーの缶詰を見つけた時は、相当ショックだったらしい。思わず一缶まるごと買って全部食べたとか‥‥(笑) いや、これもわかる話である。そういえば鮭缶の中骨缶詰もあったよね。一度買ってみよ。とにかくこーゆーものってワクワクするのさ。

で、今日は午後遅くになってからネットをつないだら、60000ヒット越えてました。本当に感謝です! DBにだって形にしたいネタはいくつかあるんです。でも、最近本当に執筆のノリが悪くて(涙)。今後とも気長に続けていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
あ! あと、本日凄い検索サイトを見つけました。「役立つリンク」にある「検索デスク」というページです。有名らしいのでご存じの方も多いかもしれませんが、私は始めて知りました。ご存じない方は、ぜひ一度のぞいてみて下さい。ブックマークしておいてソンはないと思います。
:2003/2/22  先頭へ

 2003 Feb.26:充電池と充電器
先日よく行く家電量販店で私的に「どわーっ」と言いたくなる物を見つけた。単3のニッケル水素充電池と充電器‥‥これだけならぜんぜん珍しくないのだけど、それに「スペーサー」と証するものがセットされている。スペーサーとは要は単1と単2の形をした筒。単3の充電池をその筒に入れれば単1や単2に早変わりというわけだ! すげぇ! いやこのスペーサーの方だけ欲しいとか思ってしまった。さすがに買わなかったけど。あとでサンヨーのサイトに言ったらスペーサーだけのセットもあった。

デジカメの普及で単3や単4の充電器はずいぶん安く手に入るようになったけど、単1や単2まで充電できる機器はあまり見かけない。考えてみると単1や単2を使う電気機器ってあまり無いのだ。MDやCDウォークマンやシリコンプレーヤーがこれだけ普及してくれば、CDラジカセとか持ち歩く人も少ないだろうし。せいぜい懐中電灯ぐらい?

電池はどの種類でも1.5Vなわけで今までだって単3を単1や単2代わりにできなかったのか? 何で誰も思いつかなかったんだ? と思うけど、普通の乾電池は大きくなるほど大きな電流を流すことが可能になるように作ってある。だから今までの電池では単3を単1の代わりにすることは難しかった。だけどここにきて大きい電流を流すことができる高容量充電式単3が生まれたため、兼用が可能になったということらしい。

で、なんとなく充電池とかそういったキーワードでネットを検索していたら、今度は優れものの充電器を見つけた。これだ→エコ・マルチ2

我が家も前から充電池派で単1〜単4対応の充電池は持っている。ただニッカドとニッケル水素が別の機器でかったるく、2本または4本でないと同時充電できないという問題もあった。上記の商品は1〜4本の好きな本数を単1〜単4+ガム電池まで充電できる。そしてニッカドもニッケル水素もその上なんとアルカリ電池まで充電できるのである!

何より素晴らしいのが状態の異なる電池でもまとめて放り込んでおけること! センサーでチェックしながら充電の終わった電池はそこでちゃんとストップしてくれる(普通の充電器はセット分まとめて処理しているので、ばらついた状態から始まれば充電不足の子と過充電の子ができていたわけだ)。そしてメモリ効果(使い切らずに充電すると容量が減っていってしまう弱点)対応のため、最初に放電してから充電することもしているらしい。

感動した私はネットで探して安いとこで早速買った(笑)。昨日到着したのでワクワクしながら説明書を読んで電池をセットしている私を見て夫曰く「手段のためには目的を選ばんヤツめ‥‥」 どーゆー意味よっ!

基本的にとってもカワイイ機械だった。電池入れるときちんとチェックもしてくれるしね。ただし、ちょっと驚くのが単1電池をセットした時に表示される充電予測時間。ものすごく多い時間が表示される。40時間とか50時間とか! 丸二日ってちょっと凄くないかい!? 普通、ニッカド単1の標準充電だってせいぜい15時間なのに。だけど実際は半日強で充電が終わった。説明書によると予測時間より早く充電が終わるのは電池がその分ヘタレてるからだって書いてあったけど本当の所はよくわからない。新品を充電したらホントに丸二日かかるのか? 謎だ。

気の短い人は急速充電のできるニュー・スーパーチャージャーの方がいいかも。こっちはアルカリ電池は充電できないけどね。
:2003/2/26  先頭へ

 2003 Feb.27:自己満足の種類
私がHPで下手な小説を書く目的は「自己満足」だ。だけどこの「自分が満足する」ってどういうことだろう。
やっかいなストーリーだけどうまく構成できたとか、心理分析を納得してもらえたとか、カッコよく書いたらちゃんとそう思ってもらえたとか‥‥。そういうことはやっぱりすごく嬉しい。それは自己達成的満足であり、他人に認めてもらえる快感(人間存在としては根本にある欲求だと思う)なんだろう。

でも自己満足には別の要素もある。最近思っているのは「自慰的満足」。単純かつ極端な例を言えば、カワイイ彼女が欲しい独り身の男性が女性にモテモテのキャラを書くとか、女性が超ハンサムな金持ちに好きだと言われて玉の輿とか‥‥。ちょっとクサ過ぎだけど、とにかく自分がそこに移入してひたすら快感なことをそのキャラにふりかけて悦に入る。そういう感じだ。
「自慰」であっても相手の感情をうまく引き込めれば「他慰」にもなれる。ちょっと方向は違うが官能系の小説やマンガはまさにこの色合いが強いと思う。作者自身がイクことのできない作品で読者を「感じ」させることはできないだろうし、読者も自分と似た性癖の作家を選ぶと思うから、ますます両者は歩み寄れる(笑)

で、こーゆーわかりやすいパターンじゃなくて。

普通のドラマでも主役が不治の病だったり、大怪我をしたり、最近では極端なイジメを受けるケースは多い。ヒーロー物ならヒーローが負けたりケガしたり色々ヒサンな目に遭ったり‥‥。そういう回はそれなりにウケるし、作る側も楽し(?)かったりする。自分の作品では龍球の30話あたりがこれにあたるだろうか?

こういうモチーフは作者と読者のどんな満足になっているのか。誰もが実際に病気したりケガしたりイジメられたりしたがってるとは思えない。かといって「構成の妙!」ってな満足には通じない気がするし。となるとやっぱり「自慰的満足」なのだろう。「不当に(自分のセイじゃないのがポイントかも)虐げられた自分」→「そこに対する救いor癒し」→「復活」という連鎖は今の人間にとって快感になり得るのかもしれない。

子供が非常なトラウマを受けると、それを絵に描いたり「ごっこ遊び」で繰り返すという。そうすることによって受け入れがたい現実を受け入れていくのだそうだ。深刻過ぎなたとえを出しちゃったけど、要は、世の中の多くの人が、生きている上で、色々辛い思いをしてたり、心の底で理不尽に感じていることや被害者意識があって、それを上記の連鎖の中で癒そうとしてるんじゃないかな。なんて、ちょっと考えすぎですか?

でもどっちにしろ作ってるものが寝物語の妄想になり過ぎたら‥‥。たとえ素人でも人に読ませることが目的の作品であるなら、自分だけを大事にするってのもイマイチかな。だから自分の作品がどういうバランスの満足になっているのか、ある程度の自己分析はしておきたいなと思う、今日このごろ。
:2003/2/27  先頭へ

 2003 Mar.01:猫草のもやし
「きゃーっ またやっちゃった!」
「うにゃっ うにゃにゃっ にゃっ!」(ダメじゃないですかっ あねご!)

猫の草がもやしになってしまった‥‥。

うちには二匹の猫がいて定期的に猫が食べるための草を栽培している。だけど発芽するまでは新聞紙を被せておくって説明なので、もう一枚別のトレーを被せてある。でもうっかり忘れてると白い草がへもへもと伸びて悲惨な状態になってるのだ。

ホントだったらもうとっくに食べられるはずなのにぃ〜と、猫たちはむくれているが仕方がない。これは暫く日にあてて緑にしないと‥‥。

我が家で猫の草を用意するようになったのは去年ぐらいだ。近所の大きな空き地にメヒシバやエノコログサなど猫が食べるのに適してる雑草がたくさん生えてて、毛が抜け替わる時期には外で草が食べられるんだから別にいいよねとか思っていたのだ。でも最近、ぐりの方が秋でも時々毛玉を吐くようになった。

なのでちょっと猫草を栽培してみることにした。面倒なので専用の土も買って、キノコが入ってた深めの黒い発砲トレーで栽培したら実に順調に育つ。この土は椰子の繊維が主体のようで燃えるゴミで出せるところも便利。捨てる頃にはトレー一杯に根っこが張ってるから抜いてそのまま捨てられる。

さて、肝心の猫はどうかというと、あまりに執着するので心配になるほど草が好きらしい。本気で麻薬物質がはいってないだろうな、って疑いたくなるほどだ。エンバクの種と書いてあるけど、まるでマタタビみたいにごろごろ言いながら食べるんだよね。猫は犬と比べても腸が短いから、あまり繊維分を取りすぎてもまずい(だから猫を菜食主義者にするのはムリだ)はずなのに大丈夫なのか?

ぐりは人がちぎってくれた方がラクだということをすぐ悟って、草の場所で「うにゃ?」とか言ってるので呆れる。何本かまとめて目の前に出してもらうと、人の手まで食らいつきそうな勢いで食べる。
こるくは直接チャレンジするのだが、根っこごと抜けるだけでうまく食べられず、抜けた草をそこらにばらまいてる‥‥ので、やっぱり手からやった方がラクだったり(汗)。

それでもやっぱり伸び始めのころが美味しいらしい。これってハーブと同じだね。だから食べ頃になると次の種を蒔く私なのだ。こんどはもやしにしないように気をつけなきゃ。
:2003/3/1  先頭へ

 2003 Mar.02:アバレンおもちゃ企画

「今日の鉄棒はよく頑張ったわプラ! 練習した甲斐あったプラ! 偉いプラ!」

「今日はお母さんの約束破ったケラね。それはよくないことケラ〜」

「お前さんはちょーっと疲れティラ。それじゃぁ変身できねーな! 今日はいい子に早く寝ろティラ!」

―――保護者の方へ―――
このブレスレットには好きな言葉をしゃべらせることができます。ただし、文の最後は「プラ、ケラ、ティラ」等の決まり文句を忘れないでください。このブレスレットは「ケラ」です。間違えるとお子さまが混乱しますのでご注意下さい。


ってな調子で親が好きな言葉を入れておけるブレスレットのおもちゃってどうだろう。いやアバレンジャー見ててダンナが言い出したんだけど。子供はびっくりして喜びそうな気がするし、親も色々メッセージが伝えられていいんじゃないかな。ブレスレットにUSBポートでもくっつけてパソコンで編集できるようにしておいて、それを音声に合成してしゃべる。バンダイで出してくれないかしら。

しかしラストエピソードをエンディングの後に入れることで広告のタイミングを増やした巧妙さには舌を巻く。オープニングの前にも少し本編が入っているから3度かー! でもこういうちょっとした発想の転換って好きだな。おもちゃを買わされる親御さんにしたらたまったものじゃないかもしれないけど。

アバレンはますます気に入っている所。やっぱレッドは子連れヒーローだったのかっ! 第3話はレッドの娘(姪だけど)である舞ちゃんの可愛さにぶっとびだった。久々の「正しすぎる」特撮美少女!(笑) なんかターボのシーロンに似てる気がして、大村さんの娘ってのにはムリあるよねって指折り数えてしまった。

メタルヒーロー系でよく出てきた合体怪人もいいですな。モノ、ディ、トリ‥‥ですか? イエローがカーレンの菜摘ちゃんを思い出させるメカ屋さんでマニア性格! キャラごとに明確な特徴付けがしてあるのが流石だ。眼鏡の笑里ちゃんがうまく生かしきれるのかちょっと心配だけど(笑)

レッドがティラノに投げられて幼稚園にすっとんでくトコといい、玉乗りで現場に戻ってくるところといい、素っ頓狂な楽しさもいい! これがカーレンジャーで鍛えたワザなのか!?(←違うだろ) でも、壊しちゃったドミノをラストで手伝っているところは本当によかった。約束破ったり、人の物を壊しても、不可抗力だったりするとつい言い訳したりして素直に謝れないこと多いから、素直に謝るレッドがよかった。

そしてレッドとブラックが奥村さん以外の同年代の仲間に対しても敬語なのがたまらなくツボ。相手の存在への素直な尊敬から生まれてくる敬語は心地いい。よそよそしい感じもしないし、うんうん、普通の社会人だなぁ(笑) やっぱり荒川さん、好き♪(結局それかい)
:2003/3/2  先頭へ

 2003 Mar.05:ガスと電気の得手不得手
我が家の居間のエアコンは、東京ガスが扱っているもので、ガスFF暖房+電気冷房という床置きタイプだ。FF暖房機というのは室内機の中で直接ガスを燃やす仕組みだから壁付けにはできない。猫が上に乗ってしまうことは困るが(2匹で10キロ!)、とにかく電気エアコンでは考えられないほど暖かい。

それがこの前の週末、不調になった。東京ガスに聞きに行ったら、17年前の機械だから部品が無いという。買い換えも念頭に置いてカタログをもらったけど、帰ってみたら順調に動いているので、ぎりぎりまで頑張ってもらうことにした。

我々がこれを購入したのはまだ出始めの頃だったのだが、このタイプはその後あまり普及しなかったようだ。今や1つの機種しかない上、値段も異常に高い。いかにも「消えゆく種」という感じだ。
ということで、もし買い換えるハメになったらFF暖房機と普通の家電のエアコンをバラで買うことに決心した。マイナーな機械を掴んでしまうと、あとから色々悩むことになるという教訓だった。

まあ普通考えても暖房はガスや石油が得意だろうけど、冷房は電気がいいもんね。ムリして合体させてもあまりいいことはなかったんだろう(省スペースぐらいで)

で、この時、ガス屋のカウンターに「暮しの手帖」2号が開いて置いてあって、思わず手にとってしまった。最近ぼちぼち出始めている「IHクッキングヒーター」の商品テストだった。「IHクッキングヒーター」とは卓上で鍋物とかやる電磁調理器を超強力にして、台所のガス台の代わりにしようというもので、今、家電各社が色々出している。

テストの結果はとにかくヒサンだった。火力はメーカーが言うほど強くできないし、なにより指定された厚さより薄い鍋を使うと火を噴く! いくら説明書にナベ底は○mm以上と書いてあっても、既に買った鍋はどーする、って感じだ。

「暮らしの手帖」の商品テストは、昔から公正でけっこう定評があるから、ガス屋に有利にするために書いたわけじゃないだろうけど、結果的にはガス屋さんが喜ぶのもムリもない。ネットで探してみたら、他のガス会社でもそれ見たことかとばかりにこの記事を紹介していたので、笑ってしまったけど‥‥。

まあ、ご飯だって、今日日はほとんどが電気炊飯器で炊かれているわけで、いつか電気で調理も問題なくできる時代がくるのかもしれない。でも今はまだ時期尚早なのね。電気は使っている時には確かにCO2も出ないけど、電気を作っている時どうなのかよくわからないし。電気とガスの得手不得手について、いろいろと考えてしまった週末だった。
:2003/3/5  先頭へ

 2003 Mar.07:仕事の近況
今、Accessを使ったツールを2本同時に開発している。両方合わせて3人月(1人でやったら3ヶ月かかるという意味)ぐらいの小規模なものなのだが、開発が決まったのが1月の最後で納期は両方とも3月末。けっこうキツイ状態である。

1本はかなりシンプルなもので、最悪、納品したあとでもなんとかフォローが可能なケースだ。なのでこちらは新人が開発している。自分がやった方がラクで確実だったりするが、若手を育てることこそが重要なので。若い人で先輩についてやっている人は先輩に感謝して下さい(笑)。後輩にやらせて仕上がりに責任持つって大変なことだよね。

もう1本は少々やっかいなもので、4月初旬に確実に動作しないとかなりまずいことになるから、ちょっと胃が痛い。こちらは設計から開発まで完全に私一人でやっている。開発は一応順調に進み、今、テストに入っていて、来週ベータ版ということでお客様の所に持っていく予定。

実際に近い大量データでもまあまあのレスポンスで帰ってくることもわかって一安心という所だが、いくらテストをやってもやっぱり不安。直前に想定外のことが起こるかもしれないと思うから、前倒しに進めておかないと‥‥と強迫観念にも襲われるし。もともとが心配性なのでこういうシチュエーションに置かれると、仕事のことが頭から離れなくなって、家でもついつい続きをやったり調査したりしてしまう。

最初の会社で2年間ホスト系のプログラム開発をしていた。その後4年間は新人教育。退社してからはまったく違う分野で10年近く過ごしてきた。それだけのブランクの後、40歳近くなってからPC環境で開発っぽいことができるのも何かの縁だろう。まあプログラムを作るのは好きだが、やっぱり仕事で作るのは大変だ。他にも色々こまごまとあるしね。ということで今週はえらく疲れた‥‥。
:2003/3/7  先頭へ

 2003 Mar.08:白いお皿とドラッグ三国志
今日はヤマザキの春のパン祭りの白いお皿を6枚もらってきた。点数にして25点×6=150点。つまり食パン70斤分‥‥って二人家族でそんなに食べられるワケがない。

朝食の食材を買ってない時や作るのが面倒な時などに、サンドイッチや調理パンを買うことがあって、よく使うのがヴィ・ド・フランスというお店。ここはポイントカードがあるんだが、実はこのポイントでヤマザキの白いお皿が貰える。ヤマザキと何か関係があるお店なのね。
サンドイッチとかだと値段が張る分、割に早くポイントが溜まる。ヤマザキの白いお皿って1枚もらうのも大変だよねとか思っていたから、すごくトクした気分だ(笑)。

で、今朝はついでにドラッグストア巡りをした(笑)。駅のそばにドラッグストアが1件あったんだけど、去年いきなりその間近に新たに2店舗できた(そのうち1件はマツキヨだ)。いや、こういう露骨な価格競争は、ひたすらに消耗戦の中で他の店が倒れていくのを待つ‥‥って印象で「凄まじいなぁ」と溜息が出る。もちろん消費者としては助かるし、店員さんの態度が目に見えて向上しているのは気持ちいいんだけど。

若い頃はモノが安いのは単純にいいなぁとか思ってた。勤務先も親会社の仕事だけしている呑気な会社だったから顧客からの値下げ要求なんかこなかったし。まあ当時はバブル全盛期だったしね。
でも、紆余曲折して今の会社に入って、顧客の値下げ要求を呑まざるを得ない下請けの悲哀を知った。だから、「商品が安い=そこに携わる企業の売り上げ減少=賃金カット」というデフレ・スパイラルがかなり実感できるようになって、安いって単純に喜べなくなった部分はある。

まあそうは言ってもドラッグストア系の商品ってA店でもB店でもモノは同じで、値段の差は質の差にならない。だからつい安い所で買っちゃうんだけど。

そんなことを考えながら3つの店舗を回ってみると面白いことに気づいた。どの店もセール商品はさすがに他の店より安い。それで他の商品も調査して同じ価格にしてるのかと思うとそうでもない。たとえばある商品が2店で398円でも、ある店ではさりげなく498円だったりする。流通経路による得手不得手かもしれないが、実はこれも一つの生き残り策かなぁと思った。

世の中みんなけっこう忙しいから買い物は一つの店で済ませたい。洗剤目当てに来たって「あら、シャンプーも無かったわ」ってことは多いだろう。で、実は他の店より高いかもしれないけど「同じ店で買える」という便利さと引き換えに高くても買っちゃうわけだ。コンビニの商品がスーパーより高くても売れるのと同じだ。

こういう価格設定っていったいどうやってるんだろう。近くに競争店のあるなしで変わるんだろうが、やはり「軍師」のような人(またはシステム)があるんだろうか。舵取り失敗したら本当に潰れそう。まるで流通界の三国志みたいだ(ちょうど3軒あるし)、すげえと思った次第。
:2003/3/8  先頭へ

 2003 Mar.09:強さは愛だ
またかとお思いでしょうが、アバレンジャー、4話も見事だった。怪人が磁力で飛んでるから電磁場が狂って通信できないという設定も、だから少年が走っていくしかないというシチュエーションもムリがない。こういうそつの無さも流石荒川さんだ。そして何より良かったのは少年が1度目にちゃんと「失敗」した点。

「失敗を恐れないでやってみるのよ!」ってパターンもヒーローものにはよく出てくる。でも、勇気を持ってやって見るとたいていそこで成功しちゃうって展開が多いんじゃないかな。でも今日のアバレンは違った。
汚れた水を飛び越えられない少年にヒロインは言う「失敗して汚れたって洗えばいいし、ちょっと痛くたって死んだりしないわ。それでまたチャレンジすればいいのよ!」 そして少年の初めての挑戦は失敗に終わり、見事に水に落ちる。それでも彼はずぶぬれのまま、アバレンの基地に大事な情報を届け切るのだ。

失敗を恐れるあまり何もできないとうい弱点は、本当は優等生タイプの子供の方が深刻かもしれない。小さい頃それなりにできるから気づかぬまま大人になって、壁にぶつかった時に立ち直りにくくなる。俗に言う挫折を知らないってやつ。世の中「失敗は若さ故の特権」というのも一面の真理だし、歳を食えば食うほどチャレンジが難しくなるのもまた事実だから。だけどそんなことを子供番組で言ってもムリだものね。

ラストには少年がしっかりと水を飛び越えられるようになったシーンも出て来る。そこで初めて名前がわかるのも洒落てる。凝った話じゃない。テーマは明快だしごく普通でシンプル。それでもこの1話を作るのにどれだけ推敲したんだろうと感動した。ポピュラーな素材、シンプルな料理法。だけどとびきり美味しい一皿って感じ。かつてタイムやメガ時代の小林さん脚本にもよく感じたことだけど。

失敗したって本当に大事なところから逃げなければそれでいい。諦めずにチャレンジすればいつかできるようになる。こぢんまりと大人や親にとっての「都合のいい子」に納まってる子供達に、素敵なメッセージが伝わっているといいと思う。

ところで第3話で「不器用ですが」と登場したブラキオだが、今日は「強さは愛だ」って言ってたようだ。それって、ギャバン? 宇宙刑事ギャバンについて語り出したら私は止まらないので、ここまでにしておくとして、だとしたら「不器用ですが」も何かのフレーズなのかな? どーもブラキオのこの一言‥‥記録しておいた方がいい予感がするんだけど(笑)
:2003/3/9  先頭へ

 2003 Mar.13:いろいろ落とし穴
千葉は週明けから快晴が続いている。窓から外を見ると、陽射しはまさに春の光。この季節の光が私は大好きだ。天気予報では「寒い!」って言ってるけど、つい陽射しに誘われて薄いコートで出かけたのが失敗だった。

一昨日は今作っているアプリのベータ版の説明をする日で少し緊張していたのだけど、まあまあうまくいった。それでちょっとほっとしたのもいけなかったのかもしれない。帰ってきたら悪寒がひどくて、葛根湯飲んで布団に直行。昨日も同じく。今朝からかなり胃にきている。だから今日もこれからお休みなさいだ。

さて、このまえの週末、マシンを再インストールしたのだが、ブラウザのOPERAをネットからダウンロードしたら困ったことになった。
OPERAはフリーで使っている間はバナー広告が表示され、購入するとそれが表示されなくなる。私は6.03の初期の頃に購入してそのパスコードを持っている。少し前にOPERAは7.0になったのだが、6.0のユーザーでも初期の頃に購入した人は新たに買い直さないといけない仕組みになっていた。せめて半額ぐらいにしてくれるといいのだが、そーゆー措置はないらしい。

私は6.05のままでいいと思っているのだが、6.05をダウンロードできるページは既に無い。バージョンアップしても使い続けられるもんだと勝手に思っていて、ダウンロードしたインストール用のEXEファイルを無くしてしまったのがまずかった。こーゆー形のバージョンアップするなら前のバージョンだってダウンロードできるようにしておいてくれればいいのにぃ‥‥と自分の不注意さを棚に上げて思わずわめいてしまった。

でもサポートに事情をメールで送ったら、6.05のインストールEXEファイルのURLを教えてくれたので、今朝ダウンロードしてインストールした。‥‥よかったよかった。

常時接続環境の思わぬ落とし穴だ。昔のダイヤルアップ時代なら、ダウンロードしたファイルはみんな保存しておいたものだけど、今は必要になったらネットから拾ってくればいいやとか思ってしまう。今回のOPERAの件を教訓に、愛用のソフトを軒並みダウンロードしてMOに確保した私だった。まあ、愛用のソフトがいきなりフリーからシェアになることだってあるしね。こうしておくのが無難だわ。ふう。
:2003/3/13  先頭へ

 2003 Mar.14:減量中じゃない
今日は朝、一応出勤して諸々のやりとりを片づけてから、10:00頃退社して病院へ直行した。汚い話で恐縮だが昨夜から胃痛と下痢がひどくて参っている。実は私は「胃にくる風邪」というのをほとんど経験したことがない。風邪で抗生物質を投与して腸内細菌がいなくなって‥‥というのはあっても、今回はまったく抗生物質は飲んでいないのだ。

火曜日の夜少し悪寒があって(でも熱はそう高くなかった)、火曜、水曜と早くに就寝した。木曜日は朝から胃痛はあったが絶対休めない日だったので出社。その夜からこうなって、今日の金曜日、やっとお医者さんに行った。今まで飲んだ薬は市販の葛根湯と整腸剤、正露丸などだ。

さて、診断の結果はウイルス性胃腸炎で、要は一般的に言われる「胃にくる風邪」らしい。胃腸の粘膜で強力なウイルスが暴れているらしくて、「日和見菌がいっきに悪玉菌になっちゃった感じだなぁ」と思っていた自分の感想と思いっきり合っていて妙に納得。
ネットで調べたら幼児が多くかかる病気だが、成人がかかるやつは出だしが風邪っぽい症状なんだそうだ。みなさんもご注意下さい。もうちょっとやっかいな病気の可能性もあるので、採血して検査中である。

ということで病院から帰って、電気敷毛布と羽布団にくるまって、ぜーたくに部屋も暖かくして、ずっと寝ていた。猫は大喜びで私の布団の上で2匹で伸びてます。

「昼間っから嬉しいっすねぇ、姉御! これが幸せってもんですよ♪」

ええい、重いぞ、子分ども。こっちは微熱も出てきたし、かなり辛いんだってば(苦笑)

そういえばさっき体重計に乗ったら40kgを割っていた。20代の頃は夏と冬で3キロぐらい体重が変わったので夏場は40kg割ることも多かったけど、30歳を越えてからこんな数字は見たことがなかったので、ちょっと感動した(こらこら)。
いやまあジョーダンはさておき、私の場合、38Kgを割るとまともな活動がしにくくなる(昔、業務多忙でそこまで落ちたことがあった)。はっきり言って食欲はほとんど無いし、おかゆぐらいしか食べられなさそうなので、逆の意味で体重に気をつけないといけない。減量中のボクサーじゃないんだから。
:2003/3/14  先頭へ

 2003 Mar.15:亜猫(あねこ)
信じられないくらい寝ている。昨日の正午から今日の正午まで24時間中、かれこれ6時間ぐらいしか起きてないんじゃないか? 起きていたといっても布団の中で上半身を起こしてたとか、座卓で薬飲んだり食事をしただけとか、そんな感じ。

私「どうしよう。まるで猫みたいな生活だ」
夫「姉御ならぬ、亜猫だな。亜がついてるから猫未満って意味だぞ」
ぐり「当然ですよ、姉御ってば尻尾もないんですからね」

親分に子分たち。それはちょっとひどい発言だと思わないか?(笑) 特にぐり、キミの尻尾だってほとんどウサギさんじゃないかぁ!

夫に、自分の朝食と一緒におかゆのレトルトパックを買ってきてもらったので、さっきそれを食べた。一人暮らしでなくてよかったと思う時はいっぱいあるけど、病気になったときは本当にありがたい。おかゆのレトルトとかを売ってる現代ってのもありがたいよね。

いつが昼間だかわからない状態で寝ていると、私の場合、どうも交感神経と副交感神経のチェンジがうまくいかないことがあるようだ。一昨日の夜や今朝の起き抜けもそうだったんだけど、異常に身体が冷えて手足が震えて、目眩とか動悸が激しいようなよくわからない気持ち悪さに襲われる。とにかく外からがんがんに暖めてもらうと30分ぐらいで回復するんだけど。しかし爬虫類か私は。

だから今日の日中は少し起きてようと決心。続きが滞っている26話をB5タイプのノートパソコンにコピーして布団に持ち込んでいる。このノートはかなり昔に買ったもので、MMXPentium226の低スペックマシンだけど、テキストエディタぐらいはまったく問題なく使える。何よりドライブ類が筐体に組み込まれていないから、布団に起きあがって膝の上に載せてもぜんぜん苦じゃない。この日記も今そうして打ってます。
しかし26話、本当に先が進まないなぁ! DB時代にあれだけ書けたのって「ファンフィク」だったからかなぁ。考えようによっちゃ書きたいシーンだけ切り取って書くのがファンフィクだけど、本編はとにかく全部書かなきゃいけないんだから。やっぱ「本編」の方が書くのシンドイんじゃないのか?

布団に起きあがってぶつぶつ言いながらノートパソコンを叩いている私を見て、「へんな病人よ」とのたまいながら夫はビデオを返しに出かけた。ヤクルトをたくさん買ってきてね。ガゼイ・シロタ菌は本当にいいみたいだから。

ということでご心配おかけしてすいません。なんとかこの土日で復活したいものです。金曜日のホワイトデーにもらった楽しそうな甘味も、早く食べたいんだい(爆笑)
:2003/3/15  先頭へ

 2003 Mar.16:こーゆーキザなら許す
今日は朝から普通に縦になってる管理人です。だいぶ調子いいです。早く復活しないとせっかく頂いた焼き菓子を旦那に全部食べられちゃう‥‥って、それはじょーだんだけど(笑)

さて、毎度おなじみ、アバレンの感想文です。
第2話の時は三条幸人の演技っぷりがちょっぴり鼻についていた私だが、ここまでくると「もういい、許す」としか言いようがない(笑) 「こち亀」の中川とか「うる星」の面倒とかと同じ部類と考えればよかったのね(←!?!?!? ほんとか???)

若いのに「キザでクール」って役柄、戦隊には時々出てくるけど、実際は難しいだろうなってよく思う。外面的なカッコに伴う実力と経済力と、何より経験を、その年齢で持つって実際はかなり難しいんだよね。
実生活の会社人として考えると新人でキザでクールを狙ってるヤツには二通りある気がする。一つは入社後しばらくして色々理解してくる人。そういう人はだんだん普通になってくるし、だいたいそういう子のキザは、もともと見ていてもカワイイことが多い。
だけど数年しても自分がわからないヤツはたいてい使えない。特に気取って仕事に当事者意識を持たないヤツは最悪。他者とのコミュニケーションも難がある可能性が多いし。

とにかく! 「キザとクール」をやらせるなら、せめて20代後半、できれば30歳以上の人にして!ってのが私の持論なんだ。実力が追いついた上での「キザ」、押さえるところを押さえた上での「クール」、そして何より他者への尊敬を忘れるな! それならOK。そうでなきゃかっこよくない!

だから2話の三条君はちょっとねって思ってた。やっぱ若い役者さんに「キザとクール」に負けないだけの厚みを期待するのはムリだよ、と。だけど今日のアバレン‥‥。縄のわっかの罠を仕掛けるのにアメリカ国防総省ですよ! 国防総省! こりゃーもう、面倒終太郎レベルのぶっとびじゃないですか! もう、これなら、許す(←偉そうに!) いやもう私の頭の中では、三条幸人はあーゆー性格の面倒です(おい!)

でも荒川さん、相変わらずきめ細かい。有名レーサーに会ったとたん舞い上がっちゃうイエローとか、入り込んでるよなぁ。今日のブラキオの一言は「急いては事をし損じる」でしたね。奥村さんの肩凝りの原因はやっぱりトレーニングなんだろうか。ぜひ、アバレシルバーになって欲しいです!

で、今日、一番いいなと思ったのは、冒頭、笑里ちゃんが遅刻しちゃうーって出ていった時に、何も言われないうちに、彼女を送るために店を出た幸人だった。例によってやれやれって顔で‥‥。もともとこれだけ人がいーのに、どーしてそーゆー性格なんだ、あんたわ(笑)

ところで来週は、脚本が浦沢さんみたいですねぇ‥‥。わくわく‥‥。
:2003/3/16  先頭へ

 2003 Mar.19:温かいおにぎり
昼食は出勤時にコンビニで買って会社で食べることが多い。昼休みが短かいし食事しながら作業することも多いから、外に食べに行くとあわただしいからだ。
で、今日もいつものようにコンビニで買ったおにぎりを電子レンジで温めていたら、同僚に「あ、おにぎりを温めるタイプだったんですね!」って言われて、改めて「そーいえば‥‥」と思った。

子供の頃、遠足のお弁当とかで作ってもらったおにぎりは、食べる時はあったかくなかった。かえって「ほかほかしたおにぎり」のほうがヘンな感じだ。だからおにぎりを「買う」時代になっても長いこと、おにぎりを温めるという発想は私にはなかった。

それが何年か前にコンビニの店員さんに「温めますか?」って聞かれてそれがきっかけ。やってみたら結構いける。考えてみるとお弁当で持っていくおにぎりは常温だけど、コンビニのおにぎりは冷蔵庫に入っているから「冷えて」るのである。ということでそれ以来温めて食べるようになった。まあ、会社に電子レンジがあるからできることなんだけど。

前述の同僚曰くは、沖縄の方はおにぎりを温めて食べる方が多いという。冷たいご飯を食べる習慣がないのだそうだ。ウラを取ったわけではないので真実のほどは不明だけど。あの時私に「おにぎりを温めますか」と聞いてくれたコンビニの店員さんは果たして沖縄出身だったのか、それとも当時おにぎりを温めるという行為がコンビニのサービスとして流行っていたのかも謎だけど。

ということで今はなんとなくおにぎりを軽く"チン"して食べてしまう私です。みなさんはどうしてますか?

そう言えば大分前の話になるけど「仮面ライダー555」の第1話で主役の女の子が「冷や汁」食べてましたねぇ。ご飯に出し汁をかけてきゅうりの薄切りと炒りゴマをふりかけたやつ。以前、渋谷の「魚山亭」という宮崎料理のお店で食べたことがあるけど、とっても美味しかったのを思い出して食べたくなった。
その時デザートで出てきた「日向夏」も面白かった。皮の内側の白いところが厚い大きな柑橘類で、白い処と果実の部分を一緒にそぎぎりにして頂く。これも美味しかったです。また食べに行きたいけど、あのコース、量が多すぎて今じゃ絶対食べきれない気がするな‥‥。
:2003/3/19  先頭へ

 2003 Mar.21:DB文庫復活
今週は4日間だったが疲れた。病み上がりだったこともあるが仕事もなんか慌ただしかった。昼休みにパソの前で、作業しながら食事‥‥という状況が、もうちょっとなんとかなると嬉しいけど(苦笑)。

しかしイラク爆撃が本当に起こってしまったのはショックだった。前の湾岸戦争の時はクウェート侵攻があったのでまだ納得できるにしても、今回は‥‥。で、それについて今日、驚いたことがあった。電車の中で「爆撃、もっと派手にやんないかな」って声が聞こえてきて、振り返ったら40代後半ぐらいのサラリーマン風のオジサン。思わずそいつの顔をまじまじと見つめてしまったら、流石になんだか話題をそらしていたけど。

もし彼が心底から「イラクが悪いことをしてる」と思っていたならまだわかる。でもその時の物言いは「なんか日々つまらないから派手な事件でも起こらないかな」って雰囲気だったのだ。本当に信じられない。自分がその場にいたらどうかって想像力はないのだろうか。アンタみたいな人は自衛隊の臨時隊員にでもなって、半年ほど事後処理で派遣されてくればいいのよと思ってしまった。
会社で若い子たちがネットで開戦を見て「うそだろ‥‥」ってショック受けてたのを思い出す。その感覚を持ってくれてるのは嬉しいよ。わけのわからんオッサンよ、少し若者を見習え。

ところで私は今日になってから伺ったのだが昨日とうとうDB文庫が再開した。2001年の10月末に一度休止し、2002年前半に再開したが夏に再び休止。そして再度の復活である。今回の復活は作品によって投稿場所が分かれたり、パスワード制になっていたりと、管理人さんのご苦労がうかがえる状況だ。

以前投稿していた頃、過去ログの中に、ネットでお見かけしたことのある素敵な先輩方の名前を見つけて感動して「でも今は投稿しておられないんだ。なぜだろう」なんて思ったことがあった。でも実際に2002年の前半に再開した時、投稿される方々は前とがらっと変わった。自分も龍球が手一杯でDB小説を書くことはできなかったし。そうか。こうやって時代は移り変わっていくのね‥‥なんて、しみじみ思ったものだった。

正直言って今もDB文庫に投稿できる頻度で小説を書くことは不可能だし、他の作品を読む時間もない。だからDB文庫には心の中でだけエールを送らせて頂き、卒業生として母校に恥じない小説執筆を心がけていきたい。

自分が投稿していた2001年6月〜10月の5ヶ月間の文庫は本当に素敵な雰囲気だった。気に入った作品や頑張って欲しい方には気持ちを素直に書き込み、自作を読んで下さった方には素直に感謝する‥‥。そんな連鎖が心地よかった。創作について真摯な方は馴れ合いとか批判的な考えを持っていたのかもしれない。でも我々はプロじゃないし、だいたい二次著作物は使用許諾をとらない限り厳密に言えば違法なのだから、その世界でマジで批判し合うのも愚かしい気がする。

そして当時の作品の質、かなり高かったように思うのだ。ラバさん、ひゆーさん、ゆうさん、るいさんという当サイトのメンバーや、おなじみの高宮あきさんはもちろん、「辺境惑星」のハルタさん(yumさん名で投稿)
「ATフィールド」の真夜さん、「ヒカリの居場所」のヒナタさん(砂七さん名で投稿)、「ゆきひのよろずのへや」の神崎さん、そして「HIGH ENOUGH」のセセさん。皆さん本当にいい作品を書かれていた。こんな凄い作品が目白押しの中に投稿するんだから、恥ずかしくない作品にしなきゃ‥‥って、頑張れたのは事実だ。凄い刺激だった。

DB文庫は私にとってはまさに学舎だった。また沢山の素晴らしい卒業生をネットの世界に送り出して、ドラゴンボールが語り継がれるためのパワーの源になって欲しい。
:2003/3/21  先頭へ

 2003 Mar.23:きぬかつぎとタマネギの謎
一昨日、祝日の21日、よい天気に誘われて総武線の下総中山の駅のそばにある「正中山 法華経寺」のあたりをふらふらと散策していた。こんなところにこんな大きなお寺があるとは知らなかった。木造のお堂や渡り廊下が妙に味があって良かった。あと火気厳禁ってのが凄くリアルだったなぁ。乾燥してたらすぐ燃えちゃいそうな雰囲気だった(こら!) 時間がなくて全部は回らなかったんだけど‥‥。

さて、「参道」で売っているものって当然だけど場所によって特徴がある。川崎大師の飴やくず餅とか、成田山のお煎餅とか‥‥。おみやげ用だけじゃなくて、歩きながら食べられるようになってたりして楽しい。
それでここで特徴的だったのは「きぬかつぎ」。直径3cmに満たないような小さくて丸いサトイモを蒸したものがあちこちで売ってる。八百屋さんでも小さなサトイモにきぬかつぎって名札がついていた(どーみても生なんだけど)。

「観光地」というより隠れた名所といった場所だから特産品とは違うんだけど、なんか不思議。なぜ「きぬかつぎ」だったんだろう。我が家の近所のスーパーではこんなに小さなサトイモはあまり売ってないんだけど、まさか千葉の小型サトイモは全部ここに流れ込んでるんじゃあるまいな(笑)

特産品って時々妙に不思議なものがあるよね。仙台の牛タンとか。なんで丸ごとじゃなくて舌だけだったの? 私の「仙台の牛はみんな嘘つき」説は果たして証明できるのか!?(できるわけがない)
昔仙台の米軍基地で牛を食してその頭がたくさん捨ててあってそれを利用しようとした所から始まったって話を聞いたんだけど(聞いた時はしばらく食べられなくなった)、これもどこまでホントなのかわからない。

それ以外にも旅先でふらふら歩いていると時々面白いものに気づく。昔浜松に行った時、玄関にタマネギの大きな袋が転がってたり、束ねたタマネギが吊されている家が多いことに気づいた。数件なら普通に保存してるんだ思うのだが、「玄関タマネギ率」は妙に高かった。これは不思議だ! 早速浜松出身の友人に聞いてみた。

私「浜松って、タマネギも特産品でしたっけ?」
友人「いや、他の野菜と同じようにごく普通に作ってるだけだけどなぁ」
私「もしかしてタマネギを苦手とする妖怪がいて、進入を防ぐために置いているのでは?」
友人「そ、そうか! 自分で住んでて知らなかった! かつてタマネギとキダチアロエを手に
   化け物と戦った勇者がいたのかもしれん!」
私「やまたのおろちウナギ版だったのかもしれませんねっ!!」
友人「そして勇者がそいつを退治してできたのが『うなぎパイ』だったのかっ!」

そんな、バカな(爆笑)

けっきょく「玄関のタマネギ」の謎は解けなかったのである。誰か知っていたら教えてください。10年ぐらい昔の話なので今は違っているかもしれませんが。
:2003/3/23  先頭へ

 2003 Mar.25:ワインを飲もう
今日も会社では一日ばたばたとしていて、でも色々片づいて、帰るぞーと思った矢先、夫からメールが入った。今日は早く帰るのでそっちに行く‥‥と。ということで私の会社の最寄り駅で待ち合わせた。夫と外で待ち合わせるのってけっこう好きだ。なんとなく楽しいよね。
夕食は駅傍に新しくできた豆腐料理のお店。もう内装が凝りまくりで、思わず「資本回収に何年かかると思う?」なんて夫と話してしまったけど(苦笑)、お豆腐が美味しかったー! お刺身も。

ただ、最近ちょっと寂しいのが、私があまりお酒を飲まなくなったことだ。もちろんそんな酒豪じゃないけど日本酒2合かワイン半本ってのがごく普通に飲める量だった。でも最近は今日みたいに仕事で疲れてしまうと飲む気が無くなる。

夫がワインが好きで週に1〜2本はワインを開けるけど、ここ1、2年「なんか最近、ワイン開けると酔っぱらうと思ったら、お前の飲む量が減ってるんだ!」と指摘されてはいた。飲む回数もちょっとヘリ気味‥‥なので、私のワイン摂取量は以前よりかなり減ったらしい。

ここ半年、医者から立て続けに2回「貧血」と言われてちょっとショックなんだけど、これ、ワインの摂取量が減ったせいもありそうだと踏んでいる。私はもともと「鉄分少ない貧血」だったのだが、結婚して暫くしたら医者から「満点です」とか言われる血液になった。食生活で一番変化したのがワインの習慣なのでワインのおかげで貧血が治った‥‥気がしていた。

お酒をまったく飲まない人よりちょっと飲む人の方が健康っていうけど、けっこう言えてるのかな。ということで、最近は気持ち多めにワインを飲むようにしている。それはそれで幸せかも。
:2003/3/25  先頭へ

 2003 Mar.29:恨みの話
心理学関係の本で「恨み」と「怒り」は違うという話を読んだことがある。「怒り」は原因が取り除かれればそれでいいが、「恨み」は自分にそういう思いをさせた人間が心から謝罪しない限り、けっして晴れないのだそうだ。それはとてもわかる気がする。でも一昨日、色々考えさせられることがあって、「恨み」もまた二つに分かれるのではないかと思い始めた。相手に悪意があった場合と無かった場合の二つだ。

相手に悪意があって傷つけられたら、それはまさに地獄というか、殺したいほど憎むだろう。そんな目にはかなり逢いたくない。でもそういう相手は「堂々と」憎んでいい相手だし、周囲の人もある程度わかってくれるだろう。でも世の中には相手が「悪意」を持っていないのに「恨み」を持ってしまうケースも多いんじゃないだろうか?

入社した頃に先輩から受けた言動にひどく傷ついて、それに絡んだことはどうしても冷静に受け止められない女性の同僚と先輩がいる。二人とも聡明で客観的なものの見方ができ、何より「仕事」の厳しさを知っていて責任感がある人たちだ。だけど時にうっかり彼女達の傷に触れてしまうと驚くような反応が返ってくる。

具体的に彼女達を傷つけた人にはその自覚がない。彼らにしてみるとごく普通に振る舞っていたつもりなのだ。そして客観的に見てもその時起こったことは「すごく酷い」とは言い難いことなのだろう。だから彼女たちも自分が傷ついたという事実をアピールできないし、ましてや相手に謝罪を要求することも難しい。そんなことはよくあることだと言われてしまう可能性も高いし、自分でも世の中にはもっと酷いことがあるのがわかっている。

それでも彼女達が深く傷ついたのは事実で、だのに謝罪は得られない。相手が彼女達の苦しみを真に理解することはないから、もし謝罪したとしても形だけになるだろう。だから彼女たちの恨みは未だに晴れない。「ここは会社なんだからそんな程度のことで‥‥」と言うのは一理あるんだけど‥‥。それでも私には彼女たちの気持ちがわかる気がする。

私も自分の親とうまくいかなくて、それはずっと自分にまとわりつき、色々と解決できたのは30代の半ばを過ぎてからだった。今にして思えば両親は彼らなりに一生懸命やってくれたと思う。今日日の児童虐待なんか考えたらぜんぜん幸せである。だからこれはアピールできない。ましてや今更親から謝られてもどうにもならないし、そんなものを求める気もない。それでも一度持ってしまった「恨み」を整理するのは難しい。

親が悪いと言い出したら、それは親の親が悪い、親の親の親の‥‥と無限に続いてしまって、責任の所在が無くなる。私はそこに思い至って、やっと色んなことを自分の責任にする決心がついた。歳を取るにつれ、親が自分を生んだ年齢がどれだか未熟なものかよくわかったことも役だった。所詮全て自分の弱さである。だがそれも自分が悪いというより、精神の強さを決める遺伝子がそーなっていただけの話だ。

でも‥‥自分もそうだし会社の同僚もそうだけど、やっぱり「恨み」って女性の方が持ちやすいのだろうか。男性でそーゆーことになる人って少ない気がするし‥‥。
虐待の連鎖の症例も女性の方が多い気がする(もちろん子供と接する時間が女性の方が長いせいもあるが)。「Itと呼ばれた子」でも母親から信じられない虐待を受け続けた少年は最終的には幸せな父親になってるみたいだし。これはこの人自身の強さであって性差じゃないのかもしれないけど、少女だったら幸せな母親になれたのか、ちょっと疑問に思った。
:2003/3/29  先頭へ

 2003 Mar.31:龍球用語辞典の設置
日曜日、ゆうさんにWeb辞書が作れるCGIを紹介してもらったので、早速「龍球用語辞典」のページを設置した。凄い処理をやってくれるCGIなだけに思うような形にするのにけっこう苦労してしまった。とにかく一番困ったことが、何にも修正してないうちから毎度処理時間を表示する別ウインドウが開いてくることだった。

サポート掲示板を検索し、実際に設置されてるソースを見ながらテストをしつつやっと解決した。原因は同梱のindex.htmlのバージョンが古かったことだ。パッケージとして考えれば不備なんだが、この程度解決できない人は使わないように‥‥という隠れたメッセージかもしれないとか苦笑してしまった。
だいたい複数の要素が絡み合うCGIはただのプログラムより難しいと言える。だからCGIの設置も意外と大変だ。このCGIのサポート掲示板では作者の方はずいぶん丁寧に対応しておられるようだが、一応無料かと思うと頭が下がる。私だったらHTMLもわからない人にCGIのサポートをするなんてかなりイヤだ。

ということで踏み絵(笑)をなんとかクリアして、龍球用語辞典のデビューです。まだまだ殻の状態ですが、気長に充実させていきたいです。ゆうさん、いいもの教えてくれてありがとうございました。

さて、先週はアバレンジャーの感想を書き損なった。いかにも浦沢さんらしい脚本で大爆笑だった。若い女性を老化させて「アナザーアースの年金問題を」深刻にする敵の作戦とか、凄すぎる(笑) 最近夫とトリノイドの名前を考えてるんだ「バクリモコン」とか「タヌキクレーン」とか(笑) タヌキクレーンなんて浦沢さんじゃないと書いてくれなさそう‥‥(爆死)

今週感動したのは「磁石は熱を加えると磁力が無くなる」ってやつ。こーいう番組で見ると忘れないんだよね。あとアメリカだのモスクワだの飛ばされた時はちゃんと世界地図も出てきたし。すげぇ。勉強に興味を持たせるという目標まであるのか、この番組は! たいしたもんだ。

ストーリーではいよいよアスカがアバレブラックに変身したけどパワーが出せなかったって所。この人ホントに苦労人だったのね。けっこうツボかも(笑) そして相変わらず戦闘シーンに飛び交う丁寧語が快感です。

ところで気に入ったといえば最近「仮面ライダー555」の木場勇治役の方がちょっと気になる。この人、柔らかいのに不思議な存在感がある気がする。龍騎で高野八誠さんを見た時もそう思ったんだけど、エキセントリックなことなんかやらなくてもこういう存在感があるっていい感じ!
:2003/3/31  先頭へ

 
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