:
管理人きまぐれ日記 2002年10月〜12月   (戻る) (Oz's Leaves TOP)
(全インデックス) (前の日記)
(Oct.1:夏の名残) (Oct.2:電話勧誘) (Oct.3:家電の年) (Oct.4:気になる野菜)
(Oct.5:ちいちゃんのなわばり) (Nov.1:マツリの時を過ぎて) (Nov.2:機能性ヨーグルト)
(Nov.3:毛色が似れば友達?) (Nov.4:風邪対策のユーカリオイル)
(Nov.5:アクションシーンとバランス) (Nov.6:パソコンいろいろ) (Dec.1:金のかからない娯楽) (Dec.2:雪とカイロ) (Dec.3:あと10日) (Dec.4:勧誘電話撃退!)
(Dec.5:コンタクトレンズを無くした!) (Dec.6:母校の木) (Dec.7:仕事納め) (次の日記)
:
 2002 Oct.1:夏の名残 
9月の最後の日曜日、千葉はとてもいい天気で暑いぐらいだった。でも、気分はもう秋に切り替わっていたので虫除けスプレーをせずに庭仕事をしようとしたのがまずかった。蚊はまだかなりいたのね。ぼこぼこに喰われてしまった。
蚊の吸う血液なんてほんのちょっとなワケで、痒くしないでさえくれりゃ、そのくらい構わないのにと思うこともある。相手を痒くしない蚊は生き延びる確率が高くて‥‥なんて自然淘汰は起らなかったのかな。まあ、そんな蚊が大量にいたら危険極まりないかもしれないが。

私は幼い頃、蚊に刺されて掻いて血が出ると「か"にに"さされてち"がが"でた」と親に言っていたそうだ。兄弟そろってそうだったらしい。大人になってから読んだ童話の中で、登場人物がまったく同じことを言うシーンがあって、あやうくラインマーカーを引きたくなった。「蚊」とか「血」とか一音の名詞は小さい子にとっては難しいんだろう。なんせ夫も「かにに‥‥」仲間である(笑)

蚊と言えば、ずいぶん昔のベープマットか何かのテレビCMで「蚊のいない地球は困る。だけど家の中に蚊がいるのは困る」ってコピーがあって、私はとっても気に入っていた。蚊は迷惑だから薬で殺す、という理屈があくまで人間だけの論理であることを、ちゃんと考えてる。ある意味、どんなことに対しても、こんな視点を持てるようになりたいなぁと思ったものだ。

さて、いきなり話は変るが、ご近所にはおっきなチャウチャウ犬もいる。その子、なんと8月末の残暑の折、全身毛刈りされてしまった。でっくわした時はほんと驚いた。チャウチャウのオジサンが大きなヘンな犬を連れている―――っ ‥‥‥‥まあ、本人(犬)は嬉しそうだからいいんだけど。

その子も一ヶ月経って毛が少し伸びてきた。今は‥‥妙に後ろ足の長くて、ちょっぴり鼻が短めの秋田犬のようだ。元々の姿を知らない人が見たら、本当に不思議に思うだろうなぁ! チャウチャウ犬って実はけっこう後ろ足長かったんだとか、普通では分らないことがわかって、ちょっとトクした気分。動物のお医者さんの毛刈りハスキー登場回のハムテルたちの気持ちがちょっと分った(注:毛刈りしたチャウチャウは幽霊のようではありません)
2002/10/1  先頭へ

:
 2002 Oct.2:電話勧誘
先日、けっこうしつこい電話勧誘が夫にかかってきた。会社名も連絡先も名乗らない。「いりません」とか「お答えする義務はありません」とか、そうとう繰り返していたのだが、なんのかんのと言っていたらしい。何を言っても直接的な被害はなくても、疲れるし、非常に不快になる。

みなさんは「消費生活センター」というものをご存じだろうか。これは公的な組織で、悪徳商法などにひっかかった時の心強い味方だ。うっかり契約してしまった場合も、電話で相談すれば、たとえばクーリングオフの仕方とか内容証明郵便の書き方とかを教えてくれる。もっと凄いことに、契約解除しようとして相手がごねた時とか、しつこく勧誘してくる場合など「消費生活センター」の人が直接に相手の会社に電話してくれるのだ。まさに「セイギノミカタ」だ。地方自治体の消費生活センターのHPに行くと、悪徳商法の色々についての注意も出ているので、見てみると面白い。

さて、ひさびさにしつこい電話に頭に来て、なんか強力に断れる方法はないかと検索してみた。

まず、モノを売るとか資格取得のためのなんとかと言った勧誘電話については「特定商取引法」という法律で、以下のことが決まっているようだ
・会社名と電話をしている人の名前を明らかにして、その電話が何を勧誘しようとするものか、というのを明確に述べること。
・いらないと意思表示した者に対し、勧誘を継続したり、再度勧誘することは禁止する。

だからしつこく言ってきたら「『特定商取引法』に違反しているのをわかっているんですか?」とか「あまりしつこいなら消費生活センターに相談します」とか言ってみよう。
あと、相づちとしての「ハイ」や、いらないという意味で「けっこうです」という言葉も使わないこと。同意したとか言いがかりをつけられるから。相手のどんな言葉にも「不要です」、質問については「お答えする義務はありません」で切り返し、「時間の無駄ですから」とはっきり断ろう。
悪徳商法は一度ひっかかると、恐ろしいことに「ひっかかりやすい人リスト」に載ってしまって、別のところからも詐欺まがい電話勧誘が来るようになるらしい。ったくなんてこった‥‥。

ところで‥‥我が家にかかってきた勧誘は「老後の投資のためにワンルームマンション購入について説明したいので会えないか」というものだった。これは"テレホンアポイントメント"つまり会う約束をする電話だから、電話勧誘法が適用されないらしいのである!

「テレアポ」で検索すると色々でてくるけど‥‥こいつを撃退する法律はどうもまだないらしい。でもテレアポの場合、被害がでかい!(不動産とか宝石とかなんだかの会員券とか)ので、絶対要注意! 喫茶店に呼び出されて契約してしまった場合はそれでもなんとか解約できるものの、自宅とか相手の事務所での契約は取り消せないそうだ。若いOLが高いものを買わされるケースなど、けっこうあるらしい。とにかく絶対に会っちゃだめです!

不動産がらみになると奥さんには用件を話さないことが多い。だから基本的には私が電話に出て、今いませんっていうのが一番いいようだ。たいてい「何時頃お帰りですか?」とかウルサイけど、連絡先を名乗らない人に教える義理はないってトコだ。そういえば、幼児言葉で「ママは今いまちぇん!」って言って、切っちゃった人の話を読んだことがある。

我が家は基本的には土日しかいないので、勧誘の電話受けることは少ない方だと思うけど、それでもやっぱ、しつこいと頭にくるなぁ‥‥!
2002/10/5  先頭へ

:
 2002 Oct.3:家電の年
夫がいきなり言った。
「お前のパソコン、なんかヘンな音がするぞ」

我が家は、夫と私のそれぞれのデスク&パソコンラックのセットを、書斎の真ん中でどん!と向かい合わせにしている。昔は壁に向かって並んでいたが、これだとCRTディスプレイはどうしても自分の横に置くしかない。向かい合わせにして相手のパソコンラックにディスプレイを置けば、机の奥正面に画面が来てとても快適なのだ(雰囲気はちょっと事務所っぽくなるが)。

とゆーことで、私のマシンの本体は夫のすぐ脇にあり、異音を聞きつけたというわけ。慌ててそっちに回ってみるとカタカタという音がする。CPUファンかなとは思ったが、私も夫も自作派じゃないから詳しいことはわからない。ハードディスクという危険もあるから、慌ててバックアップをとってから電源を落とし、久しぶりにマシンを開けた。

家庭には布団や衣類があるから、事務所のパソコンよりどうしても埃が溜まりやすいそうだ。案の定、CPUファンに埃が一杯ついていた。これがうまく回らないとCPUがどんどん熱くなって壊れてしまう。PenIIIの700MHzのマシンだが、今の私にはこれで十分なのだから壊れて欲しくない。
ということで放熱板からファンを外して徹底的に掃除機をかけて、ついでに内部も掃除して元に戻したら異音は止まった。最近はマシンの増設もやらないから筐体を開けることがなかったし、危ない危ない。

パソコンはなんとか延命できたようだが、今年、我が家は"家電の年"らしいのだ。なんせ、炊飯器、留守番電話、オーブントースター、ビデオセレクター、そしてテレビ‥‥が7月以降立て続けに壊れて、買い換えている。まあ、クーラーや冷蔵庫といった大物は免れているのだが‥‥。考えてみれば、私達も結婚してもうすぐ16年。我が家には子供の成長というイベントが無いせいか、どうも時が止まっている気がしてしまうのだけど、機械も人間も着実に歳はとってる。
2002/10/13  先頭へ

:
 2002 Oct.4:気になる野菜
夫も私も野菜が好きだ。嫌いなものはあまりない。私がスライスオニオンが食べられないことぐらいだろう(火が通ったタマネギは大好きなんだけど)。で、ここ5、6年、毎年何かしら目新しい野菜が店頭に並ぶ気がしてけっこう楽しい。

私が小さい頃は、たとえばブロッコリーよりカリフラワーの方がポピュラーだったし、アスパラガスというと缶詰のホワイトアスパラばかりだった気がする。マイタケがこんなに食べられるようになったのも「雪国まいたけ」の努力のおかげだし、エリンギは大好きだ。タラの芽もここ数年よく見かける。テレビで短く切ったタラの枝がずらっとハウスに並んでいるのを見た時はぶっとんだけど。しかし、こんな話をしてるとえらく年寄りじみてるが(苦笑)。

それはさておき、最近、友人の家で食べてお気に入りになってしまったのが、ブロッコリー・スプラウト(ブロッコリーの芽)とベビーリーフだ。ブロッコリースプラウトは貝割れ大根のブロッコリー版。辛みより苦みが勝つ感じでシンケン(ハム・ソーセージ)や、ちょっとソテーした肉や魚と一緒に食べるととっても美味しい。これは抗酸化成分がたくさんあるとかで、TV番組でも紹介されているようだ。
ベビーリーフはそういう種類の野菜じゃなくて、レタスやハーブ類の本葉3、4枚の頃のもの。単品もあるらしいが(○○のベビーリーフ)、近所で手に入るのはまぜこぜになったもの。もしかして間引いたやつ?とも思われるが、これがまた美味しい! もし間引いたものなら有効利用だし、流通に乗せた人はえらい!

あと、昨年からはまっているのが「丸おくら」。これはどこぞの飲み屋で食べてからやみつきになった。普通のオクラと違って断面が丸くて色も黄緑色だ。その飲み屋では、ただぱきっと割った状態に塩が添えられて出てきた。これがイケル。で、探してみたら西友で見つけた。行くと夕食のメニューに関係なく買ってしまう。

いいのがあるとつい買ってしまう野菜には、このオクラと、紫キャベツ、エンダイブなどがある。ルーコラ(ロケット)も安いと手が出る。この手のちょっと苦みのある"葉っぱ"がとにかく好きなのだ。その意味では壬生菜や水菜がいくらでも手にはいるようになったのも嬉しい。我が家では切れ込みのない壬生奈のほうがお気に入り。大抵生のままサラダにしている。

沖縄ブームでゴーヤも新鮮なのが手にはいるようになった。まだゴーヤチャンプルのまねごとぐらいしかしていないが、確かに美味しい。スナックえんどう(スナップえんどうの方が正しい?)も初めて見たときは固そうとか思ったけど、なかなかいいよね。
うーん。日本ってなんて幸せな国なんだろ。これからどんな野菜がポピュラーになっていくのか、色々楽しみだ。
2002/10/19  先頭へ

:
 2002 Oct.5:ちいちゃんのなわばり 
今、お隣が家の建て替えをしている。当然だが、お隣のご家族は猫のちいちゃんを連れて仮住まい中だ。
ちいちゃんは我が家のぴの、ぐりと同い年だ。生後1ヶ月半のぴのとぐりを連れて私たちがここに越してきたのが95年。その時、お隣の家の庭に迷い込んできたのが、ちいちゃんととらちゃんの姉弟だった。いや身体の大きさから言ったら兄妹なのだろうが、性格的にどう見てもちいちゃんがお姉さんだったのだ。一時は、ウチで飼おうか、やっぱ名前はメルロとカベルネか(←!)、猫4匹なんて大丈夫なのか‥‥等々考えていたのだが、お隣のご夫妻が飼ってくれることになって一件落着した。その後、我が家ではぴのを亡くし、隣のお宅でもとらちゃんが行方不明になるという哀しい事件があった。

ちいちゃんのなわばりは広い。うちのぐり、こるくの行動範囲は、たぶん我が家の南側に広がる生産緑地一帯と隣接する数軒程度だと思う。昔、外出した我々の後をぴのがひょこひょこついてきたことがあったが、道の途中でぴたっと止まって見送っていた。ああ、こいつのなわばりはここまでかと思ったことがある。
だがちいちゃんは心配になるほど遠くまでついてくる。その上、うっかり窓を開けていると室内でも入ってくる。「こるくかと思ったらちいちゃんだったよ!」と親がびっくりしていた(こるくもちいちゃんも黒白なのだ)。やはりちいちゃんはただ者(猫)ではない。

さて、お隣が引っ越した翌々日、私は家から少し離れた場所でちいちゃんを見かけた。その時は置いて行かれたのかとびっくりしたが、すぐに、その近所がお隣さんの仮住まいであることを知ってほっとした。猫は引っ越しても前の家を探して旅立ってしまうことがあるので気をつけないといけないと言うが、流石はちいちゃん。ぜんぜんOKだったようだ。

で、私は想像した。ちいちゃんのことだ。今の住まいを中心にふたたび行動範囲を広げていくだろう。そうしたらそのうち、前のなわばりと重なる場所に行き着いて、ちいちゃんのなわばりはとんでもなく広くなるんじゃないかと‥‥。

案の定、引っ越しから1週間ほど後、元の家の敷地内でちいちゃんを目撃した。とうとう彼女はやったのだ! でもその後あまりやってこない。家が無くなっている事実がショックだったのか、新しいなわばりの足場を固めるために日々奔走しているのか、「悪ガキぐりんちのおばさん」(とちいちゃんは思っているだろう)である私にはわからないのであった。

ところで、我が家の猫たちにとっても隣のお宅はなわばりだ。昼間は工事のおじさん達が怖いので行ってないが、夜になると何かと点検している。ショベルカーから土台から材木から、いちいち匂いを嗅いでいるのでかなり笑える。その様子を見ていると、ヘルメットに見立てた黄色い小さなお椀を、子分たちの頭に載せたくてしょうがなくなるのだ。
2002/10/24  先頭へ

:
 2002 Nov.1:マツリの時を過ぎて
先日BBSにこんなことを書きこんだ。自分でも印象に残っているのでここに転載したい。最近とにかく忘れっぽくて(マジで歳である)、あの時なんか思いついたんだけど、なんだっけ??ってことがよくあるので‥‥(笑)
================================================
小さい頃に特撮を楽しんで見ていた人たちが親の代になって、子供と一緒にヒーローを応援して‥‥。そういうサイクルを迎えて初めて、物事は文化として"受け入れられて"いくのかもしれません。いいことだと思いますよ。もちろん粗製濫造が起る可能性も、アイドルの売り込みの手段として使われる可能性もある。でも「特撮」やってもちゃんとメシの種になるって分ればいい人材も集まる。スポンサーの理解も深まって冒険的なこともできるようになる。裾野が広がるっていうのはいいことですよね。
まあ、歌舞伎だって最初は大衆娯楽もいいとこだったわけだし(笑)。いや、ちょっと前の話題ですが、都々逸とかの「歌謡」も元は大衆芸能で、最初の頃はきっと識者にはバカにされてたんでしょう。サッカーのJリーグが出来た時も、コミケが一般化した時もみんな同じだと思うんですが、たぶん物事が市民権を得る時って、旧来のファンが思わず眉をひそめたくなり、全く関係無い人は「なんやねん、あれ?」って思うような、「マツリ」の時が来るんですよ、きっと(笑)。特撮界のそれが、たぶん、2000年のクウガから2001年のガオレンジャーにかけて起ったんでしょう。
================================================
さて、私的にも、特に何かを始める時など異常に盛り上がった気分になることがある。それはもう永遠に続くかと思うようなお祭り気分なのだが、せいぜい1年持てばいいほうで、数ヶ月ということもある。
私は昨年6月にDB小説を書き始めたが、当時はなんと週に2本の割で書いていた。「私はロボット」なんて2週間かかってない。今考えると信じられないスピードだ。これも一種の「マツリ」気分だったのだと思う。龍球戦隊も最初の頃は妙に早く書けた。13話も8パートを20日ぐらいで書き上げている。だが今は1パート1週間はかかってしまうし、時にえらく苦しい時もある。とはいえ私の小説は、自己満足が最大の目標なので(笑)、書き上がった自分の作品はけっこうスキで、だからまた書こうという気になるのは救いだ。

マツリが過ぎた時に思うのは、自分は飽きっぽいのでは‥‥という罪悪感とか、寂しさとか、そんな感覚だ。でも、それは、ラバランプさんがBBSにカキコ下さったように、「定着した」と考えるのが正しいのだろう。結婚した当初の色んな新鮮さが、だんだんに日常になっていくような。それはそんなに悪いものじゃない。当時の情熱を覚えてさえいれば、同じ情熱を持ち続けなくてもいいというか、そんな感じで‥‥。情熱もそれはそれでストレスなのは確かだし(笑)

実は最近、ネットをうろうろしていたら、体調(精神面含め)を崩したのでサイトを閉鎖します、といった案内の出ているサイトに立て続けに二つ出会ってしまった。どちらもたまたま通りかかったサイトなので事情はよくわからない。確かに、更新しなきゃというプレッシャーにも襲われるし、サイトを持っているのもけっこう大変なことだ。
昔「世の中、長く続けることと、きれいに平和に終わるのは難しい」と言った友人がいたけど本当にそうかもしれない。あ、ここサイトはラクして更新!を目標に構築してあるので、管理自体はまったくラクだ。どうぞご心配なく。その上、人間関係にはこれ以上ないほど恵まれているし。これには心から感謝‥‥である。問題はひたすら小説を書く方だよね‥‥。ガンバレ!(笑)

マツリの時が過ぎても、一歩一歩、ムリのない範囲で、でも地道に続けていく。マツリの時の気持ちは忘れないけど「あの時はよかった」という形では思い出さない。どんなものでも必ず定常な状態になろうとするものなら、今の定常な状態を楽しもう。そんなふうにやって行きたい。そうやって、りあさんやあきさんのように、長く創作を続けていきたいものだと思う。
2002/11/1  先頭へ

:
 2002 Nov.2:機能性ヨーグルト
ちょっと前、NHKの「クローズアップ現代」でヨーグルトを取り上げていた。食品業界への信頼が全面的に落ちているこのご時世に、機能性ヨーグルトは売り上げが順調に伸びているそうだ。それというのもいろんな腸内細菌の存在と機能が明らかになってきた(企業が一生懸命発見した)ことが理由らしい。

ヨーグルトは食品だから、パッケージに「○○に効く!」と書いてはいけないらしい。だから「LBXX」とか「BBXX」とかって書いてあるだけで、それがなんなのかはわからない。ということで昨日、近所のスーパーで乳酸菌の名前の入っているヨーグルトを4種類買ってみたら、夫が少し調べてくれた。

で、彼が見つけてくれたリンクが以下の二つ。
「ヨーグルト三昧」「市販のプロバイオティクスヨーグルト」のページ
「あるある大事典 第295回」

その他ネットの情報をまとめると、大抵の乳酸菌は普通に腸の調子を良くすることがメインだが、
ロイテリ菌、LGG菌、LC1菌、そしてヨーグルトじゃないけど忘れちゃならないガゼイ・シロタ菌は、免疫力を高める効果があって、マジに良さそうな感じだ。
ロイテリ菌はチチヤス、LGG菌はタカナシ、LC1菌はネスレ、ガゼイ・シロタ菌はヤクルトである。ヨーグルトと言うと頭に浮かぶあの商品じゃないのね。やはりイメージだけでものを買ってはいけない。

機能性ヨーグルト流行のきっかけになった明治のLG21も、ピロリ菌(これは悪い菌。胃痛を起し胃ガンの一因とまで言われている)をやっつけるというのが売りだし、カスピ海ヨーグルトが流行ったのも、カスピ海ヨーグルトに含まれるクレモリス菌に、抗ガン作用があるという機能が発見されたからだそうだ。

昔見た「特命リサーチ」で、太平洋の島国の住民の腸内細菌の話をやっていた。彼等の主食はイモで、タンパクが圧倒的に不足している。なのに彼等の筋力は凄い。色々調べてみたら窒素や尿素のアンモニアを腸内細菌の作用でアミノ酸に合成しているらしい。これを見た時、腸内細菌ってなんて凄いんだ! と思った。
そして腸内細菌には善玉菌と悪玉菌があるが、実はかなりの割合を日和見菌が占めていて、悪玉菌が優勢になるとそいつらが悪さをし出す‥‥という話にもぶっとんだ。それはコワイ。まるで人間のようだ(笑)

とにかく人間の身体がもともと持っている機能を活用するってのは、実にいい感じだ。よーし、ヨーグルト、食べるぞー! (って、そんなにアイスクリーム入れて喰うのよせ!)
2002/11/4  先頭へ

:
 2002 Nov.3:毛色が似れば友達?
前に登場したちいちゃんと、またご近所で遭遇した。あいかわらず元気そうだ。
ちいちゃんは子猫の時からとても気の強いお姉ちゃんだった。女の子なのにのら猫に敢然とケンカを売り、そのあとを弟のとらに引き継ぐという凄い作戦を使った。今は亡きとらちゃんは、我が家のぴの、ぐりと同様、背中がキジ腹が白の、身体も頭も大きくてがっしりした猫だった。ぴのもけっこう大きい猫だったが、とらちゃんには負けた。まあ、アタマがでかいとこは似てたかな。

とらちゃんは性質的には穏やかで呑気だったが、姉ちゃんに鍛えられたお陰で、若い頃からけっこうたくましく、猫のコミューンの中では名前が売れていた。
ある日、ぐりがヨソ猫と対峙しているところに、ぴのがひょいと顔を出したら相手が逃げていったことがあった。ぴのは弱いというより喧嘩するという発想の無い猫だったから、相手が勝手にぴのをとらちゃんと間違えたんだと思う。それ以来「とらの威を借るぴの」という用語が生まれた。

ところで、強いとらちゃんと、ぴのとぐりはとても仲がよかった。全員男だから本来なわばり争いをするはずなのだがとにかく仲良しで、いつもなんとなく一緒にたごまっている。まあ去勢しているせいもあったとは思うが、2歳にもなった雄のキジ猫三匹が寄り添っているのは、かなり微笑ましい光景だった。
これは友人も言っていたのだが、毛色の近いネコは割に仲がいいんじゃないかと思うのだ。ご近所でも我々がギャング団と呼んでいる茶白とグレーのコンビがいたのだが(いや、二匹して強いのだ)、その茶白が別の茶白に優しくしているのを目撃したことがある。のしかかっていなかったからオス同士だとは思うのだが(笑)

で、気の強いちいちゃんだが、彼女も同じ黒白猫のこるくにはあまりつっかからい。キジ猫のぴのとぐりは子供の時からやたら威嚇されて怯えていたのに‥‥。まあオスだから近寄って欲しくなかったのかもしれないが(笑) まさか、こるくを女の子と間違えてたりしないだろうな‥‥(笑)

小さい頃は弱っちかったぐりも、今はちいちゃん相手に動ずることはない。困ったことに小さい頃のウラミか何かしらないが、ちいちゃんを見るとつい威嚇のポーズになってしまう。ちいちゃんは車の下などに逃げ込んで果敢に叫び返す。そうすると我々が出ていって、「ぐりっっっ」と怒るのである。
ぐりもぐりで、本当の喧嘩の時にこちらが出ていくと強面に出て追っかけていくが、ちいちゃん相手の時に見つかると「あっしはなんもしてませんぜ」という顔をして戻ってくる。その落差は笑える。だが、女の子相手にいい加減にしろ!と言いたいのも事実。やはり、猫でも三つ子の魂百までらしい。
2002/11/9  先頭へ

:
 2002 Nov.4:風邪対策のユーカリオイル
急に冷え込んできたせいか周囲で風邪をひいている人が増えてきた。こちらにいらして下さる方の中にも風邪で寝込んだor寝込んでいる方もおられる。ということで私的風邪対策をひとつ。
人から話を聞いたりして、私の頭にできている風邪のイメージはこうだ。あまりきちんと調べたものではないので、話半分に読んで欲しい。

風邪とは、風邪ウイルスとブドウ球菌等々の細菌のダブル攻撃だと認識している。基本的にはまず風邪ウイルスが体内に入る。本来、普通の抵抗力があれば風邪ウイルスはやっつけられるハズなのだが、ダメだとそいつが暴れ出す。で、まずます体力が落ちる。そうするとそこに細菌がやってくる。細菌は普段も口から体内に入っていてやはり人体はそいつらをやっつけているのだが、ウイルスで弱っているために細菌にもやられてしまうわけだ。

ここで大事なのはウイルスに効く薬はないということ。俗に風邪を治す薬がないというのはそういう意味だ。ウイルスをやっつけられるのは自分の身体だけなのだ。でも細菌は薬(主に抗生物質)でもやっつけられる。

龍球戦隊で考えれば、自分の身体がオズリーブス、風邪とはスパイダルの攻撃、ウイルスは怪人、細菌はアセロポッドである(おい!)。で、細菌=アセロポッドは薬=特警でもやっつけられるが、ウイルス=怪人は、自分=オズリーブスでないと倒せないというところがポイントだ。風邪をこじらせてしまった‥‥とは、オズリーブスがもともとダメージをくらっていたり、怪人がえらく強力だったりして、アセロポッドにもいいようにされている状況を指す(←おいおい!)

風邪で医者に行って抗生物質をくれるのは特警の援護である。うがい薬や喉に吹き付けるタイプの薬も援護射撃。細菌アセロポッドは咽喉で暴れるのがスキなのでそいつらを倒しているわけだ。そして、オズリーブスである自分は怪人打倒に集中するわけである。

ということで私の風邪対策。
外から帰ったら、よーくうがいをするというのは本当に効果があるようだ。あと私がやっていて実際に効果がある!と思えるのはユーカリオイルを焚くこと。ユーカリオイルは非常に殺菌力が強い。オイルの成分が室内に広がると、室内の空気中のブドウ球菌などを高い割合で殺してくれるそうなのだ。
これは体質にもよるのかもしれない。私の風邪はたいてい喉が腫れるところから始まって発熱し、後半で咳や鼻水に移行して終わる‥‥ので、私は細菌に弱いという推測もなりたつ。となればよけいユーカリオイルはベストマッチだ。

アロマランプはいくつか試してみたが、ロウソクタイプはロウソクが高くつくので、購入されるなら電気のものをどうぞ。ただ多くが壁のコンセントに付けるタイプなので、テーブルタップしか電源がないという方は気を付けて。ユーカリオイルはエッセンシャルオイルの中では安い方だが、それでも場所によっては10cc満たない量で1000円近くするかもしれない。私は、千葉の大多喜にあるハーブアイランドの通信販売で購入している。そこだと100ccの大瓶で3000円ぐらいだ。

ただしハーブアイランドはインターネットでは商品販売をしていない。FAXか電話での注文になるのでまずカタログを取り寄せよう。一応電話をして聞くのがいいが、私が先日取り寄せた時は、200円切手を「通販商品カタログ希望」ということで送ればカタログを送付してくれた。商品の注文は5000円以上なら配送料無料だ。ちなみにアロマランプも売っている。今見たら、壁付けだけでなくコードタイプで机や床に置けるタイプもあった。えらい。

ユーカリオイルはメンタムのような香りで最初はちょっとキツイかもしれないが慣れればなんということはない。最初はそこらの店頭でちょっと試してみるといいかもしれない。ポピュラーなオイルだから何処でもあると思う。洒落たランプなどなくても、ティッシュに少し振りかけてそこらに置いておくだけでもいい。

仕事をしていると風邪も引いていられないということはハッキリ言って多い。特警や警察との協力体制のもと、ぜひ効果的に風邪スパイダルを防御or打倒してほしい!
2002/11/16  先頭へ

:
 2002 Nov.5:アクションシーンとバランス
今週はやっとこ25話を書き終わった。毎度のことだが(笑)、苦労している。

私は文章がぱっぱっと頭に浮かぶタイプではない。まず頭の中に絵コンテが生まれてそれをノベライズしていく感じになる。だから、何を書くにしても時間がかかるというか、あまりスムースにいかない。そしていつも時間がかかって苦労するのがアクションシーンだ。
アクションシーンを見るのはキライじゃない。面白い演出が入ってると巻き戻して見たりもするし、JACの方にチェックを入れてたこともある。まあヒーロー番組が好きってことは「悪がぶっとばされる」とか「主人公がカッコ良く戦う」ってことが好きなわけで、暴力反対を唱えるつもりもない。

ただ、自分は小さい頃からスポーツが苦手で、格闘技などやったこともなければ見ることもない。小説を読まない、映画やTVドラマも見ない、そしてゲームを一切やらない人間なので、格闘シーンを読んだり見たりするコトが少ない。
ヒーロー番組を見るにしても、少し前の作品だと変身するといきなりビデオを早送りしたりしてた(殴!)。あ、最近のヒーローものは変身後もけっこう重要なセリフがあったりするので、そーゆーことはしない。でもまあ、巨大ロボが出てくると早送りを‥‥(こら!)

そーゆー人間がアクションシーンを書くのはかなりお門違いな状況だと思う。だが、平均的な女性ネット作家さんに比べると、私の小説にはアクションシーンが多い‥‥ような気がする。

これは全て私の「バランス」感覚によるものだと思う。変身ヒーローものならこのぐらいの量のアクションシーンが入ったほうがいいだろう、という私的感覚があるのだ。
ヒーロー番組でアクションの無い話もたまには悪くないが、それが頻繁だったらまずかろう。素顔シーンが多くて、どれだけ「大きな(お姉さんの)お友達」が喜んだとしても、それはやはり「ヒーロー番組」の本質ではないと思うし、作り手が「これが本質」と考えているところ以外の部分をターゲットにするファンにあえて媚びる必要はないのだ。

とゆーことで、自分の感覚に縛られてヘタなアクションシーンを書き続ける私はバカかもしれないし、間違い描写がいっぱいあるアクションを書くのは、むしろよくないのかもしれない。それに考えてみれば、戦隊ものだってゆーのに、ロボットが出てこないのは許せるのかと言われると、一言もない‥‥。いや、ロボット難しいです(苦笑)。でも、26話はリーブロボ大破で終わる予定なので、書かねば‥‥。 とかなんとか悩みつつ、今後も私はこのバランス感覚で書いていくのでしょう。プロじゃなくてよかった‥‥(滝汗)。

ところで、1話(1回のアップ分)に複数のシーンを入り組ませるのも実はわざとやっている。
「===***===」というセパレーターはシーンの切れ目に置いているのだが、私の過去作品でこれが一個も出てこないのは珍しい。「私はロボット」だけは1話で1シーンを意識したので別だが。これも、読み手の集中力が切れない量はこのぐらい?という感覚に基づいていたりするのだった。
2002/11/24  先頭へ

:
 2002 Nov.6:パソコンいろいろ
今週は月曜日にいきなりノートパソコンを買った。主人の父のためだ。父は昨年末から千葉市のパソコン教室に行ったのがきっかけでパソコンに触るようになった。今まで私の古いノートを使ってもらっていたのだが、最近デジカメを触り始めてスペック的に間に合わなくなってしまったのだ。もともと油絵を描くなど芸術方面で多趣味な父が、フォトショップElementを触ってみたーい! と思うのは必然。こうなったらクリスマスプレゼントである。
色々見ている時間もないので、ネットであっさりと「エプソン・ダイレクト」の廉価版A4ノートを購入。安いと言ってもCPUは1.4GHz。私のマシンの2倍のスピードだ。私はなんとなく「エプソン・ダイレクト」のファンで、私と夫のデスクトップ・マシンもここで買っている。

で、最近のネット販売でよくあるコンビニ支払いにしてみた。Operaを買った時と同様に画面に表示されたバーコードを印刷してセブンイレブンに持っていく‥‥というパターンである。手数料はいらないし、払った翌日には確認のメールが来るし、なにより24時間いつでもOKだし、銀行振込よりぜんぜん便利だ‥‥。
だが、コンビニの店頭で12枚の万札を出す‥‥というのは、かなり違和感のある絵柄だった。こんな支払い方法がポピュラーになったら、コンビニ強盗が流行り出すんじゃないかと心配になったりもした。銀行とコンビニでは、警備の質はまったく違うと思うので‥‥。

水曜日には、やはりいきなり(笑)バスパワー駆動MOドライブを買った。会社のマシンが、MO付きデスクトップからMO無しノートに変わったのだ。スペックが上がったのはいいが、私はMOがノート代わりなので無いと困る! ということで、仕方なく自前で用意することにした。
バスパワー駆動MOは電源をUSBから供給するから電源アダプターがいらない。今年の9月に初めて商品化した技術らしい。私が買ったのはメルコの「MO-P640USB」だが、大きさも文庫本程度。これとUSBケーブルさえあればいいんだから、持ち運びも楽勝。本当に便利だ!
店員さんの話だと、ごく希に相性の悪いマシンがあって、その場合はUSBからでは電源が供給できないらしい。購入したドライブには実は電源のジャックもある。最悪の場合は専用の電源アダプタを購入すれば普通のUSBのMOドライブとして使えるようだ。今のところ、エプソン・エンデバーのデスクトップでも、NECのノートでも、DELLのノートでも問題なく動いているので、大丈夫そうだ。

そして今日は6年ほど前に母親に買ったパソコンのOSをWindows95からWindows98にした。まあ、ほとんどソリティアマシンと化していたのだが、いつかアップしなきゃと思っていたので、丸ごと自宅に持ってきてセッティングをした。
OSをインストールし、親指シフトキーボードと1.2MのOASYSフロッピーが読めるようにする。母はずっとワープロ単体機のOASYSを愛用しているためこの作業が必須なのだが、普通にDOS/Vのマシンを使っている人ではまず意識しないことだろう。
ちなみにDOS/Vマシンで親指シフトキーボードを使う場合、純正だと日本語変換としてOAKを使うハメになると思う。だがSUNICOMという会社のフリードライバによってIMEでも親指シフトキーボードを使うことができる(ATOKで使えるかどうかは未確認)。これはかなり便利だ。
その後、OASYSその他のソフトも必要最小限にカスタマイズしてインストール。なんせHDが1Gしかないので。低いスペックのマシンだから反応も遅い。でも歳を取った人間がゆったりと使う分にはOKだ。インターネットだって動画でも見ようと思わない限り充分だろう。だいたいネットは回線スピードの方が問題なのだから‥‥。
私はボード上のパーツをいじることはできないが、OSを整理して入れ替えただけでも古いマシンの寿命はちょっと伸びる。この瞬間がけっこう嬉しい。最近パソコンは使うだけ‥‥になっていたが、やっぱパソを構うのは楽しいなぁ(笑)
2002/11/30  先頭へ

:
 2002 Dec.1:金のかからない娯楽
今、私がやっているような「個人サイトで独りよがりの小説を書く」というのは、実は結構金のかからない娯楽なんじゃないかと、最近思う。

我が家は夫婦二人きりだが、お互いの仕事柄、一人一台のPCもE-mailもインターネット環境も必須だ。となればどっちにしろプロバイダと契約するから、必然的にHPのエリアはついてくる。今日日、ADSLにしたとしても月4000円程度で要求は満たされるだろう。ちなみにこのサイトは諸事情があって独自ドメインを取っているため、サーバーが月2,500円、不足分&予備のASAHIネットが月800円、あとYahooBBの3,000円。まあ普通のケースと比べるとサーバー代だけ余分というところだろうか。

そして、小説を書く方はまったく無料だ。プロだったら資料や取材で色々大変なわけだが、自己満足で書いているのでそういうものはかけない(こら!)。せいぜいネットで調べる程度。そのうえ画材もいらない(笑)。ひたすらに私の時間が消費されていくだけ‥‥。まったくローコストの時間つぶしである。

じつは我が家に常時接続環境が入ってから、夫婦二人の相違がひとつ明確になった。
夫はどちらかというとコレクターで、つい何かを集めたくなるタイプだ。我が家に眠る100本以上のワインしかり、大量のCDの山しかり‥‥である。そんな夫にとってネットで検索して買い物できるというのは非常に魅力的なようで、最近土日は何かしら荷物が届く(笑)。まあ、マジメなコレクターとちょっと違うのはきれいに取っておくということにあまりこだわりがないことだろうか? 彼にとっては、酒は飲むため、音楽は聴くためなので、1本数万のワインでも、気にせずあっさり飲んでしまう(流石に空き瓶はとってあったりするが)。

で、私の方はといえば自分でも驚くほどモノに対して頓着がない。歳を取るにつれてそれがエスカレートしてきた気がする。だから買い物は私にとっては"娯楽"にはならない。まあネット巡りをあまりする方じゃないセイもあるだろう。私にとってはまだまだ、ネットは「調べる」ためのもので「楽しむ」ためのものではないようだ。

ということでヘボ小説を書くのは、私にとっては金のかからない娯楽らしい。だがこの娯楽‥‥。書いている最中もう少し気楽になれないものだろうか?(苦笑) BBSで語った色んなことをなんとか形にして50話作りたいと、半分意地のようになっているからいけないのかもしれない。まあでも、途中を飛ばしたりせずにきちんと50話書けたら、きっと凄く嬉しいだろうなぁと思うと、やっぱり頑張ろうかなという気になる。試合や発表会や展示会や‥‥シュミの世界でそういうものを抱えている人はみんな同じなんだろう。
しかし、それにしても、26話‥‥。ぜんぜん考えがまとまらない‥‥(大汗)
2002/12/6  先頭へ

:
 2002 Dec.2:雪とカイロ
なんかハリケンジャーのタイトルのようだが(笑)、昨日、千葉市は初雪だった。朝起きてみたら真っ白である。雪の多い処にお住まいの方にしてみれば、子供だまし程度の雪でも、首都圏ではいろいろおおごとだったりする。
末息子(猫)のこるくは1時間半の間に15回は玄関でわめいたと思う。出たいらしいのだが、ドアを開けるたびに、外気の寒さに負けて逆戻りしてしまうのだ。なのに5分ぐらい経つと再び喚く。懲りるということがないのか、それだけ経てば状況は変わっていると考えるのか、よくわからないが。あんまりうるさいので、ちょっとだけ閉め出してみたら「入れろーっ」と大騒ぎした。

「親分! 天気よくしてくださいよ! 親分でしょっ」
「んなこと言われても」
ここはスペースコロニーじゃないんだから。

ということで、今朝は今シーズン始めてカイロを用意した。みなさんがカイロと言って連想するのはやはり使い捨てカイロだろうか? "使い捨て"というからには"使い捨て"じゃないカイロはあるハズだが、数年前に使い始めるまで私も見たことがなかった。

わざわざ探してまで"普通の"(いや、今は既に使い捨ての方が普通かもしれない)カイロを買ったのには理由がある。夫が心臓の調子が悪くなり冷えると動悸が妙な具合になり始めたこと。加えて私も歳で冷えに弱くなってきたのか、もともとけっこう辛かった生理痛が冷えると倍増するようになった。双方ともカイロを患部にあてると非常に具合がいいのだが、"使い捨て"カイロを大量に使うのはどうも気になる。

ちょうどそんな頃「通販生活」で「シベリア向け強力白金カイロ」の記事を見て、そこまで言わないから普通の白金カイロを買おう! と思って近所のホームセンターを探し回った。いや本当に探し"回った"。だいたい店員さんが「白金カイロ」という名前自体を知らないのだ! 我々の行動範囲に、当時ホームセンターは5件あったが、見つけたのは一番遠くにあった店だった。

だが、実際に使ってみて、これは本当にスグレモノだと思った。仕組みは(株)ハクキンのサイトに詳しいが、気化したベンジンを白金(プラチナ)触媒を使ってゆっくりゆっくり酸化させて発熱させている。火がついて燃えているわけじゃないので危なくない。
使い方は容器にベンジンを入れて(その時使うジョウゴがまたアイデアものなのだ!)、プラチナ触媒の部分を火で軽く暖めるだけで酸化の連鎖反応が始まる。継続時間は入れるベンジンの量で調節できて、満タンにすれば24時間、高温を保ってくれる。口金のプラチナ触媒の部分や中の綿は、注文すれば交換部品を送ってくれる。本体はただの金属ケースだからよほどのことがない限り二十年ぐらい楽勝で使えそうだ。

カイロに鼻先に持ってくればちょっとベンジンの匂いがするが、ポケットに入れてある分には気にならないと思う。温度低めな部屋で膝掛けの下に隠しておいたり、冷えた車でちょっと家族を迎えに行く時にシートとクッションの間に入れておいたり‥‥。ゴミが出ないと思うと気軽に使えてとっても便利だ。
2002/12/10  先頭へ

:
 2002 Dec.3:あと10日
今朝、夫を駅まで車で送る時、夫が「今年もあと10日か」と言った。
「げ、もうそんなだっけ?」
「23日、祝日だからな」
二人とも週休二日制で、年末は30日から休みなので、あと営業日は10日しかない。それが終われば年末年始の長い休みが始まる。

「あと10日で休み」と考えれば嬉しいはずなのだが、新人の研修をフォローしつつ、実運用しなければならない作業を抱えつつ、年末までに今やっている開発を一段落させたいと思っている身とするとちと辛い。夫も夫で仕事が山積みなので、二人にとってはあと10日"しかない"なのである。

昨日など、運用作業でちょっとしたイレギュラーが発生し、ばたばたと解決して、終わって思わずコーヒーを飲んでいたら、新人が私の席で取り残されていた。事件発生直前にフォローしていたのをすっかり忘れていたのだった。ごめん。

まあ、こうやってぶっとんで仕事するのも、それはそれで妙な高揚感もあるのも確かだ。私は人にものを教えるのも好きだし、プログラムを作るのも好きだし、単純な運用作業も嫌いじゃない。この雇用不安の時代に幸せなことだ。だが、帰路にはえらく疲れている自分を発見したりする。風邪を引かないように注意しなくてはならないと思う今日この頃だ。

さて、そんな中でも素敵な出会いはある。お相手はエディタである。QXから浮気しそうだ(笑)

ちょっと前に会社のマシンを引っ越したのだけど、引っ越し先のマシンに"彼"はいた。その名もサクラエディタ。いまちょうどOracleで開発しているのだが、PL/SQLを一気にSQL*PLUSで実行してくれる機能を持っている。今まで他の人がその機能を使っているのを見たことはあるのだが、なんとなく試さずに今まできていたのだった。

今般、せっかく入ってるんだからと思ってサクラの機能を色々探索してみたら、あるわあるわ! すげぇエディタだ! 見出し機能、様々な文字コード、文字列の変換、矩形選択、キーワード色変え等、私がQXで愛用していた機能がかなり入っている。QXは設定がきめ細かすぎて少々面倒という部分があるのだが、サクラはシンプルで必要十分で、かなりいい感じだ。

SQL*PLUSとの親和性以外にサクラの方が優れいてると思うのは、SDIであることと、1行の桁数がえらく長く設定できること。データを扱う時にはQXの254桁というのはちょっと不便だった。ただ正規表現による検索や置換はQXの方が便利に思える。サクラの場合、改行マークがからむ置換がうまくできない。それにサクラの方がメモリを喰うようだ。あとQXには前代未聞の辞書引き機能もある。やはりQXも捨てがたい。まあ普通のテキストやHTMLはQX、開発やデータチェックをサクラ‥‥で使い分けていくことになりそうだ。

しかし、サクラエディタ、この高機能でなんとフリー。Linuxの様にオープンソースで開発が進められているらしい。すごすぎる。久しぶりにワクワクするソフトで、早速、ウチからもリンクさせてもらった。
2002/12/13  先頭へ

:
 2002 Dec.4:勧誘電話撃退!
しばらく前から当家では新たなる勧誘電話撃退対策を取っている。かなりの効果が上がっているようだ。今まで、平日の日中でも日に1〜2度の無言の留守番電話があった。要は勧誘電話である。それがその対策をとってから3週間経ち、ほとんど無くなった。

対策といっても簡単で、在宅していても電話に出ずに相手の声を聞いてから出るだけだ。これだけならやっている方も多いと思うが、留守番電話のメッセージを変えたのがポイントのようだ。メッセージは「勧誘電話対策のため在宅中も留守番電話が承ります。ご用の方はお名前とご連絡先をお話し下さい」というものだ。普通の留守番電話だと相手は何度でもかけてくるが、上記のようなメッセージだと、かなり嫌気がさすらしい。

もちろんナンバーディスプレイにして、知っている人の電話しか取らないという手もあるが、ちょっとした時に不便そうだし、お年寄りの中には、番号の通知非通知を頓着していない人も多い。その意味で留守番電話のメッセージ変更は手軽な対策だ。ただし、すぐに出ないので普通にかけてきた人はかったるい。だからメッセージを手短にし、かつ呼び出し音も2回と短く設定している。


ところでみなさんはNTTの「ナンバーお知らせ136」をご存じだろうか。直前にかかってきた電話の番号を教えてくれるサービスだ。1回あたり30円かかるし、相手が非通知の時はわからないし、うさんくさい電話ほど非通知や携帯でかけてくるから、あまり役に立たないかもしれないが。そしてもう一つ。Yahooの「電話帳」が便利。電話番号から会社名がわかるのだ。

昨日、午後5:30ごろ電話が鳴った。出ないでいたら、こちらのメッセージを聞いて「ちぇっ!」というえらく悔しそうな声が聞こえてきて電話が切れた。136サービスとYahooを使い、相手が東京の不動産会社であることを突き止めるのに5分とかからなかった。それで何かしようというわけではないが、けっこう痛快だった。

日頃のやりとりは携帯やメールが多く、電話はあまり使わないという方や、一人暮らしの方などは、こんな手を使ってみるのも悪くないかもしれない。
2002/12/16  先頭へ

:
 2002 Dec.5:コンタクトレンズを無くした!
今週は月曜日からお客さんとの忘年会だった。月曜日から飲み会って、けっこう疲れるものだ。まあ、それはそれでいいとして、帰りに駅のホームでいきなりコンタクトレンズをすっ飛ばしてしまったのは痛かった。風が強くて目が痛くてわたわたしていたら、ぱちんと外れてしまったのだ。ちょっと探したけど流石に諦めた。
翌日、そのコンタクトを買ったお店に行こうとしたら、店が無くなっている(苦笑)。定期点検に行ってないのがバレる話だが‥‥。で、どっかに引っ越したのかもと思い、ネット検索とかエンジェルライン(タウンページオンライン版)とか、色々調べてみたが見あたらない。どうも潰れてしまったらしい。いや、最近はでかい飲み屋でもいきなり潰れてたりするし、何が起っても不思議はないけど。

ということで土曜日に新たな店に行き、日曜日の今日、新しいコンタクトを受け取ってきたのだった。
しかし、火曜日から4日間、眼鏡で生活したけれど、やはりかなり不便なものだ。一番不便に思ったのは化粧をする時。私は0.03ぐらいの視力しかないので、裸眼のまま化粧をしようと思ったら鏡に貼り付かないとならない。ルージュは眼鏡をしてできるけど、アイシャドウとかは本当に不便だ。みんなどうしてるんだろう。
もう一つ不便なのは階段の上り降りである。今担当している定例作業で、短時間で処理しなければならないモノがある。それに絡んで4Fと5Fを行き来する際、階段を駆け下りたり上ったりする。眼鏡って視界の下の方によく見える部分と見えない部分の境目ができるので、階段の下りはけっこう怖い。いやー、気が焦る時はホントにうっとーしいのだった!

あと今週は人間ドックもあった。ウチの会社の所属している健康保険組合は35歳から毎年、半日ドックを受診させてくれる。ありがたいことだ。胃の検査も流石に慣れた。私の胃は瀑状胃という少々変わった形をしているので、バリウムを飲み干した直後がかなり苦しいのだけど、この病院のレントゲン技師は大変いい方なので、うまくフォローしてくれる。
しかし、人間ドックに慣れる‥‥というのも、反面、歳とった証だろう。でも、日頃あまり医者にいかない私は、初回の時はかなりドキドキして受診したものだ。どんなことでも経験によって、怖いものが減っていくのは、それはそれでいいコトだ。これも生活力(?)であろう(笑)
2002/12/22  先頭へ

:
 2002 Dec.6:母校の木
日記がわらわら更新されるのは、小説書きが順調でないからだろう。こういう駄文は気楽にいくらでも書けるが、小説から逃避している自分を安心させることもできるからだ。

それはさておき。

昨日は千葉はいい天気で、ありがたやーとばかりに夫婦で掃除をした。夫が窓を全部拭いてくれて、ぴかぴかつやつやなガラスの前で嬉しそうにしているので私は言った。
「よし、夕食のコンセプトは、このガラスを見ながらってことにしよう!」
「へ?」
「4:00にピザを取るよー!」
ということでまだ外が明るい時間、窓越しに外を‥‥じゃなくて窓を見つつ、ピザ&イタリアの安ワインをかっくらっている我が家であった。いいんだ、前日は自宅で1989年のワイン飲んだし(笑)。なにげに同僚の家でも大掃除+店屋物だったらしい。だよねぇ。23日の休みって有り難いもん。

そして今日。私は朝から母校の大学のキャンパスを歩いていた。この母校は私の勤務先のお客さんであり、私はここ関係の仕事を結構やっているため年末のご挨拶にうかがったのだった。

20年近く前に、私はここの工学部に在籍していた。ただ、当時の私は精神的に非常に不安定で、いい学生ではなかったし、有意義なキャンパスライフでもなかった。いまだにいい卒業生でもないし、大学時代の付き合いも続いてはいない。大学時代もう少しきちんとやっておけば‥‥というのは、割に多くの社会人が言うセリフだけど、私も例に漏れない。せめてもう少し精神的に成熟していたら、何か違っていたかなと思うこともある。

この時期のキャンパスには流石に殆ど人がおらずに閑散としている。落葉樹はもう全部枝だけで、よけい寒い。図書館前の広場にずっと昔からあったような顔をして池ができてたりするが、当時はこれはなかった気がする。かわりにあった噴水はいつのまにか跡形もない。
当時、同じ大学の学生だった夫と、空いている階段教室でよくお弁当を食べた。だけどその教室ってこんなに小さかったっけ? 記憶の中のモノを大きく感じるのは、子供の時の記憶だけかと思っていたけど、そうでもないらしい。

校舎も新旧が入り乱れて、よく知っている風景と知らない風景が交互に出現する。私の過去につながっているものと、つながっていないものが、ごちゃ混ぜになっている、不思議な気分。

昔ここに居て、今もここに居る。20歳の人間が40歳になって、人間万事塞翁が馬というか、これはこれで‥‥。甘いレモンは食べちゃえばいいし、すっぱいブドウはいつかチャレンジすりゃあいい。

お客さんの部係を出て、色々と意味不明にも納得的に、コートを持ったままでふらふら歩いた。こんな気持ちになるのは、たぶん沢山の樹木のせいだ。みんなみんな20年分でかくなってこちらを見下ろしている。人がいないから余計、木の気が感じ取れる気がする。こういう感覚が凄くスキだ。
2002/12/24  先頭へ

:
 2002 Dec.7:仕事納め
本日、私の勤務先も仕事納めだった。途中予定通りに大掃除が入ったり、イレギュラーに客先に行くハメになったりしたが、開発もキリのいいところまで進んだし、まあよしとしたい。

今の会社に就職してもう7年が過ぎている。いや時の経つのは早い。
私は「今この環境の中で自分が何を求められているか」ということを割によく考える方だと思う。雇用者である会社の立場に立った時、性差は無視した上で被雇用者である私に何を求めるか、そしてそれは妥当かどうかということだ。若い頃は「会社の要求は妥当」という結論が出た場合は(いや大抵妥当という結論になるのだが)、求められる通りにやるか、出来ないなら辞めるか、二つに一つと思っていた。最初の会社で仕事とそれ以外のバランスが取れなくなってしまったのはそのセイもあるかもしれない。

今の会社では面接で家庭を一番にしたいと図々しくも言った。その上募集年齢より5歳以上も歳を食っていた私を雇ってくれたのには半分驚いたものだ。その後、紆余曲折の末、今の範囲まで仕事は広がり、前の会社より大変になっている気もする。だが、自分が時間をかけて納得して広げていったことだし、今は「できる範囲でやればいいや」という力の抜き方も覚えたので、会社にとっても自分にとっても、いい感じで仕事が出来ていると思う。ただ仕事とサイト管理に重きが置かれて、家庭生活は3番目になっている気がしなくもない。夫よ、ごめん(苦笑)


さて話は変わるが、昨日はちょっとドキドキしていたことがある。うちのコンテンツは半分がASAHIネットに置かれているのだが、一昨日の夜、そのパスワードが突如使えなくなったのだ。当然ホームページのアップロードもできない。正月にこれじゃ困る!と焦り、至急のFAXとメールを送った。 昨夜になって担当者からお詫びの連絡があった。少し前に私が、一旦依頼したオプションの取消しを頼んだのだが、その処理の際、担当者のミスがあったらしい。結局夜10:00ぐらいまで対応してくれて、色々元に戻った。本当にほっとした。

そして失敗をした時こそ人や会社の真価が問われるなぁとも思った。この対応のおかげで、私は改めてASAHIネットを使っていこうと思ったのである。担当者もこれですっきり年が越せるだろう。
とはいえ、同じ人に対して失敗を繰り返すことだけはダメだ。Aさん相手に1度、Bさん相手に1度ならまだ許される。でもAさん相手に2度は絶対ダメ。それで失墜した信用を取り戻すのは、本当に長い時間がかかるものだ。
2002/12/27  先頭へ

:
 
(次の日記) (戻る) (Oz's Leaves TOP)